■ 新しいポディウムアイス(2019年モデル)は「洗いやすさ」だけでも買い

キャメルバックのポディウムシリーズが2019年にモデルチェンジしました。
キャメルバックといえば、保冷能力の高さと、飲みやすさが売り文句でした。

私も以前は保冷能力を売り文句にしているポーラーボトルを使っていたことがありましたが、ポーラーボトルと比較しても保冷能力は確かに高かったです。

また一般的にドリンクボトルは

  • 飲み口を引き出す
  • ボトルをプッシュして飲む
というツーアクション必要なのですが、キャメルバックは飲み口を引き出す必要がなく、飲みたい時にボトルをプッシュするだけで飲み物が吹き出してくる、という優れもの。
この使い勝手の良さにもいたく感動したものです。





ただ、旧型のキャメルバックの一番の難点は、「洗浄し辛い」ことでした。
飲み口を洗浄する為に部品を分解するにも強い力が必要でしたし、分解したとしても複雑な形状からとても洗いやすいとは言えず、頑張って洗浄しても飲み口の中にできてしまった黒カビが、なかなか落とせませんでした。

まー、ストレスフルでした。



■ 旧製品(ポディウムチル)を1年使うとどうなるか



ここで恥を忍んで、旧製品を1年使うとどうなるかをご紹介したいと思います・汗
ちなみに旧製品はポディウムチルですが、飲み口はポディウムアイスもチルも共通だそうです。

いちおう自己弁護はしておきますが、ライド後は必ず毎回洗浄はしていました。
洗わずに1日放置しておく、みたいなことは厳禁。
にもかかわらずコレ、ということでご笑覧いただければと。


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旧製品の飲み口です。(逆さまになってますが)
最初はこの飲み口を外すのができませんでした。

めっっっっっっちゃ
固いんです。

私も握力のない非力な男ですが、女性だと外すのは結構大変なのでは?

この時点で黒カビがうっすら見えていますが、まーこの位は可愛いもんです。


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ぐりっ、とこじって部品をほじくり出すのですが、これも力が必要です。
これもなかなかできませんでした。
写真だと薄っすらしているので気づきにくいですが、こじって外す際に、(写真だと上部の)根元を強く摘む必要がある為、圧迫されてプラスチックに白い筋ができてしまっています。
そこまで力を加えないと外れないというのは、どうなんでしょ。


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ほじくり出した部品です。
まー、
汚いです。

ここまで黒カビがついてしまうと、もう漂白剤につけても取れません。
毎回とは言いませんが、かなりこまめに漂白剤に漬け込む位のメンテナンスしておかないと、遠からずこうなってしまうのでは・・・。
ちなみに旧製品を使っていた1年の間に漬け込み洗浄をした回数はおそらく3〜4回。
四半期に一度ではぜんぜん足りなかったことになります。
週末ローディーですので、10回に一度漂白する、位の頻度ですね。

綺麗好きな方だと、月に1回(3〜4回に一度)くらいはつけ置き洗いやってるんですかね・・・。

最近は爪楊枝でごりごり削ったりしてますが、もう綺麗にすのは無理ですね。


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中もこんな感じです。
この部品は小さい為、この中を洗えるようなブラシ我が家にはありません・・・汗


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こちらの部品もうっすら内側に黒カビが。
ここは段差も多く細いのでなかなか内側は洗えません。


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飲み口の部品が差し込まれていた受け側。
ここも細い為、中をなかなか洗えません。
つけ置き洗いしかできませんので面倒です。


おそらく、黒カビが根を張る前に、こまめにつけ置き洗いをしていればここまでにはならないのでしょうが、さすがに毎回全部品を外してつけ置き洗いをするのは面倒で、私には無理でしたね。

旧製品の唯一にして最大の不満点でした。



■ 新しいポディウムアイスになって、どれだけメンテナンス性が上がったのか 


2019年の新モデルは飲み口が分解し易くなってメンテナンス性が上がったという話でしたが、今回は「本当なの?」という点を検証してみます。


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まず飲み口はこんな形になってます。


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ひっくり返したところ。


分解する為には、まず裏側の部品を2つ外します。
これはとても簡単に外れます。


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この輪っかみたいな部品が、どんな役に立っているのかは今だによく分かっていないのですが・・・。
試しに輪っかなしで使ってもみたのですが、特に違いがなく。
何なんでしょうね。


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続いて飲み口を外しにかかります。
ここだけは力技です。
この黒い部品をぐいぐい押し込んで外すだけです。

先ほど外した灰色の部品が着けたまま押し込んでも良いですし、この黒い部品を指で押し込んで外してもどちらでも良いです。
力は必要ですが、旧製品の部品を外す時に比べたら楽チンなものです。
灰色の部品がついたままの方が、個人的には力をかけ易かったです。


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こんな感じで外れます。

続いて飲み口です。
まだまだ分解できます。


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この白いゴム部品も外れます。
これもそれほど強い力は必要ありません。


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旧製品でもそうでしたが、この白いゴム部分に黒カビが付き易いんですよね。
あとこれは使う側の問題ですが、補給食を食べている時に、この飲み口に口をつけて飲んだりすると、補給食のカスが部品の間に入り込んで取れなくなったり。


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ま、何か食べている時は特に、口をつけないようにして飲めば良いだけなんですがね。


キャメルバックの一番の特徴である飲み口部分を見てみます。


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薄いゴムの膜がありますが、ここに切り口が入っていて、ボトルをプッシュすると飲み物のが吹き出してくるのですが、プッシュして圧をかけないと、ひっくり返しても溢れることはないという、絶妙なさじ加減。
よく考えられています。


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裏側から見たところ。
見ていただくと分かりやすいのですが、筒状の穴の中に膜を張った、というシンプルな形状に変わっています。
この為、普通のスポンジでも洗い易くなっています。


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飲み口を差し込む側。
段差や凹凸も必要最小限になっており、こちらもスポンジで普通に洗えます。


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全てバラしたところです。
全体的に構造がシンプル、フラットになっています。
その為、とても洗い易くなっています。

また繰り返しになりますが、分解もし易くなっていますので、ライド後に毎回分解してスポンジでわしわし洗うのがそれ程ストレスになりません。

で、過去の反省を活かして数回に一度、つけ置き洗いもするようにしています。

普段会社に持参しているサーモスボトルの部品と一緒に洗うので、こちらの漂白剤を愛用しています。




キッチンハイターなんかと違って、匂いがきつくありませんし、肝心の洗浄力も抜群ですので重宝しています。



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こんな感じで、100均で買った風呂桶に放り込んで漂白しています。

こればっかりは私の勝手な思い込みかもしれませんが、部品の形状がフラットになったおかげで、漂白剤が満遍なく行き渡るおかげか、漂白剤を使った際の洗浄効果も旧製品よりも上がっている気がします。
旧製品だと漂白剤でつけ置き洗いした後でも、内部に黒カビが残っていることがよくありましたので。

とか言いつつ、1年後には同じように黒カビだらけになっていたりして・・・汗

頑張って月イチくらいの頻度でつけ置き洗いしてみますかね・・・。



さておき。
2019年にフルモデルチェンジしたキャメルバックのボトル。
保冷能力、飲みやすさ(ワンプッシュ)、高いメンテナンス性と他社製品に対する売り文句が3つになり隙がなくなったのではないでしょうか!?





ま、その分お値段は高いですが、それだけの価値はあると思いますので、オススメです。





 

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