■ 今の自分に最適なスプロケットとは

ピナレロ GAN Sにステップアップして、フロントが50×34Tから52×36Tへ、リアが11-32Tから11-28Tへとがらっと構成が変わりました。

以前であれば峠道以外では常にフロントはアウターにしたまま、リアの変速だけでほぼ対応できていたのが、ピナレロに乗り換えてからというもの、フロントをインナーにしてリアで変速したほうが楽なケースが多くなってきました。
当然下りになるとフロントはアウターに入れるわけで、フロントの変速頻度も以前より増えることに。





それで大きな不満でも?と聞かれると、そこまでではないのですが、一度気になると気になって仕方ないわけで。

今までもリアスプロケットの交換は行っていましたが、晴れてクランクを外せるようになり、チェーンリングも換装できそうだな、という目処が立ってきましたので、一度きちんと考えてみることにしました。


フレーム清掃のついでにクランクを外してみた(メンテナンスの勉強) : 昔チャリダー今ローディー



■ それぞれの組み合わせを比較してみる

まず、現在の構成でケイデンスとスピードがどのようになっているかを改めて確認してみます。

1. フロント(36 / 52T) + リア(11-28T)

sc_1128T


折角なので自分がよく使う速度域に色をつけてみました。

  • 20km/h〜25km/h・・・薄い水色
  • 25km/h〜32km/h・・・青
  • たすき掛けになるので使わない組み合わせ・・・赤
最近ロングライドに出かけた際に巡航速度域ではケイデンス85が最も「心地良い」と感じています。
無風、追い風、路面の状態が良い、みたいな状況だとケイデンス90あたりでくるくる回すことが多いですし、逆風や緩やかな登り(斜度1〜2%程度)だとケイデンス80あたりで回すことが多いです。

ケイデンス85で見てみると、フロントインナー(36T)にすれば、26km/h→28km/h→30km/h→32km/hとおおよそ時速2km刻みになりますので、そりゃ走りやすいと感じるのも当然ですね。

フロントアウター(52T)にしてしまうと、この刻みが26km/h→29km/h→33km/hと幅が広くなりますので、「アウターにすると融通が利かない」という印象です。

ピナレロに乗り換えた時の第一印象は「ペダルがくるくる回る」だったのですが、しばらく乗っていると「何かペダルが重いかも」という印象に変わっていったのですが、その理由がこのあたりにありそうです。
フロントをアウターにしてしまうと、ギアを一枚上げただけで一気に「重く」なってしまう為です。

最近はフロントをインナーにして走るケースがむしろ多くなってきたこともあり、また「ペダルがくるくる回る」という印象に再び戻ったのですが。

そうなると、フロントをアウターにした時、15Tよりも上の5枚のギアが「死にギア」になるなー、というのが何となく勿体ないな、と。



2. フロント(34 / 50T) + リア(11-32T)
No_02


では昔はどうだったのかというのがこちら。
以前は巡航時に、25km/h→27km/h→30km/hくらいで使い分けることが多かったのですが、大体ケイデンスを87にすると、それ位の刻みになります。
その為、以前はフロントをアウターにするのが「心地よかった」わけですね。

ただそう考えると、現在の組み合わせでもフロントをインナーにすれば
26km/h→28km/h→30km/hと刻める上に、以前はもう一枚ギアを上げると一気に34km/hになってしまっていたところ、32km/hと更に細かく刻めるようになりましたので、現在の構成は「フロントアウターにこだわらなければ」より使いやすくなったことになります。

改めて、きちんとした知識もなく、惰性で同じような乗り方(何となくフロントはアウターに入れる)をすると「重くなった」といった誤った印象を抱いてしまうわけで、正確な理解って大切なんだな、と痛感しました。


実は今のギア構成ってなかなか良いんじゃない?と再認識したわけですが、何となくフロントアウターをあまり使わないのも勿体なく、かつフロントの変速ががちゃがちゃ多く発生するのも面倒なわけで、他の構成だとどうなるのかも比べてみることにしました。


3. フロント(36 / 52T) + リア(11-32T)

No_03

まずはこちら。
フロントのチェーンリングはそのままに、リアスプロケットだけ11-32Tに換装した場合です。
105ではありますがスプロケットはありますが、リアディレイラーの変更(ショートゲージ→ロングゲージ)、チェーンの変更、ワイヤーの調整と換装後の調整は手間がかかりそうです。

アウター巡航時は25km/h→28km/h→31km/hと、むしろワイドな構成になります。32Tが追加になるので峠は大分楽になると思いますが、ライドの8割方を占めるであろう巡航時の快適さは犠牲になりそうです。



4. フロント(34 / 50T) + リア(11-28T)

c_1128T



こちらは逆に、フロントのチェーンリングのみ換装した場合です。俗に言うコンパクトクランク化、ですね。
こちらもチェーンの変更とフロントディレイラーの取り付け位置の変更が発生しますので、少し手間です。
アウター巡航時は25km/h→28km/h→31.5km/hとあまり快適ではありません。インナー巡航を考えても今の構成の方が良いですね。
インナーローにした時は少しだけ峠道が少しだけ楽になりそうですが、この構成は中途半端なイメージです。



5. フロント(36 / 52T) + リア(11-30T)

sc_1130T


今度は、リアスプロケットを11-30Tに換装した場合になります。
インナー巡航時は、26km/h→28km/h→30km/h→32km/hと今と同じ刻みで走れる上に、インナーローが30Tとなり、峠の登りが今よりも楽になります。
おそらく換装時にチェーンは変更が必要そうですが、リアディレイラーの変更は不要ですので、チェーン交換のタイミングで実施するには「アリ」なパターンかもしれません。
ただ、フロントアウターの使用頻度が低いという問題はそのまま残りそうですが。



6. フロント(36 / 52T) + リア(14-28T)

No_04


そしてもう一つ。
今まで全く意識していなかった「ジュニアスプロケット」導入パターンです。
クロスレシオになりますので、スイートスポットが広くなります。

80rpmでゆっくり目のケイデンスにすると、フロントアウターにした際には 25km/h→26km/h→28km/h→29km/h→31km/h→33km/hとなり、まー小刻みに選択できるようになります。
85rpmでも、26.5km/h→28km/h→29km/h→31km/h→33km/hとなり、脚の残り具合に合わせてかなり自由度の高いギア選択が可能となります。
逆にフロントインナーについては平地巡航時には軽すぎて逆に使いづらくなりますが、峠道ではかなり細かく刻めますので、これはこれでアリかもしれませんね。

このスプロケットの場合、チェーンの変更も必要なく、今のまま、スプロケットだけ換装すれば良さそう、というのもハードルが低くて良いです。



7. サマリ
それぞれ、ポイント制にして表にまとめてみました。

サマリ


何となく「折角なのでスプロケットやチェーンリングを換装して楽しんでみようかな」位の気持ちで色々とまとめ始めたのですが、一番意外だったのが、現在の組み合わせ(36 / 52T +11-28T)のバランスの良さを再認識したことでしょうか。

なかなか良いじゃん、という。

さすがデフォルトで組まれているだけあって、よく考えられているんですね。

当然、スイートスポットの広さでいくとクロスレシオな組み合わせに軍配は上がりますので、14-28Tへの換装はとても魅力的ですね。
今まで全く気にしていなかったのですが、改めて検索して先人達のブログを散策すると、使っている人も多いようで。

次に気になったのは、スイートスポットとしては狭くなるものの、平地巡航の使い勝手は今と大きく変わらず、峠道での選択肢が増える11-30Tへの換装でしょうか。


で、ある意味衝撃だったのが、こうやって並べてみると、フロントは今のまま(36 / 52T)がバランス的に良いんじゃない??と気づいたことでしょうか。
せっかくクランク外せるようになったので、フロントのチェーンリング換装とかチャレンジしてみたいなー、とか思っていたのですが。

まずは試しに14-28Tを導入して、その感想も踏まえて11-30Tの導入も検討してみる、といったところですかねー。

頭が整理されて、少しすっきりしました。


 


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