■ スピンバイクにスピードセンサーを取り付けたい
我が家はロードバイクの屋内持ち込みはご法度となっておりまして、代わりといっては何ですがスピンバイクがあります。
時々奥様も利用していますが、主に天気の悪い日、ライドに出かけられない週末に私が乗るのがメインですね。
リーディングエッジ スピンバイク レビュー : 昔チャリダー今ローディー
現在は花粉真っ只中。
加えて週末は天気に恵まれない日が続いたこともあり、ここ最近はスピンバイクにばかり乗っている気がします。
リーディングエッジには最初からセンサーが付属しており、スピードとケイデンスは付属のサイクルコンピュータ(?)で確認することができます。
ケイデンスの数値は間違いないのでしょうが、スピードはかなーり大きめの数字になりますのであまり参考にはしていません。
そんな中、Garmin Vivoactive3 Music を購入したことで、Garmin の走行ログを取得することができるようになりましたが、ログはCardio として取得されますので、心拍と運動時間に基づいた消費カロリーが計測されるくらい。
何も取れなかった状況からすると大きな進歩ですが、利用頻度が高くなってくると、もう少しログ取れるようになりたいな、と思うのが人間の悲しい性なわけで。
vivoactive3 があればスピンバイクでもアクティビティ計測が可能に : 昔チャリダー今ローディー
スピードセンサーを取り付けたところで、タイヤ周長も通常のバイクとは異なりますし、何より負荷がアナログなものですので走行距離も信頼性が高いものでないのは分かってはいるのですが、絶対値として信頼性がなくとも、複数回乗った際の相対比較には使えますので、それはそれでアリかな、と。
スピンバイクに乗っている先輩ローディーのブログを漁ると、ハイガー産業のバイクにセンサーを取り付けている事例は写真付きで転がっていたのですが、リーディングエッジについては取り付けているらしい事例はあるものの、取り付けている写真などは転がっておらず。
とはいえ、取り付けている、と書かれているようなので、ここは信じて発注してみることにしました。
スピンバイク界隈では、ミノウラ のこちらのスピード・ケイデンスセンサー(コンボタイプ)一択のようですね。
スピードセンサーとケイデンスセンサーとをそこそこ離して取り付けることができ、かつ取り付けの自由度が高いのが良いですね。
■ リーディングエッジ スピンバイク(SPN-ST13)にミノウラ のスピード・ケイデンスセンサーを取り付ける
ということで、今回は大量の写真を貼り付けながら、ご紹介していきたいと思います。
まず、実際の取り付け位置を探る為にセロテープで仮止めしてみます。
この状態で、スピンバイクの前輪部分とペダルの裏側に磁石をつけてみて、実際にセンサーが反応するかを確認してみました。
前輪に取り付ける磁石については、付属の磁石ではフレームに当たって回転できない為、薄めの磁石を別途用意する必要があります。
今回使用したマグネットはこちら。
10個入りのため、まだまだ沢山残っていましたのでこちらを使います。
磁石一個だとスピードセンサーとの距離があるからか反応が悪かった為、2個重ねて使用しています。
2個であれば、フレーム本体と干渉しませんでした。
ペダルにもぺたん。
こちらは1つで問題なく反応。
仮止めした状態がこちら。
左がケイデンスセンサーで、右がスピードセンサーですね。
はっきり言って、この状態でも問題なく使えました。
電池交換時にはセロテープ剥がさないといけませんが、所詮セロテープ。
数ヶ月に一度の交換だから別に良いや、と割り切るのであれば、この状態でも問題なく使用できることがわかりました。
ま、折角ですので、もう少しきちんと固定してみたいと思います。
センサーを取り付けているプラスチックカバーを外して穴を開け、ケーブルタイできちんと固定することを目標に、まずはカバーを外していきます。
ただ、カバーを外す為には、クランクを外す必要があり、クランクを外す為にはこちらの専用パーツが必要になります。
コッタレス抜き。
普通のご家庭にはないですよね。
数百円ということで、今回はこいつも購入。
以下、使い方です。
まずはクランクに取り付けられているプラスチックカバーを細いマイナスドライバーでこじって外します。
これは簡単に外れます。
外れた状態。
ここにコッタレス抜きを差し込みます。
この状態で、シルバー部分にレンチをかけて、半時計周りにコッタレス抜きを回してクランクを抑えている留め具を外します。
こんなパーツですね。
これが外れるとこんな感じに。
今度はコッタレス抜きを反対にねじ込んでいきます。
ネジが切られていますので、黒い部分にレンチをかけて時計回りに締め込んでいきます。
こんな感じですね。時計回りに締めていきますが、黒いネジ山の半分手前くらいで「これ以上は固くて回らないっす」というところにたどり着くかと思います。
ネジ山半分くらいまで進んだ状態。
続いて、その状態で今度はシルバー部分にレンチをかけてこれまた時計回りに締めこんでいきます。
すると、最初は固いのですが、あっという間にくるくる回り、クランクがごとん、と抜けます。
はい。
あっという間に取れました。
クランクの取り付け部ですね。
続いて、ブラスちっくカバーを取り付けている6箇所のネジを外していきます。
写真のピンク色の部分です。
特に強い力がなくとも簡単に取れます。
ただ、2箇所ほど他とは違うネジが使われていますので、どこから抜いたネジなのか後から分かるようにしておくことをお勧めします。
カバーが簡単に外れました。
本体。
こんな感じになってるんですね。
あとは、ケーブルタイを差し込めるように穴を空けるだけです。
それほど厚みのないプラスチックカバーになっていますので、普通のキリなどでも穴は空けられるかと思いますが、今回は電動ドリルを使います。
何かと重宝しますので、1台お手元にお勧めです。
使用したドリルは2.5mm。
ケーブルタイと比べるとこんな感じです。
目印とかきちんと付けようかな、なんて思いましたが、プラスチックカバーの表面が滑るのと、真っ黒でマーカーつけてもわかりづらいので、おおよそ辺りをつけて穴を空けていきます。
特に下穴とか空けなくてもすんなり作業できました。
ケイデンスセンサー側はこんな感じ。
プラスチックの段差部分に沿うようにセンサーを貼り付けて、ケーブルタイを通す上下4箇所に穴を開けます。
スピードセンサー側はカバーのフチを回り込むようにケーブルタイを留める為、上側に2箇所穴を空けるだけでOK。
ケーブルタイを通すとこんな感じになります。
余りをカットすると、スッキリ。
あとは逆の手順でカバーをはめ、ネジ留めし、クランクを取り付けて完了です。
かなりしっかり固定されていますし、電池蓋も手前側を向いていますので、メンテナンスもばっちり。
ケイデンスセンサーも良さそうな位置に固定できました。
ちなみにガーミンマウントは、Garmin Edge 1030 に付属していたものをそのまま使いました。
我ながら、かなり良い出来具合だったかと思います。
写真撮影しながらでしたが、平日の夜に小1時間で作業完了しましたので、コッタレス抜きどの工具さえ準備できれば難易度は高くありませんでした。
ちなみに結果ですが、全く問題なく動作してくれています。
これから花粉の季節、梅雨の時期でもスピンバイクでのトレーニングが捗りそうです。
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