■ サドルのポジションを変更したらハンドルが近くなった
素人っぽいアホな感覚だというのは分かってはいますが、「低いハンドル」って何か格好良いんですよね。
俺、走れるぜ、と自転車が主張しているみたいな。
少し好戦的な佇まいになる気がします。
とはいえ、「体ができていない」状態で軽い気持ちでハンドルを下げても何も良いことはないと理解していますので、今まで手を出すことはありませんでした。
ピナレロ GAN S に乗り換えた際に、ジオメトリーの変更によって前傾度合いが増したようで、首や肩ががっつり凝るようになりました。
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あれから半年以上が経過し、体も新しいフレームに慣れたようで100km程度のライドでは肩や首に疲労を感じることもなくなりました。
特に目に見えて「マッチョマン」になったわけではないのですが、地味に体は順応してくれているようです。
そんな折、前回サドルのポジションを変更したことにより、明らかに「ハンドルが近い」と感じるようになりました。
偉そうですが、「少し物足りない」と感じたんですね。
少しだけハンドルを遠ざけたいな、と思ったわけですがステムの長さを変えたり、ステムを逆付けして気持ち高さを変える、みたいなのも今ひとつピンと来なかった為、思い切ってハンドルの高さを下げてみることにしました。
■ スペーサー一枚分ハンドルの高さを下げてみる
まずは無難にスペーサー一枚分ハンドルの高さを下げてみることにしたのですが、ここで盲点が。
コラムを留めているネジが星型のトルクスネジだったんですね。
ということで、大急ぎでアマゾンにて発注することに。
平日に注文して翌日に届けてくれるのがほんと有難いです。
実際に使うのはT20のトルクスレンチだけなのですが、バラで買ってもそこそこお値段しますので、まとめ買いです。
実はT10のトルクスレンチがあれば、私が愛用しているSPDペダル(PD-ES600)のカバーを外すこともできますので、ペダルメンテナンス用にも使えますので、いつかは買おうと思っていたのでそれはそれでちょうど良いんですよね。
以前 PD-ES600 を塗装した時には、このパーツを外せなかったので意外と面倒だったので、今度はきちんと外してから塗装してみたいですね。
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盛大に脇道に逸れてしまいましたが、ハンドルを下げる作業にチャレンジしていくことにします。
まずはネジの保護カバー外します。
これはマイナスドライバーでくりっ、と引っ掛けてあげれば簡単に外れます。
保護カバーを外すと登場するネジを外します。
トップキャップが外れました。
左型にあるのがスペーサーですね。
エアロな専用品ですので、格好は良いですが汎用品で代替できないのが辛いところです。
外すとこんな感じに。
指でつまんでいけば簡単にスペーサーは抜けます。
まずはステムの上にあるスペーサーを一枚だけ取った状態です。
このままではハンドルステムは抜けませんので、新規購入したトルクスレンチでハンドルステムを固定しているネジを2本緩めて外します。
あっけなく外れました。
あとはスペーサーを一枚外してハンドルステムを付け直し、スペーサーを二枚ステムの上に持ってくるだけです。
スペーサー一枚分なので、今回はワイヤーの長さ調整は特に行わないことにしました。
・・・面倒ですからね。
一枚分くらいならあまり影響もないだろう、と。
で、あとは逆の手順で固定し直すだけなのですが、改めて横から見ると微妙な隙間が。
写真だとイマイチ分かりづらいですが、結構隙間ができてしまっています。
フロントフォークは斜めにフレームに挿入されているのですが、自重なのかホイールの重さなのか、下に働く力に引っ張られるようで、意識せずに固定していくとスペースがぴったり埋まらないんですね。
ハンドルも当然固定されていませんので、ぐらぐら揺れる状態でうまいこと隙間を埋めた状態で固定できませんでしたので、面倒臭がらずに作業台に設置して作業することにしました。
はい。
断然作業がし易くなりました。
ほんと、要領悪い素人ほど、メンテナンススタンドの有り難みを強く感じます。
この状態でもう一度ハンドルの水平を確認しつつ、ハンドルステムを固定していきました。
はい。
今度はきっちり隙間を埋めることができました。
今まではハンドルステムの上はスペーサー一枚だったのが、これで二枚になりましたね。
この後さっそくローラー台で30分ほど漕いでみましたが、なかなかに塩梅は良さそうでした。
あとはロングライドで実際に走ってみてどうか、ですね。
その辺りはまた改めて。
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