■ サドル位置を前目にしたら回すペダリングは出来るようになってきた

ロードバイクのポジションって、終わることのない探求なんでしょうか。
ま、素人考えでやってるからいけなくて、プロにお任せしたら一発解決、なのかもしれませんが。
以前、回すペダリングを達成する為に、サドル の前後関係を調整しました。気づけば先月時点で4ヶ月ほど経過しており、色々と思うところがあり、またサドル の前後関係を調整してみることにしました。





ちなみに、前回「かなり」前目なポジションに設定しております。


回すペダリングの為にサドルの前後位置を調整(ロードバイクのポジション調整) : 昔チャリダー今ローディー


ポジション調整だけではなく、三本ローラーの効果もあったかと思いますが、回すペダリングに関しては数字としても結果が出るように。

3本ローラーの効果ってすごい(ペダリング改善効果?) : 昔チャリダー今ローディー


こちらの検証記事が6月ですが、その後のライド傾向を見ても、全体的にケイデンスは上がってきました。
ですが、1つだけ気がかりが。

ポジション調整以前に比べて、明らかに足が売り切れるのが早くなってきたのです。

当然、それまでと異なるポジションにすることで、それまでとは使う筋肉も変わってくるでしょうし、それまで使っていなかった筋肉であれば尚更、筋肉が十分鍛えられておらず疲労が早くなってしまうことは十分に考えられます。

そう思ってその後数ヶ月走り続けたわけですが、色々と意識しながら走っているとある1つのことに気づきました。

疲労する筋肉の部位は
「偏っている」のです。

具体的には、ライド後3時間も経つと、ハムストリングの上部、大臀筋との付け根の辺りばかりが集中的に疲労してしまうことに気づきました。
しかも、かなり局所的。


それまでの「足が売り切れる」という感覚は、ハムストリングから大臀筋まで全体的に疲労していた気がするのですが、くるくる回すペダリングを心がけた結果、
体感的には幅5cm程度の部位に疲労が集中していました。


ケイデンスを上げた走り方で、スタミナ的には大分楽な走りができるようにはなりましたが、局所的な筋肉疲労は、その他の筋肉が元気なばかりに「勿体無い」「バランスの悪い」走り方な気がしてきたのです。


position_01


ということで、前回の前目なポジション(上記写真)から思い切って10mmほど前に出してみました。
おいおい、変化をつけるにしても極端過ぎるだろ、という話は十分理解したうえですが、変化を分かりやすくするために一気に変えています。

それを言ったら、前回は一気に20mm後ろにずらしましたからね・・・。
それで4ヶ月走ってみて、ようやく変化について「一過性のものではなくポジション変更に起因するもの」が何かを総括することができる位鈍感な人間ですから、これ位の変化は何てことないかな、と。
変化量は前回の半分ですからね。

その後、ローラー台に乗ること5回ほど、ライドに出かけた回数にして2回ほどと、まだまだ総括するには早いですが、明らかにハムストリングの疲労部位が変わってきました。

変更前はマムストリングの付け根、大臀筋寄りに集中していたのが、ハムストリングの上部、大臀筋寄りの1/2〜2/3くらいに疲労部位が分散するようになりました。

では、効果的にパワーをかけた走りができるようになったのかとか、ケイデンスに変化が現れたのか、といった数値的な検証は、もっと数字が溜まってから実施しようとは思いますが、体感的には「ハムストリングをもっと全体的に使えるようにしたい」という当初の狙いには近づけたような気がしております。

で、そのポジションが最適なのか、という話になるとこれまた結論が出そうで出ない話ではありますが、こうやって定期的に変更しながら、何が自分に合ったポジション、走り方なのかを探求してみたいと思います。
1〜2ヶ月でコロコロ変えると逆に迷宮入りしそうですので、少なくとも年内はこのポジションで走ってみようかと。

ちなみに、プロのフィッティングはけちって受けてはいませんが、こちらの書籍がとても勉強になります。
ほんとは書籍版が欲しいのですが、今や廃盤で中古は高騰、電子版でしか見れないのが残念なのですが・・・。





ほんと、ロードバイクのポジションって奥が深いです。

 

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