■ 都民の森へ14-30Tでリベンジライドに挑む(トランポで脚力温存作戦)

ロードバイクを初めて、神奈川・東京近辺で目をつけた峠道。
まずはここを制覇せねば、と思ったのが和田峠と都民の森になります。

和田峠は厳しい斜度でガツン、と来る峠。
都民の森はダラダラと緩めの斜度が延々と続く峠。

この2つの異なるタイプを制覇してから、その後のことは考えようというわけです。





和田峠はかなーり厳しかったですが、何とか11-28Tのスプロケットのままで制覇することができました。


遂に和田峠にチャレンジ(28Tで上れるか不安で寝付けない) : 昔チャリダー今ローディー


しかーし、1年前にチャレンジした都民の森はあっさり返り討ちに。


遂に都民の森にチャレンジ(心が折れそうになる) : 昔チャリダー今ローディー


距離が短いと何とか誤魔化し誤魔化し登り切ることができるのですが、距離の長い峠は誤魔化しも効かず。

今回は2つの技を使って都民の森にリベンジすることになりました。

1つ目はスプロケットの交換。
今回は14-30Tで挑戦します。
28Tからもう1枚追加することで、大分脚には優しくなるはずです。

14-30Tへスプロケットを交換 : 昔チャリダー今ローディー


そしてもう1つがトランポ。
我が家から都民の森へのスタート地点と呼ばれる檜原村役場までは約50km。
基本フラットな道ではりあますが、行きで50km走った後ながーーーい峠に挑み、その後50km走って帰るだけの脚を残しておかないと、なんて考えると「もう頑張り過ぎなくても良いかも」と自分に言い訳をしてしまうんですよね。

今回は車で武蔵五日市駅まで向かい、そこから都民の森を目指せば片道約30km。帰りは下り基調になりますのでもう言い訳はできません。


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今回写真を撮り忘れたので、前回と同じ絵面ですが・・・。
早速車にバイクを積んで武蔵五日市駅を目指します。

道中特に特筆すべきことはなく・・・。

武蔵五日市駅までは、車でもバイクでも、どちらも同じく約40km。
ずっと下道を行くことになりますので、車では約2時間の道程。

ロードバイクで行く場合、途中のスリールというパン屋さんで一度軽く補給休憩することが多いんですね。


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そうすると約2時間で着くことになりますので、車を使っても時間は節約できないことに。
ちと不満。


駅前の駐車場に停車してスタート。
この日は夕方に用事があるのであまり時間的な余裕がなく、この辺りでは写真撮り忘れました・・・。

ちなみに武蔵五日市駅の前にある駐車場は、1日最大660円。
お財布に優しくて助かります。


檜原村役場までは何度も行ったことのある道ですので、特に何事もなく到着。
そこからは足つきなしで都民の森を目指しますので、写真は1枚もなく。

地味なブログ記事になりました・・・汗



■ 都民の森に14-30Tはベストフィット!!

はい。
もうこのタイトル通りでした。

都民の森は旧料金時跡を境に斜度がぐぐんっ、と上がって行きます。


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昨年の写真ですが、近くに滝のある、「ようこそ奥多摩周遊道路へ」という看板があるポイントですね。

ほんと、写真撮っておけよ、という話ですが・・・。


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ここまでは所々で斜度が8%〜10%になるポイントはありますが、それほど長続きすることはありません。
淡々とペダルを回し続ければ、スタミナさえ保てば特に問題ないはずです。


この旧料金所跡から都民の森までは約4km。
ここからは斜度がほぼ8%前後をうろつく区間となり、折り返しとなる曲がり角では10%前後をうろつくことになります。

前回も旧料金所跡までは特に問題ありませんでしたが、ここから心が折られることに。


ということで、当然ここから先はインナーロー、新たに導入した30Tで淡々と回し続けることになります。

で、どうだったかと言えば、「苦しいっちゃ苦しいけど、これなら淡々と回し続けられる」状態に。

いやー、
30T良いです。

私はライドの99%はシッティングで淡々とペダルを回すタイプなのですが、さすがに20km以上も続くダラダラ峠である都民の森では、途中でハムストリングに疲労が溜まることが多く。

今回はそんな時にギアを2枚アップして休むダンシングを続けたところ、これがまぁ快適なことに気づきました。


そうなんです。
ロードバイクを初めて早3年。

ようやく「休むダンシング」を実践することができました。
おいおい、そりゃ遅過ぎだろ、と突っ込まれそうですが・汗


ということで、無事都民の森に到着です。


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はい。
ここからようやく写真が登場です・笑


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今回は足つきなしでのクリアが目標でしたので、序盤は相当脚を休めながら走りましたので、檜原村役場から都民の森までにかかったタイムは約75分。

ローディー界隈では「相当遅いな」と言われてしまうタイムですね・汗

何でも、60分を切れるかどうかが初心者ローディー卒業の1つの見極めポイントになるそうで。

まだまだ頑張らないとですね。


とはいえ、個人的には足つきなし完走ということで大満足であります。


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ちなみにこの日の都民の森は快晴ではありましたが、気温はお昼でも3℃。
あまりの寒さに暖かい山菜蕎麦が身にしみました。


一通り汗が引いたところで、ウィンドブレーカーを羽織って下りに入ります。


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めっちゃ天気は良いですが、
とにかく寒い

もうね・・・。

あまりの寒さに震えが止まらず、握ったハンドルまで左右にグラグラ揺れる位でした。

都民の森を出てから、旧料金所跡にたどり着くまでの間、2回ほど日当たりの良い場所で止まってお日様を全身に浴びないと凍え死にそうでした。


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写真見ただけでは伝わりませんよね・・・。

もうね。
指先と足先が痺れて、感覚がないどころか痛い位でした。

この日来ていたウェアはパールイズミの5℃対応のウィンドブレークジャケットとウィンドブレークタイツ。

これと、



これですね。




インナーは0℃対応のコンフォヒートハイネックロングスリープ。




下りはこの上にウィンドブレーカーを羽織っていたわけですが、考えてみれば装備としては完全に不足してますよね。。。

この日の東京の最高気温は10℃ということで、5℃対応で十分でしょ、なんて思ってましたが、標高1000mを舐めてました。
気温3℃ですから、5℃対応のウェアで太刀打ちできるわけもなく。
しかも20kmにわたってずっと下りですから。

旧料金時跡を抜けてからも、ちょくちょく日向ぼっこして指先と足先の感覚が戻るまで休憩しつつ、何とか武蔵五日市駅まで帰還することができました。


いやー、ある意味今まで経験したライドの中で一番しんどかった・・・。




■ 30Tの効果をデータで振り返る


ということで、今の私の脚力にはコンパクトクランクと30Tがぴったり、ということが分かったわけですが、その辺りをデータで振り返ってみたいと思います。

まずはもう一度、都民の森を振り返ってみます。

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これを、今回走った時間別の高度上昇で振り返ってみます。

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縦軸が標高、横軸が時間となります。
ほぼ、一定ペースで淡々と登れていたのではないでしょうか。
特に旧料金所跡を超えた辺りからは、綺麗に直線で登れていたようです。

続いて、ケイデンスと重ねてみます。


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終盤こそ少し落ち気味ですが、それでも淡々とペダルを回せていた気がします。
終盤、がくっ、と凹んでいるところは、ハムストリングの疲労を抜く為に、休むダンシングをしていた箇所ですね。
こうやって見ると、終盤は二回しかやってないんですね。
もうちょい効果的に多用しても良かったかもです。



続いてパワーと重ねてみます。


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ケイデンスよりは幅が広いですが、それでもがくん、と落ち込むことはなかったようで。
序盤に比べると、インナーローオンリーになった終盤の方が振幅は少なくなってますね。


今回はガーミンのパワー値と睨めっこしながら走ることが多かったですが、斜度8%前後であれば、インナーローでくるくる回せば30分くらいはキープして走り続けられそうな実感を得ることができました。
斜度10%でも、10分くらいなら続けられそうな気が。
時速10kmでてろてろ走ったとしても、10分なら1.5km程度でしょうか。
そこそこの峠であれば、そこまで恐れ慄くことなくチャレンジできそうな気がします。



今回こうやって峠を登って実感したこと。
ローラー台で淡々と一定出力をキープして走り続けるトレーニングを続けることの大切さ、でしょうか。

特にレースに出るわけでもない週末ローディーであっても、峠道を走るのであれば、自分がどの程度の時間、どの程度の出力を無理なくキープできるのかを理解しておくことって、とても大切なことだと実感することができました。

今後の課題は、休むダンシングをもっと効果的に活用すること、でしょうか。


1年ぶりに都民の森にチャレンジし、今回はトランポで無事クリアすることができましたので、次回は自宅から自走でクリアしてみたいですね。


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