■ ロードバイクに合う軽量SPDシューズ(BOAダイヤル)を探してみた

先日、「もっとSPDペダルが評価されても良いはず!」という記事を書いたのですが、そこでいろいろ調べてみると、ほんと軽量なSPD専用シューズって少ないことに気づかされました。





ロード向けのSPD-SLシューズだと、シマノの105グレードである RC5 (SH-RC500)ですら250gと軽量となっています。





ちなみに、SPD-SLで軽量を追求すると、片足100gを切るような恐ろしいシューズもあります。





SPDシューズは、シクロクロスやグラベルを意識すると、どうしても頑丈さが必要になりますので、軽量性ばかり追求することができないのは理解できるのですが、ロードバイクに特化すれば、SPD用でも軽量なシューズをラインナップできると思うんですけどね。

もっとSPDペダルが盛り上がって、ロード向けのSPD専用軽量シューズとか出てきて欲しいものです。
 







1. SPD専用の軽量シューズの先行基準

軽量といっても、SPDシューズともなると300gを切っていれば御の字、250gの軽量化を達成しているシューズは結局見つけられませんでした。
(どこかのメーカーで出ているのかもしれませんが)

ということで、いちおう一つの基準として300gを切っているシューズを対象に調査してみました。

そしてもう一つ。
軽量化とは直接の関係はないのですが、個人的にすっかりBOAダイヤルの使い勝手にハマってしまいましたので、BOAダイヤル付きのシューズに限定してみました。






2. SPD専用軽量シューズの選択肢

今回は有名どころのシューズブランドを一通り調査してみました。
ただ、シューズの重量は、公表していないブランドもあり、たったこれだけ調べるのに3時間くらいかかりましたよ・・・汗

ちなみに、重量を公表している場合、ほぼ100%、サイズ42の重量を公表していました。
日本だと27cmですかね。

私の場合は、サイズ40(25cm)になりますので、公称重量よりは少しは軽量になりますかね。

それでは、私が見つけられた範囲でご紹介していきたいと思います。 


(1) フィジーク X5 TERRA BOA

fizik

私が現在愛用しているシューズとなります。
公称重量は288g。

ちなみにサイズ40で実測だと282gでした。




2サイズダウンで重量は2%減。
ま、個体差がありそうですから、一概には言えないのでしょうが。

それまで履いていたクリッカーシューズから変えた時に、その軽量さに感動してしまいました。
ソールもカーボンを採用していますので、私にとっては十分過ぎる剛性が確保されています。

今でもまったく不満なく履き続けていますので、ダメになるまではこのシューズでそのまま行くことになると思います。 





(2) マビック コスミック BOA SPD

mavic

今回調査した中で、「SPD専用」「BOAダイヤル採用」のシューズとしては最軽量だっかのが、マビックのコスミックBOA SPDでした。

サイズ42で公称270g
アマゾンだと、両足で560g(片足換算280g)となっていますが、マビック公式が270gと言っているのですから、そちらを信じることにしましょう。

ソールはカーボン・グラスファイバーですので、ソールの剛性はそれなりに高そうです。
ただ、色が黒と白しかなさそうなんですよね。
ちょいと地味かもしれません。





(3) リンタマン ADJUST MTB COMP

linataman

お次はリンタマン。
不勉強なもので、つい最近までこちらのメーカーのことは知りませんでした。

重量は280g。
なんと、BOAダイヤルは二つついています。

SPD-SLシューズの上位クラスになると、2ダイヤルの製品もよく見かけるのですが、SPD専用シューズで2ダイヤルは希少かもしれません。

現在履いているフィジーク X5 TERRA BOA はつま先部分はベルクロで調整する形なのですが、少し締め付けが足りないなー、と感じることがありますので、つま先部分までBOAダイヤルで調整できるのは羨ましいですね。

それでいて重量も280gと軽量になっています。
で、こちらの商品については、重量を調べるのに1時間くらかかりました・・・汗

国内サイトや個人ブログを探してもまったく記載がなく。
海外のサイトをあちらこちらと放浪してようやく見つけたのが280g、という数字でした。

もし違ったらごめんなさいね。

あと、もう一つ注意点。
他のメーカーだとサイズ40は25.0cmの扱いなのですが、リンタマンに関してはサイズ40は25.3cmだそうで。
サイズ42だと26.6cmだそうで。
メーカーごとの違いということで、細かな点ですが気をつけないとですね。

また、ソールに関しては他のメーカーがカーボンを採用しているのに対して、こちらはグラスファイバー強化ナイロンとなっていますので、若干剛性は低めかも・・・? 





(4) スペシャライズド S-WORKS RECON SHOE RKTRED 39

sworks

見た目は今回調査した中で一番好みだったりします。
BAOダイヤも二つ採用されており、加えてつま先部分にはベルクロも追加。

サイズは39が25.0cmとなっていましたので、他のメーカーと同じノリで選択すると失敗しそうです。

ただ残念なのが、重量はサイズ42で301gとわずかに300gオーバー。
ま、私が選択するサイズになると、ギリギリ300gは切ってくれるだろうということで、今回採用となりました。

ただ、お値段は可愛くなく、これまでに紹介してきた三社の製品がおおよそ2万円前後なのですが、こちらはその倍。

見た目はどストライクですし、BOAダイヤルも二つ採用しておりますので、とても気にはなるんですけどね・・・。 


(5) その他(GIRO、SIDI、ノースウェーブ)

実は、その他にも調査しているのですが、なかなか今回の条件に合うシューズは見当たらず。

  • GIRO・・・SPD / SPD-SL両対応モデルであればあったのですが、SPD専用シューズとなると400gオーバー。選外。
  • SIDI・・・いくつかそれらしいシューズはあるのですが、どこを調べても重量の記載がなく、残念ながら選外。
  • ノースウェーブ ・・・全て300gオーバー。

3時間かけて、3足しか見つけられませんでした・・・。
もっとロード用のSPDシューズが増えてくることを祈念しております・・・。 



3. 次に買うとしたらこれだ!

ということで、今現在はフィジーク のX5 TERRA BOAに満足していますが、2ダイヤルのリンタマンMTB COMPもとても気になっています。

名前に「MTB」とあるので、もともとのロードバイク向け、という趣旨からは外れてしまいそうですが・・・汗

ともあれ。
多くの皆さんにSPDペダル / SPDシューズを選んで頂いて、SPD規格のマーケットシェアが上がって、商品ラインナップがもっと増えてくれることを願って、今後も「SPDは良いよー」と布教活動を続けていきたいと思います。

とか言いつつ、「やっぱり商品ラインナップ豊富で軽量シューズ沢山あるから・・・」と、ふらふらとSPD-SLにも手を出してしまいそうな自分もいたりしますが・汗 








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