■ 判断が分かれるロードバイクにおけるマスク着用

コロナの緊急事態宣言が解除されたことを受け、めっっっっっちゃ久しぶりにライドに出かけてきました。
奥様とご近所ポタリングをしたことが一度だけありましたが、それを除くともう2ヶ月ぶり位のライドになりました。

あまり大上段に振りかぶった話は好きではないのですが、マスク着用に関しては色々と考えさせられるライドになりました。







1. まずは個人的な「アフターコロナ」のライドスタイル

個人的には、バイシクルクラブの編集部さんがまとめている内容が共感できますね。





時間に余裕をもって、事故を起こさないように、保険に入ろうね、といったコロナの有無に関係なく普段から気をつけた方が良いですよね、という点を除き、特にコロナで意識すべき点がこんな感じで発信されています。


  • 熱中症を避け、必要なときにマスクを
  • つばや痰を吐かない
  • ライドソロがおすすめ
  • 但し、ライドソロは「自主的なもので、決して他人に強要したり非難するものではない」

特に、最後の「強要したり非難するものではないよ」という点は大切ですよね。
コロナでよく聞く「自粛警察」の横行には色々と思うところもありますから。

やはり、各人が意識して、大切なことが何かを考えた上で「自分にとって、周囲の人にとって適切と思えること」ができるようになることが望ましいです。

で、私の場合。

  • フェイスマスクは常に着用。これはコロナに関係なく、自動車の排気ガスの匂いが嫌いなので真夏でもスポーツバンダナを巻いて走っています。虫が口に飛び込んでくるのも避けられますし
  • 基本いつでもライドソロ・・・。
  • ライドソロの延長になるとは思いますが、お店への立ち寄りを避ける為、基本ショートライド(50km前後)でノンストップで帰宅するルートに限定
  • つばを吐かない、が意外と気をつけないといけないな、と思いました。自動車の排気ガス吸い込んだ直後とか、水を口にふくんで吐き出す、みたいなことはよくやっていたので
 

最後の注意事項は意識しないとな、と思いつつ、オールシーズンフェイスマスクしていた人間なので、意外と影響は少ないかなと感じました。


2. ローディーの数はあまり変わらず?

で、週末。
我が家から尾根幹を往復するとちょうど50km。約2時間のライドになります。
自宅でローラー台に乗ると、90分くらいまでは平気なのですが、意外と2時間続けて乗るのは苦痛だったりしますので、ちょうど良いです。

この日は午前中に走ってお昼前に自宅に戻ってきたのですが、比較的普段の週末とローディーの数は変わりませんでした。
もっと沢山いるかな?と思ったのですが、比較的近場のローディーが集まった結果でしょうか、思っていたよりも多くはありませんでした。




3. 各人各様なマスク着用に対する考え方

尾根幹にアクセスする途中、2km程度にわたって多摩川サイクリングロードを通るので、散歩している人、ジョギングしている人、ママチャリ、クロスバイク 、ロードバイクと様々な人がいました。

ざっと見た印象ですので正確な数字をカウントしたわけではありませんが、マスク着用状況については考えさせられる結果に。 


(1) 週末ライドで見かけたマスク着用状況

以下、スタイル別の着用状況です。

  • 歩行者やママチャリに乗っている人は基本「ご近所」の人が多いと思いますが、半数以上はマスクを着用。半数以上だけど、2/3には到達していないかな?くらい
  • ジョギングをしている人は、不織布のマスクをつけている人もそれなりの数いましたが、スポーツバンダナ系の人が多め。ジョガーのマスク着用率も余裕で半数超え
  • クロスバイクに乗っている人はほとんどがソロライド。歩行者やママチャリの方々と同じで、半数以上はマスクを着用。不織布のマスクをつけている人もいればスポーツバンダナ系の人も
  • 女性ローディーは(数名でしたが)マスク着用率100%。スポーツバンダナで首まですっぽり覆うタイプで、女性の場合は紫外線対策の意味もありますから納得の結果
  • ローディーに関しては、半数に届かないくらいの着用率。1/3以上はいるかな?という程度。サージカルマスクをつけていた猛者もいましたが(さすがに苦しくないかな?と心配になりましたが)、着用している人はスポーツバンダナ系が多数
  • ソロライドをしている人は二人に一人はマスク着けているかな?といった着用率
  • グループライド(3名〜4名)は尾根幹で5組見かけましたが、着用率は0%

むむむ、と考えさせられる結果に。
単純に着用率だけ取り上げると、ローディーが「明らかに」着用率は低かったですね。

特にグループライドをしている方々の着用率0%が目立つ結果に。 



(2) 日本スポーツ協会の考え方

では、マスクを着用しないことが悪いことなのか?と問われると、そうとも言い切れず。

日本スポーツ協会の指針は以下になります。



なお、運動・スポーツ中のマスクの着用は参加者等の判断によるもの(※)とするものの、参加の受付、着替え、表彰式等の運動・スポーツを行っていない間、特に会話する時には、マスクの着用を求めることが考えられます。
(※)マスク(特に外気を取り込みにくいN95 などのマスク)を着用して運動やスポー ツを行った場合、十分な呼吸ができず人体に影響を及ぼす可能性があることに留意するとともに、適宜周知することに配慮すること。
 


海外では、学生が体育の時間にマスクを着用していた為に亡くなられた事故がありました。
上記にある通りに、マスクの着用を誤ると死に至るケースがあります。
特に強度の高い運動をする際にはリスクも高まりますので、「運動強度が高くなる傾向のある」ローディーのマスク着用率が下がることは、ある意味自然な流れなのかもしれません。

特に今回尾根幹で見かけたグループライドの方々は、皆さん「かっちりぴっちり」なレース志向な方々でびゅんびゅん走っていましたので、運動強度は高かったものと思われますので、マスクを着用しない判断は正しかったのかもしれません。

少なくとも「のんびりゆるポタ、グループライド」な方々ではありませんでした。


以下、あくまでも個人的な見解になりますが。


このご時世、
スポーツバンダナにトライしてみるのはどうでしょうか?



慣れれば、そこまで苦しくないですよ?
特に、グループライドをされる場合は、トレイン組んで走る場合は一緒に走っている人への飛沫感染リスクも高まるわけで。


あくまでも各人置かれている状況も違うでしょうから、一律に全員が着用すべき、というのはやり過ぎだと思いますが、このご時世、着用しないデメリットよりも(例え僅かであったとしても)着用するメリットの方が高いのではないかな、と思っています。





おそらく本件は安易に結論づけるべきでもないでしょうし、判断も難しい問題だとは思いますが、それでもローディーのスポーツバンダナ着用率がもう少し上がると良いのにな、と考えさせられるライドになりました。





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