■ 左右の足で長さが違うことが判明

ぼっちローディーの私にとっては、書籍が貴重な情報源。

ライド仲間に先輩ローディーがいれば、色々と役に立つ情報を教えてもらう機会も多いでしょう。
また、行きつけのショップで上客になればこれまた色々と教わる機会も多くなるのでしょう。

私には色々と教わるリアルな先輩ローディーもいませんし、バイクを購入したプロショップははありますが、細かなパーツ類はオンラインで購入してしまいますし、基本的なメンテナンスはできるだけ自分でできるようになりたいもので、ショップに顔を出すのは年に数回。
普段お世話になっていないのにあれやこれやと会話するのも気が引けてしまうんですよね・・・。








1. 足の長さを計測するに至った経緯

なんで冒頭の話から左右の足の長さにたどり着くんだよ?という話なのですが、実は複合的な要因がありまして。



(1) 再び右膝の裏に微かな張りを感じるように

以前、サドルの高さが合っていない時期に、膝裏を痛めたことがありましたが、頑張ってポジション調整を行ってからというもの、最近は体に不調・変調を来すことはありませんでした。





ですが、最近になって3本ローラーで負荷を上げたトレーニングを行うようになってからというもの、右膝の裏にわずかに張りを感じるように。

痛いというほどでもなく、生活に支障の出るようなものでもありませんのでそこまで気にする必要はないのですが、軽く見て放置すると怪我につながることもありますので、何とかしたいと考えるように。

思い当たるフシとしては、「負荷を上げた」ことが原因というよりは、「3本ローラーで負荷を上げる為にハイケイデンス (120rpm)でペダルを回す必要があった」ことが原因ではないかと考えています。

痛みとしては、サドルが高すぎて膝を伸ばし過ぎたペダリングになっていた時に感じる痛みに近いものを感じているのですが、今回は「右膝の裏だけ」なんですよね。
気になりつつも、どうしたもんかなー、と悩んでいたわけです。



(2) ローデバイクセルフフィッティングが遂に我が手に!

そんな折に、ずっっっっっっっと探していたロードバイクセルフフィッティングの本(書籍版)を入手することができました。





こちらの書籍ですが、著者は鏑木裕さんで、私がメンテナンスを行う時に愛用しているロードバイクメンテナンス入門の姉妹編なんですよね。





2017年に刊行されたのですが、2019年時点で既に廃盤となっており、紙書籍を新品で購入できない状態になっていました。

中古もあるのですが、プレミアム価格になっており、定価よりも高い価格でないと入手できない状態になっていた為、仕方なく電子書籍版を購入していました。
鏑木さんの記述はとても分かりやすいだけでなく、その考え方もしっかり書かれている為、個人的にはとても「腹落ち」し易く気に入っていました。
ただ、メンテナンス本もそうなのですが、あれやこれやと内容調べながら作業をする際に、電子書籍だと扱い辛いんですよね。

関係しそうなページにポストイットを貼って、あちらのページを読んだりこちらを読み直したりしながら作業をすることが多い為、どうしても紙書籍の方が作業効率も良く。

そこで仕方なく、似たような書籍を幾つか買ってみたのですが、どうも「合わない」「なんとなく納得いかない」ことが多かったこともあり(素人ローディーの癖に生意気ですが・汗)、メルカリやヤフオク、ブックオフなどを物色しては「出物」がないか根気強く待ち続けていました。

そんな折、半年近く粘った甲斐もあり、定価よりも安い金額で出ていたものを運良く購入することができました。
同じものを紙と電子で買うなんて初めての経験ですが、それだけの価値はあるかな、と今で思っています。

と、前置きが長くなりましたが、紙書籍版が手元に届いたこともあり改めて読み直していたところ、こんな記述が目に留まりました。



脚の長さが5mm以上違うと、ペダリングに支障が出てしまうことがある。それは「片足だけ膝が余ってしまう」というような問題ももちろんあるが、たとえば骨盤が傾いてしまえば、左右重心がズレて方方向にハンドルが曲がろうとしてしまうという、二次的な問題を引き起こすことにもなりかねない。


もしかして、左右の脚の長さの違いが今回の原因になってたりするかも?と思い当たったわけです。

以前、かなりがっつりサドル高さと前後位置の追い込みを行ったお陰で、普段の走り方なら何ら痛みも違和感も感じることはなくなりましたが、FTPの倍以上の負荷をかけるような走り方をした際に、左右の脚の長さの違いがきっかけとなって痛みが生じるのでは?という仮説になります。



2. 実際に足の長さを計測してみた

理想を言うなら、整体師さんのような専門家に計測してもらうのが良いとは思いますが、簡易的に計測してみることにしました。
まずはロードバイクセルフフィッティングの記載を参考に計測してみることに。


nagasa_01


計測方法ですが、左右のくるぶしの同じ関節位置にマーキングをして、左右の差を計測しています。
大分簡易的ではありますが、こうやって比較してみると4〜5mm程度違って見えます。
右足よりも左足の方が少し長いようです。


お次に、左右別々に股下を計測するやり方で計測してみました。
壁に背中をつけ、タブレットを股下に挟み込んで床からの高さを計測するやり方ですね。
洋服の股下寸法を測る時によく使われるやり方かと思います。

今回はそれを左右別々に実施してみました。

結果がこちら。


nagasa_02


左側が右足、右側が左足になります。


nagasa_03


長さにして、やはり左足の方が5mmほど長いようです。


いずれの計測方法も、かなり大雑把な測り方にはなりますが、概ね似たような結果になりましたので、5mmという長さの正確性はさておき、私の場合右足よりも左足の方が長いというのは間違ってなさそうです。

するとどうなるか?

  • ハイケイデンスでペダルをぶん回すような走り方になると、ペダリングスキルが低いことも手伝って、どうしてもがしがし踏み込むペダリングとなり、普段以上に踵が落ちて膝を伸ばす走り方になっている
  • 右足の方が5mm短いこともあり、左足以上に膝が伸び切る形となることから、痛みが生じるのは右足のみとなっている

こんな仮説が成り立ちそうな気がしてきました。

いったん、右足にだけ百均で購入したインソールを一枚追加してみたり、ハイケイデンスでペダルを回す時に、踵を落とし切らないようにする等、少し工夫しながら経過観察を重ねてみようかな、と思います。
 



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