ロードバイクを購入したら、まずはホイール購入をオススメするブログ、多いですね。

私が1年ほど前に購入したロードバイクは、GIANTのCONTEND SL1 (non Disc) なのですが、まず最初にアップグレードしたのは、ブレーキでした。

CONTEND SL1 は基本105で揃えていてとてもコストパフォーマンスに優れているのですが、ブレーキはワンランク下がってテクトロ。これまた購入者のブログを読ませて頂くと、皆さんフロントブレーキを105に換える人が多いこと。

ジャイアントストアでも、「購入時であれば、工賃サービスしますよ!!」という悪魔のささやきがあったわけですが、まー、まずは使ってみないとね。何事も勉強ですよ、という判断のもと、そのまま納車して頂いたわけですが。


何これ、ぜんぜん効かないじゃん!!


びっくりしたわけです。

ロードバイクに乗る前は、10年以上マウンテンバイクに乗っていたこてこてのチャリダーでした。

そこで慌てて勉強したわけです。なんでこんなに効かないの?


〔ブレーキの種類〕


  1. カンチブレーキ
  2. Vブレーキ
  3. ディスクブレーキ
  4. キャリパーブレーキ

購入してから気づくって、ダメですよね。。。勉強不足。

カンチブレーキはママチャリでお馴染みでしたし、マウンテンバイクは3台、クロスバイクにも1台乗りましたが、全てVブレーキでした。

CONTEND SL1 にはディスクブレーキのモデルがあるわけですが、素人にはメンテナンスが難しそうと判断して、ディスクブレーキ「ではない」モデルを選んだわけですが、それってVブレーキではなかったんですねぇ。

確かに形がちょっと違うな、とは思ったのですが、今時のVブレーキはお洒落な形になったんだろう、くらいにしか思っていませんでした。。。


で、調べると、メンテナンス性とかコストとかもあるんでしょうが、制動力としては、


ディスクブレーキ = Vブレーキ > カンチブレーキ = キャリパーブレーキ


なんだそうです。

いやいや、体感としては、ママチャリのカンチブレーキよりも効きが悪いような。。。


これは素人考えですが。


MTB・・・「止まらないとまずい」シチュエーションが多い


崖から滑落一歩手前とか、湖脇スレスレで木の根が!!とか、思い起こすとオフロードを走っていた時には、「ギリギリ止まって助かった」シチュエーション、ありましたね。


ロードバイク・・・「安全に減速しないと怖い」シチュエーションが多い


マウンテンバイクでも、ダウンヒルとか峠の下りとかはスピード出ます。昔ニュージーランドのながーーーーい下り坂で時速70km出て泣きそうになったのも、今は良い思い出。

とはいえ、普段はそこまでスピード出しません。

対してロードバイクは平地でも、私の脚力でも頑張れば時速40kmは出たりしますし、尾根幹の下りではちっとも漕がなくとも時速50kmは平気で出たりします。

で、その時に「がつん」とブレーキかけたら、空中浮遊が楽しめそうですもんね。


そうか、ロードバイクのブレーキが効かないのは、高速度域で安全に、ゆっくりと減速できるようにするためなのか!!


マウンテンバイクで峠の下りで調子に乗ってスピード出しすぎた時は、少し強くブレーキかけるだけで簡単にタイヤがロック、左右に滑り始めて「もうダメかも。。。」なんて思うことも何度かありましたが、ロードバイクなら安全ですね。






そう思っていた日もありました。。。







尾根幹を少し中に入った通称裏尾根幹で、道路に丸いブロックパターンのある「ほらほら、ここの斜度すごいでしょ」という下り坂を下っていた時、せいいっぱいブレーキングしても、下り坂が終わるまでにちっとも減速できず、華麗にT字路に飛び出したときに頭をよぎったのです。


「いやいや、単にテクトロのブレーキの効きが甘いんじゃない!?」


幸い左右からの通行はなく、目の前の田んぼに突っ込む寸前で停車できたわけですが、その時に涙目になりながらブレーキを換装しよう、と固く決意したのでありました。


※ 後日談ですが、この時はまだロードバイクに乗って半年も経たない頃でしたので、ブレーキは常に上ハンドル握ったままかけてました。下ハンドルでブレーキかけてれば止まれたのでは??と気づくのは、それから半年後のことです。。。テクトロの名誉のため。悪しからず。


■ さて、どうやってブレーキ変えようか

誰しも悩むお題ではないでしょうか。基本、105のブレーキに換装しようと思うのですが、

  1. 自分でパーツを買って、自分で換装する
  2. パーツだけ買って、ショップに持ち込む
  3. ショップに丸投げ

自分で買って安くあげることができれば、同じ値段でワンランク上のアルテグラが見えてきます。

折衷案ということで、パーツ持ち込みの場合どうなるか、とあるショップに電話して聞いてみました。


「持ち込みできますよ。ただ、その場合は工賃はいただきます」


世の中甘くないですねー。続いて声音を変えて同じショップにリダイヤル。105とアルテグラ、それぞれ換装した場合の値段を聞いてみました。


いや、なんとなく続けて聞くのも気まずいな、みたいな。繊細な男心的な何かだと思ってください。


で、メモった内容もとに計算してみると、105の場合は素直にショップに頼んだ方がトータルコストは安くなることに。

ここで他のショップを当たってみても良かったのですが、奥さまからびしっ、と一言。


「命を預けるパーツなら、安心できるショップにお願いした方が良いんじゃない?」


そりゃそうですね。先人の換装記録をブログで眺めると、自分でもできるかなー、とか思うわけですが、まさに命を預けるブレーキですもんね。

下り坂で止まれないとか、もう二度とゴメンですもんね。


電話で聞いてみると、ワイヤーの交換は工賃込みでサービスしますよー、という商売上手さにも背中を押され、無難にショップにお願いすることになりました。


無事、半年も経たずにお役御免となったテクトロ。短い間でしたが、ありがとうございました。