■ エレコム LBT-ESP01 レビュー その前に

NO MUSIC NO LIFE。
最近行ってませんね、タワーレコード。。。
時代はストリーミングになってしまいました。
昔っから音楽なしではやっていけない人間なもので、自転車に乗る時には常に音楽を聴いていました。

それが今や、道路交通法で「安全運転義務違反」に関する罰則が規定され、それを受けて条例でイヤホンで「大音量の」音楽を聴きながらの運転はNGとされてしまいました。例えば
東京の場合は「東京都道路交通規則」の第8条で、具体的に運転者が守るべき事項として「イヤホーン等を使用して交通に関する音又は声が聞こえないような状態で運転しないこと」と明確に記されるようになりました。



神奈川県だと
神奈川県道路交通法施行細則第11条第5号で、「大音量で、又はイヤホン若しくはヘッドホンを使用して音楽等を聴く等安全な運転に必要な音又は声が聞こえない状態で自動車、原動機付自転車又は自転車を運転しないこと」と規定されています。

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確かに、自転車と歩行者の接触事故が起きていますし、危険行為に該当するほどの大音量ってのは避けるべきですよね。

とはいえ、注意散漫とならないようなBGMは欲しいわけで。
そこで選択肢として挙がってくるのは、以下のようなところでしょうか。

  1. 自転車のハンドル周りにスピーカーを取り付けてしまう
  2. イヤホンならぬ「イヤースピーカー」を使う
  3. 骨伝導イヤホンを使う
地方とかで歩行者が少ないライドであれば、スピーカーで聴きながら、というのが一番楽しそうですよね。

 


残念ながら、私が走るルートは歩行者も普通にいますので、さすがにこの手のスピーカーでがんがん音楽かける勇気はありません。
そうなると必然的に、「耳をふさがない」イヤホンが選択肢となります。
おそらく、骨伝導イヤホンの利用者が多いのではないかと思います。私も最初は買う気まんまんでした。



で、ぽちっとする直前に頭をよぎったのが、「これ、冬はどうするんだろ?」という疑問。
冬は寒くなるので、バラクラバとかで頭から首からすっぽり覆うことになります。
仕組み的に、バラクラバの上から骨伝導ってするのかな
?とか。
買ってもいない商品にケチつけるのも何ですが、顔に密着させて使用するものですので、人によっては1時間〜2時間程度で圧着面が痛くなるといった話もあるようですので、頭のサイズ次第で向き不向きもあるようです。
電池持ちについても、5〜6時間というものが多いようで、ロングライド前提で考えた場合、着け心地と電池持ちといった辺りが気になりました。

で、色々漁ってみつけたのがこちらです。



既に発売から2年以上経つ商品となるのですが、商品の特性上、後継機種とか出そうな雰囲気が全くありません。。。
発売当初は色々なサイトで商品紹介などされていたのですが、あまり売れていないんですかね。
骨伝導イヤホンは様々なメーカーから複数種類商品登場していますが、この手のイヤー「スピーカー」って、種類がないです。
変わり種として、SONYも共同出資したambieというイヤホンがありますが、家の中でBGM気分で使う商品のようであまり自転車との相性はよくなさそう。そもそも有線イヤホンですし。



そんなわけでエレコムのESP01ですが、気がつけば購入から一年ほど、バリバリ現役で頑張ってくれていますので、改めてレビューしたいと思います。

■ エレコム LBT-ESP01 レビュー

先に結論から言ってしまうと、とても満足して使っています。

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質感は思いっきりプラスチックですので、モノとしての魅力、みたいなものは皆無ですが実用性としては十分かと。
ヘルメットの使用が前提となっていまして、マジックテープでヘルメットのベルト部分に固定して使用します。

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こんなマジックテープがついているものを、

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ヘルメットのベルト部分にくるっと巻きつけて、

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イヤースピーカー裏面のマジックテープでぺたっ、とつけるだけです。

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商品機能として、イヤーフックがついていますので、ベルトにマジックテープでつけたうえで、耳に引っ掛けるとポジションも安定しますが、イヤーフックがなくても落下するようなことはありませんでした。
本体横に音が出る穴があるわけですが、その穴の向きを耳の穴に向かって安定的に向け「続ける」為にイヤーフックがある、といった印象です。

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  1. 音質について
    bluetooth規格としては、aacとaptXに対応していますので、bluetoothイヤホンとしてはいちおう「高音質」を語る最低限のレベルは達成しています。
    普段通勤に使っているイヤホンは、お値段を言うのもはばかられるようなお高いものを使っていますので、良い音に対するこだわりは持っている方ではあります。
    とはいえ、そもそもロードバイクに乗りながら、風切り音もあり、それでいて環境音は聞こえるように、みたいな状況ですのでそもそも音質に多くを求めてはいません。そんな一定の割り切り前提で考えれば、まぁ満足できる音ではあります。高音の伸びなんて期待してはいけませんし、低音もドラムなんかの音は聞こえるのですがベースラインは聞きづらかったりします。
    分かりやすく事例をあげると、スチャダラパーのアクアフレッシュを最初に聴いたとき、ベースラインが風に溶けてまったく聞こえなかったので、1分経っても何の曲がかかっているのか分からない位でした。この曲、ベースラインがないとこんなんなるんだ、と・・・。
    あとは、絶対的にボリュームが小さくなりがちなクラシックなんかも聞けたもんではありません。ジャズも微妙。基本、ボーカルがしっかりある曲が向いていますので、普通にポップやR&Bなんかをメインに聴く人向けでしょうか。ヒップホップといったらビートとライムでしょ、みたいなゴリゴリなやつだと、ポエトリーリーディングを聞いている気分になりますので、メロディラインがしっかりある曲でないと退屈になります。
    って書いてみたら、あまりオススメしません、みたいな感じになってしまいましたが、J-POPだと一通り不満なく聴けますので、個人的にはオススメですよ?

  2. 音漏れについて
    バリバリに音漏れします。出発前に玄関で音楽再生始めると、ヘルメットかぶる前から何の曲がかかっているか普通に分かります。コンビニに入る時には迷うことなく停止しておかないと、ちょっと恥ずかしいです。よくエレベーターの中で音漏れバリバリでシャカシャカ音楽鳴らしてる青年を見かけたりしますが、その数倍恥ずかしい感じです。
    公道走っているときは自動車やら環境音がありますので、そこまで周囲に迷惑かけることはありませんが、信号待ちで先頭で停車待ちしていて、隣で一緒に停車している自動車がアイドリングストップでエンジン停止、車通りもまったくなしみたいな状況だと、目の前の横断歩道を歩く歩行者には多分、イントロドン5秒で聞いている曲名当てられると思います。
    ま、もともとそういう製品ですので、その辺りの特性は理解して使わないとですよね。

  3. 着け心地
    最初の頃はイヤーフックも使ってましたが、冬になり、バラクラバですっぽり頭から顔から覆うようになってからというもの、「イヤー」が隠れてしまって引っ掛ける先がありませんので、マジックテープの接着力だけで固定しています。
    それでも落下しそうになった経験はありませんので、着け心地という意味ではまったく体への負担はありません。最初の頃は固定する装着位置を探り探りでしたので、イヤーフックを使わないと音の出る穴と耳の穴とが向かい合ってくれなかったのですが、最近はすっかり慣れたものですぐにベストポジション探れるようになりました。
    こんなんだと、夏場でもイヤーフック使わないでも問題ないかもです。

  4. 音量
    私はiPhoneユーザーなのですが、音量最大にしてようやく「ちょっと音大きいかな」くらいです。で、音量最大にしても環境音は普通に聞き取れます。背後に車が迫ってきているのも、電気自動車だと無理ですが、エンジン音で普通に気づくことができます。
    上級ローディーの方が迫ってきているのも、ラチェット音やハーハーいう喘ぎ声で、すぐに気づくことができます。
    ただ、さすがに音量最大で2時間とかになると少し聞き疲れしますので、最大から1つか2つくらい音量を下げて使うことが多いです。

  5. 電池持ち
    公称で、aac、aptXだと13時間だそうです。ブルベの経験もない週末ライダーとしては、13時間の電池持ちを試す機会には未だ出会っていませんが、走行中の電池切れは未だ経験していません。120kmロングライドだと、休憩やら含めると7-8時間はかかっていると思いますが、基本走行中しか音楽聞いていませんので、通常はいいとこ5-6時間しか使わないんですよね。
    普段はライド前に充電するようにしていますが、「あっ、今日は充電忘れた・・・。」という日でも、余裕でライド2回分電池が持つ交渉値通り途中で電池切れとなることはありませんでした。
    ですので、10時間は余裕で持つ、と判断して良いかと思います。

  6. 操作性、使い勝手
    これは明らかなマイナスポイントですが、ボタンは押し辛いですし、反応も悪いです。曲送りと音量のボタンが一緒でして、短く押すと音量アップ、2秒以上の長押しで曲送りなのですが、体感上2秒では無理で3秒くらいは押しっぱなしにしないとダメな感じです。押し方も、最初から「ぐっ」と力一杯押さえつけて3秒ホールドでないとダメでして、最初の押し込み方が弱いとすぐに音量アップと判断されてしまいます。
    これが通常のイヤホンだと音量が上がって耳が痛くなってとイライラ感半端ないですが、このイヤースピーカーの場合普段から音量MAXに近いボリュームになりますので、「いきなり音が上がりやがって」というストレスはあまりなく、単に「曲送りがなかなか反応してくれない」ストレスを感じることになります。
    ボタンも上中下と3つありまして、真ん中の再生・停止・電源ON/OFF、ペアリングを行うボタンには表面にブツブツがあるので手探りで分かるようにはなっているのですが、それ以外のボタンは「押しているクリック感」が少なめな為、「あれ、押せてないかも?」と3秒押し続けてから気づく、みたいなことがよくあります。
    普段はapple musicでプレイリストを作っていますので、「走り出したら再生・停止ボタンしか押さない」と決めてしまいますので事実上はストレスフリーで使えていますが、頻繁に曲送りをして選曲したい人だとちょっとキツイかもしれません。

  7. 接続性
    ペアリングは簡単に行えますし、認識し辛くてイライラ、みたいなこともありません。iPhoneはハンドルバー周りに固定している為電波を遮るものもありませんので、途中でペアリングが途絶えたり音飛びが発生したり、といったこともありません。

  8. 質感、品質
    故障は経験していませんが、作りは安っぽいです。。。今時5000円出すとそこそこ「ガジェット好き」を満足させてくれるイヤホンもあったりしますが、この製品にそれを期待してはいけません。
    本体裏面のマジックテープは両面テープで本体のプラスチックに貼り付けているだけですので、ベルト側のマジックテープとがっつりはまっている時などは、マジックテープよりも先に両面テープが剥がれてしまいます。
    そんなときは慌てず騒がず、マジックテープを手で剥がして本体に貼り付け直せばOK。そんな感じで何回も貼り直していますが、それでも走行中に両面テープが本体から剥がれて、みたいなことは一切ありませんので、そんなもんかな、と気にしなければ問題にはなりません。1年使い続けて未だに両面テープの接着力に不安を覚える状況にないので、十分なんでしょうね、きっと。
参考までに装着イメージも。

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この状態で一年走って、多くのおまわりさん(パトロールカー、自転車、歩行)とすれ違いましたが、スピーカーで話しかけられることも呼び止められることもなく。
環境音ばっちり聞こえますので、音楽聴いていて危ない目にあったり、対人・対物事故起こしそうになったこともないですが。

そんなわけでとても満足して使っていますが、一番の不安要素は「このまま後継機種が発売されずに販売中止」になることでしょうか。類似品もない状況ですので、そうなったら骨伝導イヤホンを選ばざるを得ないんですかねー。今から良さげな骨伝導イヤホンも探しておきますかね。





(結論)音楽好きだけどまだ自転車用イヤホン持ってない方にはオススメです。(その割には褒め方が下手ですかね・・・)

 


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