■ オギノパンで揚げパンが食べたい

私がロードバイクに乗り始めて早1年半。
諸先輩方のブログを拝見していると、グルメ情報が多いことに気づきました。
確かに、沢山カロリーを消費するわけで補給も必要になりますし、ライドの目的にもなるわけでロードバイクとグルメというのは相性が良いんですよね。

で、始めたての頃に自分で立てた目標。

  1. 津久井湖ライド・・・パンパティでカレーパンを食べる
  2. 相模湖から津久井湖へのライド・・・ZEBRA Coffee & Croissantでクロワッサンサンドを食べる
  3. 江ノ島ライド・・・飯田牧場でジェラートを食べる
  4. 宮ヶ瀬湖ライド・・・服部牧場でジェラートを食べ、オギノパンで揚げパンを食べる



1〜3は、夏から秋にかけて無事達成。宮ヶ瀬湖は獲得標高、走行距離ももそれなりにあるということで後回しにしていました。また、宮ヶ瀬湖からオギノパンへ向かうルートだと途中トンネルが幾つもあります。トンネル走るならリアライトがないと後方車両に気づいてもらえないリスクがあるよな、と思いつつリアライト購入をお財布と相談していたら冬場まで購入できず。結果、冬の寒さに負けて達成を断念してしまう始末

今回、ずっとお預けになっていたオギノパンリベンジライドに出かけて来ました。



我が家からだと、約110km、獲得標高約1200mと今年に入ってから初めての「100kmオーバー、1000mオーバー」のロングライドとなります。

■ 天気は曇り。南風が強い。

天気予報では、夜になると雨になるそうですが、夕方までは曇り。ただ風がけっこう強そうなのですが、南風ということなので、行きが少し辛くて帰りは追い風で楽できそうな雰囲気です。

久しぶりの登り坂ということで、行きは足を温存する為に尾根幹ではなく大栗川沿いから野猿街道を通って行くことにしました。スピードは尾根幹のほうが確実に出せますが、アップダウンがありますのでこちらの方がフラット(正確には長い距離をかけて少し上るんですが)で走りやすいので、その日のルートによって使い分けをしています。

当然向かい風ではありましたが、まだ9時前後ということもありそこまで強い風ではありませんでした。

順調にパンパティに到着。

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こんな看板ありましたっけ?
いつからできたんでしょ。気づきませんでした。

定番のカレーパンで1回目の補給完了。

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この後津久井湖を抜けてからはしばらく登り基調。
10%を越える坂はありませんが、地味に足を削られますね。

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宮ヶ瀬湖に行く途中に、懐かしい看板を発見。
リヴァスポット早戸はフライフィッシング、ルアーフィッシング向けの
「確実に釣れる」釣り場として人気で私もよくお世話になりました。
当時は車で来ていましたが、まさか自分がロードバイクでこんなところまで来ることになるとは思いもしませんでした。

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無事宮ヶ瀬湖に到着。風もそれなりに強くなってきましたが、雲間に太陽が顔を覗かせる時間も多く天気はよかったです。

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いつかはチャレンジしてみたいヤビツ峠。
その為にはもっと脚力つけないとですね。

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で、トンネル出現です。
こちらのトンネルは3つ目くらいに現れたトンネルですが、総じてどこも同じような長さのトンネルでした。

想像以上に「暗い」です。

こんなに暗いんですか・・・。
こりゃ確かにリアライトないと後続車利用には気づいてもらえない可能性ありますね。
持って来てよかったです。

とか言いつつ致命的なミス発覚。


フロントライト、持って来てないや・・・。


なんとかなるかな?
1つ目のトンネルは果敢にチャレンジしましたが、トンネル中央くらいになると、天井に設置されたライトの間隔が広い箇所が何箇所かありました。
そうなると、その間10mくらいは、大げさでなく、本当に真っ暗。

これじゃ路面の状態がまったく確認できません。


もし路面に穴や大きなヒビがあったとしても、全くわかりません。

トンネルの中って音が反響するので、まだまだ遠くにいるはずの後続車両が、すぐそばに迫って来ているように錯覚するんですよね。
そこに路面がよく見えない不安が重なるわけで。

怖すぎました。

幸い、どのトンネルにも車道脇に一段上がった歩道が用意されていましたので、2つ目のトンネルからは無理せず歩道に上がりました。
当然路面が確認できないことに変わりはないのですが、もし何かあって車体がフラついたとしても車と接触するリスクは格段に低くなりますので。

大して大きいものではないので、ライトは常備した方が良いな、と反省することきりでしたが、
こうして計7つ(だったかな?)のトンネルをびくびくしながら走り抜けました。
ここまでは下り坂でしたが、再び登り基調に。

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服部牧場の看板が見えてきました。
ここで大いに悩みました。

実は服部牧場には昨年車で家族と訪問済み。その際にジェラートも美味しくいただきました。
今日は気温高めとはいえ、風も強く、それほどジェラートが食べたい気分でもありません。

そして何より。

ここから服部牧場入り口までの200〜300mはけっこうキツ目な登りなんです。
以前は車でほいほいと登ってしまいましたが、この上り坂をひーひー言いながら登って来るローディー、はては足つきで押しながら登って来るローディーを何人も見ていたのです。


どーしよっかなー。。。


距離は短いから何とかなるはず、と頑張りました。

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これは帰りに撮影したものですが、結構な斜度です。
サイコン確認すると、最大で15%くらいありました。
多分、あと50m長かったら私は足ついてましたね。。。

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で頑張って登ってはきたものの、ジェラートは今日はいいかな。。。
ということで、あっけなく先ほどの道に引き返しました。

念願だったオギノパンにもかかわらず、外観写真は撮り忘れ。
店内に入っても揚げパンを見つけられず、ぐるり二周。

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こんな形で売られているんですね。
砂糖がまぶされた揚げパンをイメージして探していたので、全く気づきませんでした。

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念願の揚げパンはほっとする懐かしい味がしました。
また来ようっと。


■ 追い風最高な尾根幹。恐怖の多摩川CR。

この頃になると、風はどんどん強くなる一方。オギノパンの旗がちぎれそうな勢いで風にはためいていました。
ここから尾根幹に戻りますが、峠こそないものの、久しぶりの登りを含んだロングライドだったため結構脚にきていました。冬場は寒さに負けてあまり乗れず、ここ最近はリハビリ兼ねてフラットなルートが多かったので久しぶりの登り。とはいえ北進する帰りは当初計算通りほぼ南からの追い風で快調に走ることができました。
追い風の尾根幹、最高ですね。

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尾根幹も終わり、多摩川原橋に到着。
振り返るとかなーりどんよりしてました。
風も相当な強さに。

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多摩川も荒ぶっていました。
この写真の通り、帰りの多摩川CRは見事な横風。
横風をくらうと、軽く数十cm横に「ズラされ」ます。

そうならないように横風に体を預けるようにして走れば何てことないのですが、この日の風は半端なかったです。

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人通りも少なかったことと横風が強かったので、道路中央付近を走っていたのですが、横からの突風であっけなくコースアウトしました。。。
ここまで強い横風は初めてでした。

さすがにコースアウトは恐ろしいということで、時速20kmほどまでスピードを落として安全運転で帰宅しました。
それでもこの後2回ほど、コースアウト寸前の突風食らいましたが。。。

■ 帰宅直前でまさかの足つき。

多摩川CRを外れて我が家に向かう途中に300mほどですがちょっとした坂があります。
斜度にすると8〜9%でギリギリ10%はないくらい。
ロングライド後にこれは結構きついんですよね。

ただこの坂を迂回しようとするとプラス5kmほど走らないといけないので、いつも「このおかわりは余計じゃい」と思いながら登ってます。

いつものようにこの日もこの坂にトライして10mほど登り始めた途端。

ぴきっ。

足攣りました。。。

一時停止してストレッチ。
再びチャレンジするも。

ぴきぴきっ。

諦めましたよ、さすがに。。。

思いっきり住宅街。
「ねーねーあの人、すごい自転車乗っているのに歩いて坂登ってるよー」
という声なき声が胸に刺さります。


なんとも、いろいろな意味で「堪えた」ロングライドとなりました。

 


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