■ もともとFitbit Alta HRで満足した日々を送っていた

数年前からウェアラブルデバイス(ライフロガー)をずっと使ってきました。
最初はJawboneの製品を使っていました。
一時はこの分野のトップランナーでもあったのですが、会社清算手続きに入り、マーケットから完全に撤退することに。





今Amazon見てみると、捨て値で売られていますね。

最初に使っていたのがこちら。



デザイン性は良かったと思うのですが、確か1年ちょい過ぎた辺りで故障した気がします。
次に買ったのがこちら。



まあ見れば分かる通りですが、買って数ヶ月でバンドが千切れました・・・。
こちらもデザイン性は良かったんですがねー。

で、保証期間内だったので無償交換してもらったのですが、やはりというか、1年持たずにバンドが千切れましたね。

ちょうどその頃に日本のマーケットから撤退というニュースが出たこともあり、fitbit製品への乗り換えを決意しました。

この頃は、ロードバイクを始めて数ヶ月の頃でして、Garminの存在は知ってはいたものの、サイクルコンピュータはキャットアイ製品を使っており、それほど気にしていませんでした。

購入の条件は以下。

  • バンド単体で交換ができること
  • 睡眠の計測がきめ細かくできること(熟睡、レム睡眠、浅い睡眠)
  • 会社に行く際には普通の時計を使っていたので、時計スタイルよりは細身のバンドスタイル(時計との併用が可能であること)


はっきり言って、こだわっていたのはこの3点だけなのですが、これを条件にすると事実上の一択だった気がします。




Fitbit alta HRです。
こちらは購入から2年近くが経とうとしていますが、今でも購入して「大正解」だったと思っています。

バンドが千切れても簡単に交換できる、というのが購入条件ではありましたが、購入から2年、まったくバンドが千切れる気配はありません。
いやー、優秀です。


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HRと名前がついている通り、心拍計がついていますが、安静時の心拍や睡眠時の計測としてはとっても優秀なのですが、ロードバイクのように激しい運動をした際の心拍計測としては最大心拍近くになるとうまく計測されないなど、あともう一歩という印象がありました。

また、もともと心拍転送する機能があるわけではありませんので、ライド中に確認するには不向き。ライド後に心拍の折れ線グラフだけ見ても「ふーん」としか言いようもなく。


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ただ、私の主目的が「睡眠の状態をできる限り正確に把握する」というものだった為、あまりその点は気にしていませんでした。


で、Fitbit の睡眠計測はとーーーーーっっても優秀でした。
何が優秀って、今でこそビックデータなんて普通に叫ばれていますが、Fitbit社はかなり初期の段階からユーザーの睡眠情報をがっつり収集して統計化していました。


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まず通常の睡眠状態をグラフ化したものがこちら。

で、こちらが棒グラフで状態別にも表示可能になっています。


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こちらですね。

この状態から、直近30日間の平均と比較して「その日よく眠れていたのか」「その日の睡眠が不足気味だったのかが、一発で比較可能になっています。

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何か今日は睡眠不足気味だな、と思って比較してみたら案外そうでもなかった、ということはよくありましたね。

で、Fitbit社が優れているのは、この情報を自社で集めた統計情報と比較してくれる点にあります。
登録しているユーザーの情報(性別、年齢)と、他ユーザーの統計化された情報とを比較してくれるのです。

こんな感じに。

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過去30日間の「自分の平均」との比較だけでなく、「同年齢の男性と比較してどうなのか」が分かるわけです。

で、私の場合、「結構熟睡できてるじゃん」となるわけです。

この結果が、まー体感とよく合うこと。

例えば海外出張に行くと、時差の関係もありますし、熟睡のレベルは極端に低くなります。
国内旅行などで普段と違うベッドで寝るだけでも数値は低くなります。

そこまでは誰でもそうだと思います。

興味深かったのが、ロングライドに出かけた日です。
50km程度のショートライドだと、あまり傾向は出なかったのですが、100km超のロングライドに出かけた場合、ほぼ同じような傾向が出ました。

  • ライドに出かけた当日の夜は、レム睡眠、深い睡眠共に普段よりも低めに
  • 翌日以降しばらく、体の疲労が抜けるまでなのか分かりませんが、眠りが浅くなる傾向がある

ライド当日の夜は、体が疲れているんだからレム睡眠が多くなるだろうとか、とにかくばっくり疲れているんだから夢も見ないで深い睡眠が多いだろうとか思っていましたが、当日の夜はとにかく浅い睡眠が長くなる、というのは予想外でした。

つまり、本当に疲労を抜こうとすると、ライド後丸2日は必要ということになるわけで、Garminがライド後に「3日間は休憩取ってね」とか「4日間は休憩してね」と通知してくれるのもあながち嘘ではないんだなー、と実感した次第です。

仕事でトラブルが起きると、解決するまでの間は眠りは浅くなりますし、大事なプレゼンの前も同様に。

懸念事項が片付いた後の週末は熟睡レベルが半端なく高いですし、体感的にもとてもスッキリするわけで、体調管理の観点から「安心材料」を与えてくれるデバイスでした。

そんな感じで、特に大きな不満はなかったのですが、ロードバイクに乗るようになってくると、ライド当日のアクティビティは Garmin Edge で計測されるわけですが、その結果が Fitbit Altaとはそこそこ乖離が出てきます。

徐々に「統合したいな」という気持ちが募っていきました。


ただ、ライフロガーとしての Fitbit Alta HRに不満がなかったが故に、冷静に乗り換え条件や不安材料を明確にしていました。


  1. カロリー消費などの運動量を統合化したい
  2. 乳バンドを卒業してライド時も腕で心拍計測できるようになると嬉しい
  3. 睡眠時の計測については、約2年間のFitbitの経験からある程度計測精度が落ちるのは止む無しとしても、深い睡眠、レム睡眠を分けて計測できるようにしたい
  4. Apple Watch の登場で、ビジネスシーンでもスマートウォッチを使う人が増えてきた。この際仕事の場でも使えそうなシンプルなものだと嬉しい

Garmin Edge との統合を考えると当然 Garmin 製品に統一できると嬉しいわけですが、なかなか上記の条件を満たす製品がありませんでした。




■ Vivoactive3 の登場で状況に変化が 

色々なローディーブログを読んでいると、乳バンドの代わりに腕で心拍計測、という目的からは vivosmart HR J が使われていることが多そうでしたが、睡眠計測の機能についてはまだまだFitbit に追いつける状況ではなかったようで、眼中にありませんでした。

それが2018年になって、Vivoactive3 が登場した頃から胸がざわつき始めました。

  • ビジネスシーンでもギリギリ行けそうなシンプルさ
  • 心拍計測も可能で、Garmin Edge への転送モードが用意されている
  • ただ、発売後半年程度のレビューを見ると、転送モードの安定性に難がある(途中で途切れる)
  • 転送できたとしても、心拍の正確性については「かなり正確」という意見と「乳バンドほどではない」という意見で真っ二つに割れる
  • 睡眠計測は、深い、浅いの2パターンのみでイマイチ

特に睡眠計測についてはまだまだだなー、と思っていたところ、6月頃になって「レム睡眠も計測できるようになったよー」というニュースが飛び込んできました。

ただ、この時点でも心拍転送モードの安定性については好意的なレビューよりはネガティブなレビューが多く、迷いに迷うことに。


そうこうしている間に vivosmart4 が発売。
この際、ある程度妥協してコイツでも良いかなー、なんて思っていたら、「バンド千切れます」レビューが・・・。
バンド交換タイプではないので、Jawbone の苦い記憶が。


で、うじうじ悩んでいたわけですが、12月になって世のクリスマスムードに背中を押され、ぽちっと購入することになりました。


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Vivoactive3 Musicです。

いや、特にコイツで音楽を聴こうと思ったわけではないのですが、ウォッチフェイスが無印のVivoactive3よりもこちらが好きだった、という単純な理由なのですが。

ただ、ラウンドフェイスになっている為、海外のレビューサイトでも「ぶつけてフェイスにヒビが入った」という書き込みが。
ラウンドフェイスであるが故に、表面に保護シールとか貼れないんですよね。

あと、保護シールとかあると、なんか安っぽくなるんですよね・・・。

ということで、少々値は張りますが、こちらで対策することに。





スマホの画面保護が主目的になってますが、時計でも使えるようなので。
どこまで効果があるかは未知数ですが。


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あとは充電端子から錆びるというレビューも見かけたので、保護キャップも購入。





速攻で失くしそうですが、10個入ってますので安心です。


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こんな感じに。


Connect IQ ストアでウォッチフェイスをダウンロードできるのですが、ウォッチフェイスによっては表示項目や色、場所が自由にカスタマイズできるようになってますので、ウォッチフェイスをいじくっているだけで、あっという間に数時間経ってしまいます。

って、それがまた楽しいのですが・笑


今時点で気に入っているのがこちら。

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まだ手元に届いて日が浅いのでいったんここまでですが、近々ライドに連れ出して心拍転送モードの精度を確認してみたいと思います。





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