【製品レビュー】サイクルタイツを新調(カペルミュール ライトウォームタイツ)

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春秋用のサイクルタイツを新調湯カペルミュール ライトウォームタイツ)

所謂ブラックフライデー(正確にはAmazonサイバーマンデーかな?)の戦利品の一つになりますが、春秋用のサイクルタイツを新調しました。

これまでは、パールイズミのサーモタイツ(983-3DE)を履いていました。

パールイズミ 曰く、「パールイズミの定番ロングタイツ。ビギナーの方、初めて秋冬用タイツを買う方におすすめのアイテム」となっていますが、この売り文句にそのまま乗っかって、私が人生で初めて買ったサイクルタイツでもあります。

対応気温帯は15℃。春から晩秋にかけて使い勝手の良いタイツでした。
ただ、まるまる4年間ヘビーローテーションを重ねてきた結果、パッドも大分へたってきましたので、そろそろ買い換えようかな?と思っていたところ、Amazonのサイバーマンデーでお買い得になっていたこともあり、今回買い替えとなりました。

1. カペルミュール ライトウォームタイツ

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リオン・ド・カペルミュールのライトウォームタイツの公式説明はこちら。

 

薄手の裏起毛素材のタイツ。クロップド パンツとのレイヤリングにも適して います。

 

いやー、素っ気ないです・笑
カペルミュールは全体的に説明がシンプルではありますが。

素材はナイロン78%、ポリウレタン22%。 

裏起毛となっており、防臭抗菌シームレス成型「スタンダードパッド」を採用したサイクルタイツとなります。

2. パールイズミのタイツと比較してみる

それでは、私の手持ちのパールイズミのタイツ(15℃対応、10℃対応)と比較してみたいと思います。

(1) サーモタイツ(983-3DE:15℃対応)と比較

パールイズミのサーモタイツは、サーマフリースという独自の素材を採用しており、素材は90%ポリエステル、10%ポリウレタン。
生地はフリース加工が施されている為、肌触りがとても良くできてています。

ポリウレタンは比率が違いますがサーモタイツもライトウォームタイツも混合されていますが、メイン素材がポリエステルとナイロンと大きく異なっています。

パールイズミが採用しているサーマフリースのように、ポリエステルは色々な機能を付加することのできる素材ですので、素材本来の機能性だけで比較するのはあまり適切ではありませんが、もともとの生地の特徴としてはこんな感じです。

ナイロン 非常に強くシワになりにくく高い強度を誇る。水着やストッキングに採用される素材。他の繊維と融合させ、補強として使われることもあり、いろいろな機能性を付加させることが可能

吸湿性に乏しいが速乾性は高い。何も加工していない状態では、ポリエステルよりもナイロンの方が吸水性・吸湿性は高い。

ポリエステル 日本の洋服で一番使われている素材。素材の性質としては、綿に近いが、シワになりにくい、型崩れしにくい、生地が強く乾きが早いという特徴がある。

吸湿性には乏しいが速乾性は高い。何も加工していない場合、速乾性はナイロンよりもポリエステルが高い

ポリウレタン 非常に高い伸縮性をもつゴムのような繊維。

温度や湿度の急激な変化に強い為、伸縮性の優れたストレッチ製品やスポーツウェアなどに使われることが多い。

一般的には寿命は短く劣化が早い為、ポリウレタン単体で使われることは少ない。

素材としての基本性能だけをベースに考えると、

  • パールイズミ サーモタイツ:
    若干吸湿性に劣るものの高い速乾性。ストレッチ性はそこそこ。
  • カペルミュールライトウォームタイツ:
    吸湿性が高く、ストレッチ性も高い。速乾性はサーモタイツよりも若干下。

こんな感じでしょうか。

実際の生地(裏地)を比較してみます。

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右側がパールイズミのサーモタイツ、左側がカペルミュールのライトウォームタイツになります。
パールイズミの方が「フリース加工」となってはいますが、裏地の起毛度合いはカペルミュールの方が高く、肌触りは優しく、生地のストレッチ性も高くしなやかです。

サーモタイツの方が若干「さらさら」としており、カペルミュールの方が「しなやかで暖かい」感じです。

実際にライドで着用してみると、気持ちカペルミュールの方が暖かいかな?という感想でした。

(2) ブライトスプライスタイツ (996-3DR:10℃対応)と比較

お次に、保有しているパールイズミの10℃対応タイツとしては、プライトスプライスタイツがあります。

これは既に廃盤となっております。
素材は85% ナイロン、15% ポリウレタン。
ストレッチ性が高く、保温性に優れた素材「スーパーサーマフリース®プラス」を採用し、快適な動きやすさを実現したタイツとなっています。

現在のラインナップにおいては、10℃対応のプリントタイツが後継商品になります。

プリントタイツも素材の構成は同じでして、パッドも同じ3DRとなっています。

早速生地(裏地)を比較してみます。

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左がカペルミュール、右がパールイズミ 。

もう、ぱっと見では違いが分からないほどです。

ストレッチ性を左右するポリウレタンはカペルミュールの方が配分が多くなっていますが、どちらも触ったり着用してみても、同じように高いストレッチ性で、ほとんど違いは分かりません。
パッドの比較はこちら。

kaptight-01

パッドは気持ち中央部の厚みはパールイズミの方がありそうですが、その差はわずか。
実際に着用して走り比べてみてもあまり違いは感じられませんでした。

耐寒性という意味では、10℃対応のパールイズミの方が若干暖かい印象。
ストレッチ性はどちらも高く、とてもしなやかで肌触りも柔らかく、快適ですね。

3. カペルミュール ライトウォームタイツの対応気温は10℃から15℃(実走)

ま、カタログ通りと言われればそのままなのですが・汗

実際に着用して走り比べてみたところ、暖かさに関しては、その温度帯通りでしたね。

「サーモタイツ(PI) < ライトウォームタイツ(CM) < ブライトスプライスタイツ(PI)」

私個人的な感覚はこんな感じ。

  • サーモタイツ(15℃):最低気温12-13℃、最高気温が20℃以下の日
  • ライトウォームタイツ(10-15℃):最低気温10℃、最高気温17-18℃の日
  • ブライトスプライスタイツ(10℃):最低気温5-6℃、最高気温12-13℃の日

過去のライド記録を見てみると、パールイズミの10℃対応タイツは、「風さえ強くなければ」最低気温5℃でもギリギリ耐えられました。
風が強い日だと気温通り10℃くらいでないと寒いです。

ちなみに、最高気温が20℃超えるような日は、迷わずコールドシェイドスパッツですね。
最低気温12-13℃までなら走っている間は耐えられます。

ただ、私が10℃対応のタイツで「暖かくて良いわー」とか言いながら走っている日に、普通にレーサーパンツで走っているローディーもいたりしますので、この辺りの温度感覚は「走り方」や「寒がりの度合い」によってかなり変わりますよね。

比較的痩せ型(筋肉が少ない)、寒がりなタイプですので、パールイズミやカペルミュールの温度帯表示そのまんまがちょうど良かったりします。

今回はサーモタイツの置き換え目的で購入したつもりが、微妙に温度帯がズレる部分もありましたので、微妙な気温の日はまだまだサーモタイツにも頑張ってもらう必要がありそうです・・・。

コメント

  1. たかにぃ より:

    原宿のおしゃれウェア屋さんの暖かタイツですね。
    我が家でも嫁さんがカペルミュール好きで2組持っていますが良い物です。

  2. おとーさん より:

    パールイズミ同様、サイズ感が日本人向けで着やすいんですよね。

  3. たかにぃ より:

    おとーさんの体型からすると国内ブランドのMサイズよりイタリアやアメリカのブランドのSサイズのほうがフィットすると思いますよ。イギリス・ブランドだとXSとSの境目になりそうなので微妙ですが。

  4. おとーさん より:

    >たかにぃさん
    アドバイスありがとうございます!
    海外ブランド、今度実店舗探して試してみるのもありですね。
    実は第一歩として先日のブラックフライデーセールでwiggleのdhbに手を出したばかりでして、「意外と腕の長さは許容範囲かも?」なんて思ったばかりだったりします。(次に記事にする予定ですが・笑)
    次回のウェアリプレース時には、海外まで手を広げてみましょうかね。

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