ガーミンから新製品が登場 (Garmin Venu 2 / 2s)
はい、予想通りVenuの新製品が登場しましたね。
製品サイクルからすると、今年し来るんだろうな、と期待していました。
以前 Vivoactive3 Music を使っていた時に、「Venuの液晶が綺麗で羨ましいなー」と指を咥えていたところ、昨年になって Venu Sq が登場しました。
「かー、画面がスクエアなの!?」と衝撃を受けましたね。
何もアップルウォッチに対抗しなくても良いのでは、と。
個人的には、その時に Venu2 が登場していれば即買いしていたと思いますが、昨年末からジョギングを始めたこともあって、年始に ForeAthlete 745を購入してしまいました。
ちなみに、その時に奥様もガーミンデビューを果たしており、奥様の腕にはキラリと Venu が光っております。
いやー、液晶が綺麗で羨ましいです。
今後の Garmin が有機ELディスプレイを標準にしていくのか否か、とても気になる点ですので新しい発売される Venu2 についてもその違いなど調べてみたいと思います。
1. Venu 2 / Venu 2s のラインナップ
まずは Venu のラインナップ。
ガーミンさん曰く、「男性だけでなく女性にも使いやすいよう、ディスプレイおよびバンド幅の異なる2サイズを展開します」とのこと。
ガーミンは新製品発表のタイミングで「旧製品を挟み込む形で」サイズラインナップを前後に広げるのをよくやりますが、Venu もそのやり方になりました。
まずはノーマルVenu 2。
沢山あるように見えますが、ブラックとグラナイトブルーの二色展開となっています。
男は所詮黒か青しか選ばないんだろ?と言われているかのよう・・・。
ま、私の場合その通りでぐぅの音も出ませんが。
こちらが女性も意識した Venu 2s。
私のように腕の細い人間からすると、選択肢になるのはこちらですね。
ホワイト、ミストグレイ、ライトサンド、グラファイトの四色展開となります。
仕事でも着けることを考えるとグラファイトかなー、と思いつつ、ホワイトがとっても素敵です。
それでは、旧製品であるVenuからどれだけアップグレードされたのか、比べて行きたいと思います。
2. Venu と Venu 2 /2s の相違点(本体仕様)
まずは旧モデルのVenu含めて、ウォッチ本体の仕様を比較してみます。
仕様 | Venu 2 | Venu 2s | Venu |
レンズ素材 | Corning Gorilla ガラス3 | ||
ベゼル素材 | ステンレススチール | ||
ケース素材 | FRP(繊維強化プラスチック) | ||
バンド幅 | 22mm | 18mm | 20mm |
サイズ | 45.4 × 45.4 × 12.2mm | 40.4 × 40.4 × 12.1mm | 43.2 × 43.2 × 12.4mm |
手首外周 | 135 〜 200mm | 110 〜 175mm | 125 〜 19mm |
ディスプレイサイズ | 直径1.3インチ(33.0mm) | 直径1.1インチ(27.9mm) | 直径1.2インチ(30.4mm) |
ディスプレイ解像度 | 416 × 416 pix | 360 × 360 pix | 390 × 390 pix |
重量 | 49.0g | 38.2g | 46.3g |
稼働時間 (スマートウォッチモード) |
約11日間 | 約10日間 | 約5日間 |
稼働時間 (バッテリー節約モード) |
約12日間 | 約11日間 | N/A |
稼働時間 (GPS+音楽モード) |
約8時間 | 約7時間 | 約6時間 |
稼働時間 (GPSモード) |
約22時間 | 約19時間 | 約18時間 |
こうやって比較してみると、一番の相違点は「サイズ」に尽きますね。
旧モデルの Venu を間に、その上と下にサイズを展開しました、ということですね。
Vivoactiveシリーズも3から4に上がった時に同様のサイズ展開にしましたので、現在のガーミンの共通的な考え方なんだと思います。
また、それ以上に大きなポイントとして稼働時間が大幅アップしました。
通常の Venu 2sなんて、Venuからサイズダウンしているにもかかわらず稼働時間は倍ですからね。
これ、相当大きなアピールポイントではないでしょうか?
今回バッテリー節約モードなるものが追加されたので、最初は「節約モードの稼働時間かな?」と思ったのですが、確認してみると節約モードはそれとは別で、更に稼働時間が伸びるモードのようですので、明らかに稼働時間が延長された模様。
倍ってのはすごいですね。
アップルウォッチなんて目じゃないですよ、これ。
私が現在使っている ForeAthlete745に関しては、公称稼働時間は7日間なのですが、日に1時間程度アクティビティを実施したうえで、先日追加された血中酸素濃度計測をオンにしてしまうと、3〜4日でバッテリーがなくなってしまうようになりました。
どうも血中酸素濃度測定については、かなりバッテリーを消費するようですので、今回バッテリー稼働時間が大幅にアップされたのは素晴らしいですね。
但し、GPSモードや音楽再生モードだとそこまで伸びていませんので、バッテリー容量というよりは、ファームウェアが最適化された可能性もありますので、この辺りは実際のインプレ待ちといったところでしょうか。
この他に仕様表を比べてみると、Venu 2 / 2s には温度計と環境光センサーが追加された模様です。
ただ、このスペックだと Venu 2sは魅力的ですねー。
3. Venu と Venu 2 /2s の相違点(機能面)
お次に機能面の違いです。
基本的に、Venu 2 と Venu 2sに関しては機能差はないようですので、Venu旧モデルと、Venu2との違いになります。
詳細は公式に記載がありますが、ざっとサマリーするとこんなところです。
- ヘルスモニタリング機能とフィットネス機能を強化
- 睡眠の質を0〜100で評価する睡眠スコアが計測可能に
- 2分間のセッションを記録することで、主要なヘルスケアデータを一覧で確認できるようになるヘルススナップショットを搭載
- 実年齢や毎週の活動、安静時の心拍数、BMIや体脂肪率から、フィットネス年齢を推定する機能を追加
- 筋力トレーニング時に鍛えた筋肉部位をグラフィックで表示する機能が追加
- スポーツアクティビティに、高強度インターバルトレーニング(HIIT)を追加
- 音楽の保存可能数が500曲から650曲に増加
この中で個人的に興味がある機能は、睡眠スコア計測機能でしょうか。
ガーミンのライバルであるフィットビットのトラッカーでは、昔から睡眠スコアが計測できました。
私もガーミンを使う前はフィットビットを使っていたのですが、ガーミンのスマートウォッチに乗り換えた時に一番「機能が劣化した」と感じたのが睡眠モニタリング機能なんですよね。
ガーミンのボディーバッテリー機能もそうですが、端的に「今日は何点でしたよ」と教えてくれるのが一番分かり易いですから。
これ、ファームウェアのアップデートで、他の機種でも使えるようにならないですかね・・・?
フィットネス年齢もあると便利かな、とは思いますが、我が家ではタニタの体組成計を使っていますので、そちらで事足りているかな、と。
しかも計測精度を上げるには、BMIではなく体脂肪率を使う必要があるのですが、現時点で対応しているのはガーミン純正の Index S2 だけの模様。
なかなかハードル高いですね。
4. ローディーにとって Venu 2 /2s は買いなのか?
ということで、ローディー目線で行くと、特にサイクリング関連機能のアップデートもありませんでしたので、めっちゃオススメ! というほどではありませんでしたね。
ただ、Vivoactive3以前のスマートウォッチを使っている方であれば、このタイミングでの買い替えは全然アリだと思います。
何といっても、今回稼働時間が飛躍的に伸びた点は素晴らしいと思います。
何といっても、有機ELの最大のデメリットが「電池保ち」なわけですが、今回 Venu2でその弱点を克服できたのだとすると、今後ガーミンから登場するスマートウォッチは有機ELを採用したモデルが増える可能性も出てきたわけで。
Fenix 7シリーズが有機ELになる日が近づいたかもしれませんね。
【2021/7/12 追記】
Venu2のレビュー記事を追加しました。
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