■ シフトケーブルとブレーキケーブルをまとめて交換

ロードバイクで定期的にメンテナンスが必要なものの一つに、ケーブル類の交換作業があります。
昨年は冬場に行ったのですが、やはり寒いと指先が悴んで作業効率が落ちることもあり、今年はもう少し暖かくなってからやろうと。

GWでまとめてやっつけることに。
まとめてお休みが取れる時ということで、このGWに交換された方も多いのではないでしょうか?

昨年はシフトインナーケーブルのみ交換しましたが、今年はブレーキケーブルについても一緒に交換してしまおうと思います。







1. リアシフトインナーケーブルを交換

まず最初に、リアシフトインナーケーブルの交換を行います。
細かな手順は前回の記事をご確認いただければと。





私の愛車、ピナレロ GAN Sはケーブル類はフレーム内装式。
前回の記事にも書きましたが、ケーブル交換はライナーチューブを使えばそこまでフレーム内装式であってもそこまで難易度は高くないはずなのですが、なぜがフレームの出入り口のブラスチックパーツがフレームから外れず、ライナーチューブの出し入れに非常に難儀しました。




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こんなアクロバティックな体勢でライナーチューブを押し込んだりしましたから・・・汗

あー、またそんなことやらないといけないのかー、と憂鬱な気分で、まずはメンテナンススタンドにフレームを装着。


catch-06


年を重ねる毎に屈んだ作業は苦痛でしかありませんので、メンテナンススタンドはほんと助かります。






いちおうダメ元でプラスチックパーツ固定用のネジを外して、プラスチックパーツを指でツンツンしたところ・・・。




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アウターケーブルの張力だけで「ぱつん」と外れてきました。


えええっっっ!?



前回は隙間にマイナスドライバーをこじ入れたり、色々と工夫しながらも「これ以上やるとフレームを傷つけそう」と断念したのですが、今回は大した力をかけることもなく、あっさり外れました。


なんで・・・?


昨年の苦労は何だったのか・・・泣


ま、それならそれで作業が楽になったことだし、良いかー、と前向きに。
なんて油断してたら、ライナーチューブ貫通後、シフトインナーケーブルを抜いた直後にライナーチューブが落下・泣


おーーーーいっ。



一瞬頭が真っ白に。
ライナーチューブなしでインナーケーブル通すとか、私にできるのか!?と絶望に打ちひしがれること十数秒。

試しにライナーチューブだけフレーム内に下側から通してみたところ、トップチューブ側の穴からひょっこりライナーチューブが顔を出してくれました。

マイナスドライバーで引っ掛けたところ、あっけなくライナーチューブを外にこじり出すことに成功。


あー、焦った・・・。


前回は交換を見送った、リアディレイラー付近のアウターケーシングの交換。
傷がついていることもあり、今回は交換することにします。


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こちらパーツは OT-RS900というケーブルになるのですが、ノーマルなケーブルセットには付属していません。





DURA-ACE R9100系、ULTEGRA R8000、105 R7000のリアディレイラーのアウターケーブルに関しては、こちらのOT-RS900を使用し、それ以外の旧モデルでは OT-SP41を使います。
ケーブルセットに付属しているのは OT-SP41。

ちなみにAmazonだと10本セットしか売っていないようで。


 

さすがにそんなに要りませんよね・・・。
ショップでは400円くらいで入手できますので、以前ショップに立ち寄った時にこちらのOT-RS900は確保済み。

立ち寄った時というのが、パンク修理の時だったので、別に立ち寄りたくて立ち寄った時ではないのですが・汗





今調べてみると、OT-RS900付属版のケーブルセットも出ていますね?
気持ちお高くなってますが、個別に買うよりはお安いのかな?
次回以降はこちらを買うことにしましょう。





そこから先は、順調に作業は終了。 




2. フロントシフトインナーケーブルを交換

続いて、フロントシフトインナーケーブルの交換です。
こちらもフレーム内装になりますので、慎重に作業を進め、あっけなく完了。





ただ、交換時にタイコがきっちりハマりきっていなかったようで、一回やり直していますが・・・。
前回もそうですが、今回も同じようなところで凡ミス。


学習能力が低くて困ったもんです・汗 



3. ブレーキインナーケーブルを交換

で、今回はブレーキインナーケーブルの交換も行うことにします。
まずはリアから。
今回も慎重にライナーチューブを通して、テープでフレームに固定。

まずはケーブルを引き抜きます。

まずはブラケットカバーをめくります。


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この状態でブレーキレバーを握ると、先端部分がこんにちわ。


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するするっ、と抜き取ります。


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あとは新品に交換するだけ。


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お次がフロントですが、フロントに関しては内装式ではない為、作業はとっても楽ちん。

あっという間に作業完了。
ブレーキインナーケーブルの交換は、比較的難易度低めでしたね。


最後にケーブルの張り具合をそれぞれ微調整。
いやー、スパスパ変速が決まるのはとっても気持ち良いですね。

ブレーキに関しても、少しだけ引きが軽くなったかも?
そりゃ丸二年以上交換していませんでしたからね。


ケーブル交換もこれで2回目。
あれこれと失敗も経験したお陰で、次回はスムーズに作業できるようになった気がします。

そりゃもう、そうなってくれないと困ります。
もうちょっとがんばれ、自分。







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