【新製品】Wahooから新世代のROAMとBOLTが登場(Wahoo ELEMENT)

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昨年風速センサーを搭載したサイクルコンピューターとして Wahoo ELEMENT ACE が発売されて度肝を抜かれました。

サイクルコンピューターに変革をもたらす(Wahoo ELEMENT ACE)
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エアロ至上主義なこのご時世において、風速センサー搭載はとても理にかなったアップデートですよね。

風速センサーの精度についてはまだまだ成熟し切れていないのでは、というレビューが多いようですが、今後の進化への期待も込めて、新しい技術にチャレンジし続ける意義は大きいと感じています。

そんな Wahoo ELEMENT シリーズですが、ソフトウェアのプラットフォームを ELEMENT ACE に揃える形で、ROAM と BOLT が第三世代にアップデートされました。

Wahoo から第三世代の ROAM と BOLT が発売

ELEMENT ROAM V3 の変更点

まずは ELEMENT ROAM V3でアップデートされた点。

  • ディスプレイのサイズを2.7インチから2.8インチに拡大
  • 表示カラーの大幅なアップデート(64色から1600万色に)
  • タッチスクリーン対応
  • 大音量の自転車ベル(スピーカー)対応
  • 地図情報に通り名を追加
  • アクティビティプロファイルの追加(ロード、MTB等)
  • 画面上部に時刻を常時表示
  • 画面上部のLEDライトを削除
  • ソフトウェアプラットフォームの統一下(対応するアプリを Wahoo ELEMENTアプリから Wahooアプリに統合)
  • 重量アップ(93g から 108gに増加)
  • バッテリーライフの向上(17時間から25時間に)

私もELEMENT ROAM V2 を愛用していますが、色数は少ないものの、メリハリの効いたカラー表示はとても見やすく、特に不満はなかったのですが、カラーバリエーションが大幅に増加しました。

公式サイトの製品写真を見ても、確かに綺麗になったように見えますね。

冬場のライドを念頭に置くと、個人的にはタッチスクリーンよりは物理ボタンの操作性の方が好きだったりするのですが、第三世代の ROAM はタッチスクリーンに対応しつつも、従来型の物理ボタンは残しているようにも見えますので、操作性の選択肢が増えただけ、と考えるとこれはこれでアリですね。

また、私ライド中によく時刻を確認します。ランチスポットの混雑で待たされるのが嫌なので、できるだけ開店から間を置かず、混雑時間を外すことを重視しているもので時計はとても大切。

今までのサイクルコンピューターって、時刻についても貴重な表示フィールドの1つを占拠する形で表示していましたので、これは個人的には朗報です。
この辺りのUIはスマホを参考にしている可能性が高いですね。

パッと見たところだと、画面上部には時刻、気温、バッテリーライフといったスマホでもよく表示されているアイコンが並んでいますので、これはかなり便利そうだな、と感じています。

ただ、個人的にちょっと残念なのがLEDライトの削除でしょうか。

Wahoo ELEMENT を象徴する特徴的な機能でしたから。

この LED 表示はスクリーン内に統合するということですので、どういった形でUIが刷新されるのか、今後の詳細発表を待ちたいと思います。(本記事執筆時点では、まだファームウェアは製品バージョンに至っていないそうで、まだ詳細がよく分からない)

アプリの変更についても、最初は変更にとまどうことでしょうが、Wahoo は継続的にアップデートを重ねてくれるメーカーですので、今後の進化に期待、といったところでしょうか。

バッテリーライフの向上は、手放しで賛成、ですね。

ELEMENT BOLT V3 の変更点

続いて、ELEMENT BOLT V3について。V2のバージョンからの主要アップデート事項です。

  • GPSのマルチバンド化
  • ディスプレイサイズを2.2インチから2.3インチに拡大
  • 表示カラーの大幅なアップデート(64色から1600万色に)
  • 地図情報に通り名を追加
  • アクティビティプロファイルの追加(ロード、MTB等)
  • 画面上部に時刻を常時表示
  • 画面上部のLEDライトを削除
  • ソフトウェアプラットフォームの統一下(対応するアプリを Wahoo ELEMENTアプリから Wahooアプリに統合)
  • 重量アップ(68g から 84gに増加)
  • バッテリーライフの向上(15時間から20時間に)

基本的に、物理的なサイズが ROAM より小型となっているだけで、ソフトウェアの仕様についてはほぼ同じ内容となっていますね。

分かりやすい ROAM との違いは、タッチスクリーンに対応していない点と、スピーカーがないことくらいでしょうか。

前世代で満足している人であれば、BOLT V3 でも十分満足できそうですね。

ELEMENT 3機種の仕様比較

最後に、新世代ELEMENT の仕様比較です。

ACE ROAM v3 BOLT v3
タッチスクリーン
風速センサー
スピーカー
バッテリー 30時間 25時間 20時間
ディスプレイ 3.8インチ 2.8インチ 2.3インチ
サイズ H125mm×
W70mm×
D20mm
H96mm×
W53mm×
D24mm
H83mm×
W47mm×
D24mm
重量 208g 109g 84g
スクロールできます

風速センサーの有無、タッチスクリーン対応の有無といった物理面での機能有無でそれぞれの立ち位置を明確にした感じですね。

発売日は5月6日とのことですから、製品版でのレビュー記事が登場するのはまだもう少し先になりそうですが、どのような仕上がりになるのか楽しみに待ちたいと思います。

 

 

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