クリートキャッチを失敗し続けた結果、SPDペダル(PD-ES600)は傷だらけに
新しいSPDペダル(PD-ES600)を使い始めてから4ヶ月が経過しました。
購入後2ヶ月が経過した頃にレビューしましたが、その時と印象は変わることなく、とても満足して使っています。
正直これがあればSPD-SLはいらないな、と思っています。
ただ、シューズがソールが柔らかいタイプなので、もう少しソールが硬いタイプのSPDシューズに変えてみても良いかなー、とは思っていますが。
PD-ES600は片面SPD。
その為、とても軽量なペダルとなっています。
グレードはアルテグラグレードとなり、重量は279g。
ちなみに、SPD-SLのグレード別の重量はこちら。
- PD-R9100(デュラエース)・・・228g
- PD-R8000(アルテグラ)・・・248g
- PD-5800(105)・・・285g
SPD-SLの105グレードより軽量に仕上げてきているのがすごいですね。
片面SPDペダルはあっという間に傷だらけに
ただ、私はそれ前は両面SPDのクリッカーペダルを使っていたこともあり、片面SPDに慣れるまでに時間がかかり、その間にペダルをかなり「傷物」にしてしまいました・・・。
SPDペダル(シマノ PD-ES600) その後のレビュー : 昔チャリダー今ローディー
あれから2ヶ月。
現在の塗装状況がどうなっているかというと、こんな感じです。
こちらは右側。
信号で停止する際でも右側は付けっ放しにしていますので、クリートキャッチに失敗してペダル裏面を傷つけることは少ないです。
ペダルの外側に若干傷がついているのは、停車時にペダルを使って立てかけることがあったりしますので、そういった時についてしまうんでしょうね。
問題なのは停止時に頻繁に脱着を繰り返す左側です。
クリートキャッチに失敗した時に、ペダル裏面だと気付かずにぐりぐり押し付けたことによってついた傷です。
ここまで傷だらけになるって、いったいどんだけ「ぐりぐり」やったんだって話ですよね・・・。
ただ、2ヶ月前から比べると、そこまで傷は増えてはいないようですし、クリートキャッチの精度も高くなってきましたので、最近はそこまで傷は増やしていないかと思います。
こちらは、ペダル面は正しいにもかかわらず、ペダルの外側をぐりぐりやったことによってできた傷ですね・・・。
どんだけ下手くそなんだよ・・・。
ただ、これも以下同文。最近はあまりやらかしてはいません。
このまま梅雨時を迎えてしまうと、地金むき出しの場所から錆びてしまう危険性がありますので、再塗装してみたいと思います。
目的は「美しく再塗装する」ことではなく、「錆びないように再塗装する」ことにありますので、多少下手くそな仕上がりになっても良いかな、とある程度割り切っています。
(という、言い訳だったりするのですが)
早速ペダルを外してみます。
過去、ペダルの脱着に苦労したこともありましたが、今回はすんなり外せました。
固いペダルを外す方法をあれこれ試してみた : 昔チャリダー今ローディー
で、見てみると、結構衝撃。
グリス、真っ黒になってますね・・・。
4ヶ月でここまで真っ黒になるとは。
ペダルも時々外して綺麗にしてあげないと、ですね。
片面SPDペダルの塗装剥がれを修復する
今回塗装に使うのは、安心・安定の染めQ。
金属塗装になりますので、塗料の「食いつき」をよくする為に、下地処理としてミッチャクロンも使います。
ミッチャクロンの説明書きによると、ミッチャクロンを使えば「下地処理=塗装面のヤスリがけ」は不要、と書かれていますが、そこそこ凹凸がありますので、最低限のヤスリがけはすることにしました。
なんとなく、600番のペーパーを採用。
こんなやつです。
こいつで数分ごしごしこすってあげます。
分かりますかね?
地金ともともとの黒い塗装面との間がヤスリがけによってなだらかにつながってくれました。
裏面も、残っている塗装面と地金とのつながりがスムーズになりました。
続いて、100均で売っているマスキングテープを使って、非塗装面を保護していきます。
本来は壁に写真を貼り付けたりする時に使うような用途なんでしょうが、細かいことは気にしません。
こんな感じに、ぐるぐる巻きにしていきます。
で、塗料があちらこちらに飛び散らないようにする為、段ボールの中にペダルを放り込んでから塗装していきます。
こうすると、塗料が飛び散らずに済みます。
こんな感じですね。
手順はこんな感じ。
- ミッチャクロンを1〜2回塗装すること、とあるのでまず1回目、塗装面に吹き付ける
- 常温(20℃)で15〜20分で乾くとあるが、この日の外気温は10℃以下。屋内だと12℃くらいあるので、1回目の塗装吹き付け後、屋内に持ち込んで30分置いて乾燥
- その後2回目の吹き付けを実施。再び屋内に持ち込んで30分感想
- 染めQは3〜4回の重ね塗りが推奨。1回塗装して3分おいてから再塗装、これを繰り返す、とのこと。塗装して3分待ち、塗装して3分待ち・・・を4回繰り返す
- その後常温で30分以上乾燥させてくれ、とのことだったので、2時間程度乾燥させる
で、塗装結果がこちら。
目的は達成できた・・・かな。
ぺりぺりとマスキングテープを剥がしていきます。
問題の左ペダル。
外側の塗装が完全に剥がれていましたが、表面処理は荒いものの、きっちり塗装されました。
傷だらけだった左ペダル裏面。
近づくと塗装の荒さはが目立ちますが、遠目にはあまり気になりません。
えー、気になりませんとも。
それほど傷ついてはいなかった右ペダル。
ペダル外側を塗装していますが、マスキングテープの後がくっきりはっきり線として残ってますねー・汗
クリートキャッチの為のシルバーの金具類は、星型のトルクスレンチでないと外せないのですが、私、トルクスレンチ持っておりません。
次回塗装する際には、トルクスレンチを購入して金具類も外してから、全体的に塗装するようにしてみましょうかね・・・。
右ペダル裏側。
こちらもマスキングテープとの境界線ができてしまっています・・・。
以上、素人が塗装するとこうなるんですね、というお手本ケースでした。
時金むき出しよりは良いかな、と思われる方は、是非チャレンジしてみてはいかがでしょうか。
(みなさんそもそも傷だけらにはしませんかね・・・)
コメント
SPDのクリートは両足分でネジ含めて50g、SPD-SLのは75g程度なので、クリート含めるとPD-ES600とPD-R8000の重量差は殆ど無いですね。後はカーボンソールの軽量シューズ(ちょっと高い)や紐靴でもシマノのRT4(比較的安価)にすると重量は大きく変わり、体感上違いが出ます。
なるほどです。クリートに関してはSPD-SLよりもSPDの方が軽いんですね。
確かに、トータルで考えると違ってきますね。勉強になります。
実は見透かされたようで何なのですが、RT-4もしくはRT-5に惹かれているんです。
今がシューレーススタイルのシューズなので、違うタイプを経験したい、という意味ではRT-5に興味あるのですが、重量だとRT-4の方が軽いので、まだ悶々と悩んでいます・・・。
私はお店立ち寄り用にRT4、未舗装路混じり用にSH-XC70を使っていますが、RT4はシューレースの分カタログ値より重いのでRT5とあまり重量差ありません。ですからタイプ違い狙いでRT5を選んでも問題無いかと思います。
ちなみにクロスバイクのほうがペダルD-Spyder 165g(軸の廻りが滑らか)とランニングシューズJapanBoost 203gの計368g(片側)と軽く、極寒期のシューズカバー80gでも重量差が気になったので、SPDペダルやシューズは信頼性と重量で選んでいました。
シューレースの分の重さは別になるんですね。
なるほどです。
ペダル自体はPD-ES600がいたく気に入りましたので、RT4かRT5辺りを念頭に今度ショップにお邪魔してみようかな、と思います。
ただ、SPD-SLのシューズが幅を利かせていて、なかなかSPDシューズの品揃えが良いお店って少ないんですよね・・・。
悩ましいです。