固いペダルを外す方法をとにかく試してみた
折角購入したSPDペダル。
我が家に到着してから早一週間。
今ついているペダルが外れず、使えません・・・。
考えられる原因。
- 私が単純に非力なだけ
- 実はこの前の週に、メンテナンスでショップに持ち込んだのですが、点検の他に増し締めもきちんとやってくれるのですが、この増し締めが強かったんじゃね?
- 今のクリッカーペダルに変えてから早1年。地味に固着してしまっている
1年で固着するわけねーだろ、とか。
ショップ店員さんもそこまで馬鹿力ではないだろ、とか。
頭の中はぐるぐるに。
1. まずは下準備
ひとまず、疑わしきを罰しまくります。
まずはKURE 5-56を吹きかけまくります。
吹きかけては2日馴染ませ、再度吹きかけては2日馴染ませておきます。
下準備は万全。
次に工具を見直しました。
私の主力武器はトルクレンチになります。
時計回り、反時計回りの切り替えがワンタッチでできるうえに、自転車にちょうど良い「20〜110Nm」に対応。
トルクの小さいものについては、雑に六角レンチで締めていますが、ある程度のトルクが必要な箇所については、きちんと締めておかないと怖いな、と思っています。
で、私がいじる部品といったらこの程度。
- カセットスプロケット・・・30〜50Nm
- ペダル・・・35Nm以上
トルクレンチには対応幅がありますが、丁度その中間あたりがスイートスポットなんだそうです。
ということで、ペダルやスプロケットに最適なんですね。
2. ペダル外し方法その① 〜スタンダード編〜
もっとも一般的なペダルの外し方ってこれじゃないでしょうか。
ちなみに、赤線がレンチでして、青い矢印が力を加える方向を示しています。
はい。
これで外れりゃ苦労はありません。
普通の六角レンチだと、ボトムチューブが太いため、クリアランスがギリギリになります。
この狭いスペースで十分に力をかけることができません。
そこで、力を掛けやすいトルクレンチの登場になります。
トルクレンチにつけるビットについては、ホームセンターで購入したこちらを使っています。
なのですが・・・。
こちらは右ペダルになりますので、正解は画面の左から右にぐいっ、と回せばペダルが外れるわけですが、ボトムチューブが太いために、フレームに当たってしまい右に回せません。
ということで、この方法はNG。
3. ペダル外し方法その② 〜足の力を利用する編〜
よく、脚力は腕力の3倍あるとか言いますよね。
こちらは脚力を利用するやり方です。
思いっきり体重をかけて、脚力で踏み抜くんですね。
前回はこのやり方でペダルを外しました。
このやり方だと、ボトムチューブと干渉しないので、トルクレンチが活躍してくれます。
なのですが、今回はこのやり方でも外れず。
あまりにも固い場合、このやり方だとバランスを取るのが難しいんですよね・・・。
右ペダルにかけた右足に力入れすぎると、そのまんま右に車体が傾いて倒れてしまうわけで。
4. ペダル外し方法その③ 〜その①の亜流〜
そこで、新兵器を投入です。
開封。
めっちゃ短いです。
右がこれまで使っていたヘックスビット。
左が今回追加購入したショートヘッドです。
やはり、全然違いますね。
六角レンチと高さがほぼ同じになりました。
ということで、無事クリアランスを確保。
とはいえ、ここで①のやり方でやっても固くて外れないことに変わりはありません。
今回は腕に体重をかける以下のやり方でトライします。
がきっ。
外れたーーーー・泣
左側も同じ要領できっちり外れました。
もう、次回からはこのやり方で決定です。
5. ペダルを取り付ける
まずはグリスをきっちり塗りたくります。
この自転車用のグリス。
20年前購入したものを今も使ってます。
使用期限とかあるんですかね??
そして、待ちに待った装着です。
この姿を見るのに二週間かかりました・・・。
今まで使っていたクリッカーペダルと比べると、全然違いますね。
これだけ踏み面の大きさが違うと、違いとかでるんでしょうか。
その辺りはまた改めて実装して確認してみたいと思います。(この日はこれで力尽きました・・・)
コメント
レンチの柄を鉄パイプで延長というのが割と一般的な気がしますが
個人的には外れないときは色々悩むより他店のでもokって店に持っていくのが楽で速くて確実な気がします
鉄パイプで延長ですか。なるほど・・・。勉強になります。
今回のやり方でダメだったらショップ持ち込みにしようと思っていましたので、瀬戸際で自己解決できてよかったです。
トルクレンチは、外すときに使うものではありません。
締めるとき、本締めの「最後」にだけ、ちょっと使う。
まあ、既に精度が狂って、トルクレンチとして使えない古い物をラチェット代わりに使うのはアリかも知れませんが。
でもラチェットとしても、力をかける使い方はしない方がよいと思います。
>とおりすぎりさん
おっしゃることご尤もでございます。ぐぅの音も出ません。。。