BOAダイヤルがLi2にアップデート

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BOAダイヤルが進化(Li1からLi2へ)

ここ最近足回りのフィッティングを見直していたわけですが、そうなるとフロート機構やら何やらが気になり初め、現在使っているSPDペダル&シューズ以外も気になったり。

以前、タイムのロードバイクも意識した2穴クリート対応のペダルについて色々と調べたこともありますが、色々と調べれば調べるほど欲しくなってしまうんですよね・・・。

2穴クリートだと、クランクブラザーズとかも軽量で良さそうですし。

なんてペダルを見ていると、シューズも気になったり。

なんてあれこれ調べていたら、BOAダイヤルがアップデートするそうで。
シューズを買うならもう少し待ってBOAダイヤルがアップデートされてからの方が良さそうですね。

1. そもそもBOAダイヤルとは

意外と公式サイトを見ても「BOAダイヤルって何ですか」というシンプルな問いに答えてくれません・・・。
触って試してみると一発なんですけどね。

  • クリック感のあるダイヤルをカチカチ回すと、レースがダイヤルに巻き取られていき、シューズを足にフィットさせることができる
  • ダイヤルを上の引っ張り上げると、レースが一気に開放されてシューズが緩む

たったこれだけなのですが、ダイヤル一つで勝負できるというところがすごいですよね。

BOAダイヤルには対応製品に応じて複数のラインナップが用意されています。

(1) Hシリーズ

BOA-01

 

ハイパワーで大容量のH-シリーズは、スノーボードブーツのアッパーやライナー、インサレーション、その他の大型で締め上げが困難な用具など、より厚く、より硬いものを扱うために 作られています。

 

私はやりませんが、スノボなどに対応させるにはより強い力で締め上げるダイヤルが必要なんでしょうね。
かなりごついダイヤルがHシリーズ。
アウトドアショップで見かけたことがあります。

(2) Mシリーズ

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M-シリーズは耐久性と強力な締め付けに重点を置き、最も過酷な条件下でも耐候性や耐衝撃性が求められるワークウエアやアウトドア用のミドルカットブーツのために設計されています。

 

こちらのMシリーズは実物は見たことがありませんが、アウトドア用ブーツなどに採用されているそうです。

同じシューズでも、確かにアウトドアシューズだとロードバイク用のシューズとは締め付け、固定に必要な力は違いますよね。

(3) Lシリーズ

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軽量で低いテンション。L-シリーズはロウカットのフットウェア用に設計されており、ランナー、ゴルファー、サイクリストに細やかな調節、正確性、適応性を提供します。

 

このおにぎり型のシルバーラインがおなじみロードバイク用に採用されているLシリーズ。

BOA_01

デザインは微妙に違いますが、現在愛用しているフィジークのシューズに採用されているのもこちらのLシリーズですね。

ほんと快適で、一度使うともう離れられません。

(4) Sシリーズ

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薄型で軽量のS-シリーズは、ヘルメット、医療用具、サイクリングシューズなどの用途に使用され、ダイヤルを回して締めたり、緩めたりするインターフェイスで、精密な調節と部分的な 締め分けを可能とします。

 

ヘルメットで実物を見たことがあるのが、こちらのSシリーズ。薄型軽量なタイプになります。

で、今回アップグレードされたのが、LシリーズのBOAダイヤルになります。

2. BOAダイヤルがLi1からLi2にアップデート

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変更点はおおよそこんな感じだそうです。

  • 調整ステップをより細かく
  • 新しいガラス繊維とポリカーボネートの複合材を使用し、より薄くより強固に
  • ダイヤルの高さが3mm低くなった
  • 耐衝撃性と耐擦過傷性が大幅に改善
  • レース素材の見直しにより、より絡みにくくなった
  • メンテナンス性の向上(工具を使わずに取り付けが可能に)
  • 素材の見直しにより製造廃棄物を削減

面白いなと思ったのが、「ダイヤルの高さを薄くすることでエアロ特性を向上」というキーワードです。
シューズのダイヤルの厚み3mmでエアロ特性って・・・。
ほんと、ロード業界のエアロへの執念ってすごいですよね。(気持ちは分かります)

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旧モデルのBOAダイヤルで、特に調整ステップが多い(荒い)と感じたこともありませんし、レースが絡みやすくてかなわん、みたいなこともありませんので、これら細かなアップデートがどこまで体感できるものなのか、とても興味深いですね。

ちなみに、Li2においてもダイヤルは3種類に分かれるそうです。

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左からA、B、C。
ネーミングはシンプルですね。。。

  1. ダイヤルA:最小の直径(28mm)で最も優れたグリッブ性を発揮できるようで、主に2ダイヤルのオフロード向けシューズへの採用を念頭に置いているようです。
  2. ダイヤルB:シンプルな構造により、高さを低くすることが可能となっており、エアロロード向けシューズを念頭に置いた製品。
  3. ダイヤルC:1ダイヤル向けで、大口径(29.4mm)のダイヤルを念頭に置いた製品。口径が大きいのでレースの取り込みが速い。シンプルなLiダイヤルの新しいバージョン。

ちなみに、私が愛用しているフィジークの TERRA BOA X5 のダイヤルは大口径タイプの1ダイヤルになりますので、もし同じラインでアップデートされるとしたら、ダイヤルCに更新されるんでしょうね。

なお、現時点では新ダイヤルを採用したシューズは発売されておらず、今年の秋以降に各社シューズに展開され、発売されるそうです。
現在、絶賛製造中なんでしょうね。

BOAダイヤルの為だけに買い控えをするほどではないと思いますし、旧バージョンのLi1ダイヤルでも十分満足のいくものではありますが、これからBOAダイヤルのシューズを買おうかな?という方であれば、待てるのであれば秋まで待ってみても良いかもですね。

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