TIMEのロード向け新ペダルシリーズ(CYCLOシリーズ)
先日、「ロードバイクでももっとSPDペダルが使われても良いんじゃないのー」という記事を書きました。
現在愛用しているシマノのPD-ES600なんかは、まさにそういった方向性の製品だと思うのですが、タイムでも同じような方向性の製品が登場していたんですね。
知りませんでした。
調べてみるととても良さそうで気になった一方で、例によって国内公式サイトではろくな説明もないようなので、今回はグローバルサイトの内容など踏まえつつ調べてみたいと思います。
ほんとこの手の国内販売代理店の公式サイトが「イケてない」のは、ロードバイク業界のあるあるなんですかね・・・。
翻訳するだけでも良いので、きちんと載せて欲しいところなのですが。
[追記]
当初CYCLOシリーズを「SPDペダル」と表記していましたが、SPDペダルはシマノの商標になりますので記載訂正させていただきました。MTB向け2穴クリート に対応可能なペダルシリーズですね。
TIME公式でも「MTB向けペダル」に位置付けられていますが、内容的にはロードやシクロクロスを意識したクロスオーバーな製品ジャンルになる模様です。
1. CYCLOシリーズ
タイムから、ロードバイク「も」意識したMTB向けペダルとして昨年新たにラインナップされたのが「CYCLOシリーズ」。
あくまでも、シクロクロスやグラベルを志向した製品となりますが、レースに出るわけでもない週末ローディーにはむしろぴったりな気がします。
グレードは3つに分けられており、最上位のCYCLO 10、ミドルグレードのCYCLO 6、エントリーグレードのCYCLO 2となっています。
きちんとグレード別にラインナップされているのが素晴らしいですね。
(1) 製品の位置づけ
国内だとポディウムさんが販売代理店のようですが、公式サイトにはろくな説明がありません・・・汗
グローバルサイトだときちんと説明がありますね。
Here’s what the gravel market has been waiting for: road pedal performance with mountain pedal functionality. The Cyclo 10 is a road pedal built around a mountain cleat, allowing you to use a mountain bike shoe and have road pedal performance. A secure connection with tight coupling and tension adjustment ensures great power transfer, support, and performance. Using our ATAC mountain bike clamping mechanism and cleat, the Cyclo pedal is perfect for gravel and adventure rides. Our easy entry system and self-cleaning design allows the Cyclo to consistently perform in adverse conditions, while a carbon body and hollow steel axle keep the weight low.
上記はCYCLO 10の商品説明文なのですが、CYCLO 6もCYCLO 2も、少しだけ素材・機構説明が変わっているだけで、ほぼ同じ内容の説明となっていますので、共通する部分についてざっくり意訳してみました。
「グラベル市場においては、MTBペダルの機構を取り入れた、ロード向けペダルと同等のパフォーマンスが求められています。
MTB用のクリートを採用することで、MTB向けのシューズの利用を可能としつつも、ロード向けペダルと同等のパフォーマンスを実現しています。
シューズとペダルを安全・確実に装着させることで、ペダリング時の効率的なパワー伝達を実現しています。我が社が採用するMTB向けのATACクリート を採用することにより、CYCLOシリーズのペダルはグラベルライドに最適なものとなるでしょう。
軽い装着性を実現し、汚れも落ちやすい機構を採用したことで、過酷な環境でも常に安定したパフォーマンスを実現するとともに、カーボン、スチール等の素材を採用することで軽量化を達成しています。」
あくまでもシクロクロス、グラベルを意識した製品になっています。
日本にいるとそこまで実感することはないのですが、日本ほど舗装路ばかりではない海外市場においては、シクロクロスやグラベルの方がマーケットニーズは高いでしょうから、舗装路でのレースを前提とした従来型のロード向けコンポーネントよりも、今後はこういった製品が増えてくるのではないかと思います。
学生時代に1ヶ月以上ニュージーランドを卒業旅行としてツーリングをしたことがありますが、その際はフロントサスが付いていないMTBでした。
8割方は車道を走れましたが、それでも23Cや25Cのタイヤを履いたロードバイクで走りたいか?と聞かれると「NO」と答えますね。
日本では考えられないほど「舗装路」は綺麗ではありませんでした。
加えて、少し道を外れるだけで砂利道や見舗装路が多く存在する環境でしたので、今もし長期休暇を取って海外ツーリングに行っても良いよーと言われたら、迷わずに28Cか32Cのタイヤを履かせたバイクを選択するでしょう。
そりゃ、シクロ/グラベル向けバイクが人気になるわけです。
(2) ラインナップ
先にも書きましたが、CYCLOシリーズのペダルはハイエンド、ミドル、エントリーと3つのグレードでラインナップされています。
CYCLO 10 | CYCLO 6 | CYCLO 2 | |
重量(ペア) | 256g | 268g | 293g |
標準価格(税抜) | ¥18,000 | ¥14,000 | ¥9,000 |
マイクロアジャスト機構 | ◯ | ◯ | ◯ |
ステンレススチールプレート | ◯ | ◯ | ◯ |
カーボンボディ | ◯ | – | – |
中空スチールシャフト | ◯ | ◯ | – |
こちらがCYCLO 10。
唯一カーボンを採用したトップグレードとなります。
カーボンを採用し、シャフトも中空にして軽量化を目指したものの、それでもアルテグラグレードのSPD-SLペダル(PD-R8000)の248gには届かないんですけどね・・・。
そう考えると、デュラエースPD-R9100の228gってのは、軽いんですねー。
クリート分(片側約20g)だけ重量が違いますから。
こちらがミドルグレードのCYCLO 6。
若干色味が違いますが、二枚並べないとCYCLO10との違いは分からないですね・・・。
素材がCYCLO 10のカーボンに対して、ガラス強化コンポジットとなっておりまして、12g軽量化されています。
12gの軽量化に4000円。
それくらいなら、という意見と、その差ならCYCLO 6で良いかな、という意見で別れそうですね。
私ならCYCLO 6でも十分ですかね。
重量の268gは、105グレードのSPD-SLペダルであるPD-R7000(265g)とほぼ同じ。
税込標準価格が約13,000円ですので、お値段も重量も近いですね。
個人的にもこれは魅力的です。
こちらがエントリーグレードのCYCLO 2。
銘板が明らかに違いますので、CYCLO 2だけは外観からもすぐに見分けがつきます。
重量は辛うじて300gを切っていますが、この価格帯、重量であれば、現在私も愛用しているシマノのPD-ES600でも良いかな、と思ってしまいます。
いやいやタイムの方が好きなんです、という人にはまずはこの辺りから使ってみる、というのはありなんでしょうね。
2. 特徴
以下、公式サイトの説明を引っこ抜いてみたいと思います。
(1) シクロクロス、グラベルに適したペダル
The practice of cyclotourism has existed for many years and many cyclist had to chose MTB pedals, or unsuitable road pedals which made walking difficult. At the same time, with the growth of Gravel bikes, cyclists who practice this discipline have a need for lightness, performance and a large surface area, while having the opportunity to walk with the cleats. That’s why TIME has developed a pedal completely dedicated to these practices and the need of these users. With these new pedals, a cyclist can now ride and walk with their mountain bike shoes, while having a powerful pedal to accompany them throughout their outings.
以下、意訳となります。
同時に、グラベル・バイク市場が成長するにつれて、サイクリストは軽量さ、より高い性能、より大きなペダルの踏み面積を求めており、クリート付きのシューズでも不自由なく歩けるようになることを望んでいます。
そこでTIMEはこうしたサイクリングとユーザーのニーズに応えるペダルを開発しました。
これらの新しいペダルでサイクリストはMTBシューズでライドとウォークを楽しむことができ、またライドにおいてはより力強くペダルを回すことができるようになるのです。」
あくまでも主眼はシクロクロス、グラベルに寄せた書き振りになっていますが、「マウンテンバイク 」か「ロードバイク」という従来の二極に対して、その間も必要だよね、という意味においては、「レースには出ないけどロングライドを楽しみ、出先でも不自由なく歩きたい」という週末ローディーに向けた製品とも言えるのではないでしょうか。
(2) New I-clic テクノロジー
ここで出てくる「アイクリック」という技術は、以前よりタイムのロード用ペダルに採用されている技術となります。
シマノのペダルは、ペダルを踏んだ時にクリートを挟む爪のような機構が開くようになっているのですが、タイムのアイクリックでは、最初から爪が開いている為、ペダルを装着する時により軽い力で装着できるようになっているんだそうです。
この技術が今回のCYCLOシリーズにも採用されたわけですね。
The I-CLIC technology is a patent developed by TIME in 2011. This interlocking system ensures that our road pedals are the easiest and fastest to hit the market. For the development of the new Cyclo-Gravel pedal, we developed a new I – Clic concept for use with MTB cleats, and thus deposited a new patent on the function I – Clic dedicated to MTB. This ensures speed and ease of single footwear.
既に上で説明済みだったりしますが、以下意訳となります。
「I-clicテクノロジーはタイム社が2011年に開発しました。
この機構により、タイム社のロード向けペダルは最も安全かつ素早く装着できるペダルとしてマーケットに認知されることとなりました。
CYCLOシリーズのペダルを開発するに際して、MTB向けのクリートに最適化させるべく新たなI-clicを開発しました。この機構により、素早く、軽い着脱が実現されました」
シマノも、SPDペダルよりも更に軽い着脱を可能にするクリッカー機構を開発していますが、それらはどちらかというとタウンユースを念頭に置いたものかと思いますし、あちらはむしろ「簡単に外すことができる」という技術になります。
その背景には、日本の「どこに行っても信号が多く存在し、特に街中では着脱の機会が多い」という独自性も背景にあったのではないかと思いますが、タイムのI-clicは「簡単に、より安全に装着できる」というものなんですね。
それぞれに各社の設計思想があって面白いですね。
(3) シクロ / グラベル向けとしては初のカーボンペダル
こちらはCYCLO 10のみに当てはまるものになりますが、シクロクロス向けとしては初のカーボンペダルになるそうです。
Many cyclo now exist in carbon to provide both lightness and rigidity. However, no carbon pedal had been created to meet the needs of these disciplines. With a carbon body, the CYCLO 10 is the lightest pedal in its class. It also has a large platform offering a very good power transfer and pedaling comfort.
「軽量性や剛性を追求した結果、カーボンモデルのシクロバイクは数多く存在しますが、未だにカーボン素材を採用したシクロ向けペダルは開発されていませんでした。
CYCLO10はカーボン素材を採用することで、同クラス最軽量を実現しています。
また、大きな踏み面を採用しており、パワーの伝達効率に優れたペダルとなっています。」
剛性の面で違いが出るのかもしれませんが、私のような週末ローディーにはカーボンペダルはやり過ぎかもしれませんね。
CYCLO 6でも十分魅力的です。
(4) ステンレススチールプレートを採用
A stainless steel sheet is added to the platform of the pedals Cyclo 10 and 6 to strengthen the areas most stressed by the friction from the shoe.
「CYCLO 10 とCYCLO 6 にはペダルの踏み面にステンレススチール板を採用しており、靴の底面と接触し最も摩耗し易い面の堅牢性を高めています」
CYCLO 2は外観でも明らかに「違い」が分かりますが、その違いがステンレススチールのプレートの有無なんですね。
これは私が下手くそなだけですが、クリートキャッチの失敗を重ねることで、ペダルってすぐに傷だらけになってしまうんですよね・・・汗
靴の底面と常に触れ、常にストレスのかかるのが踏み面になりますので、ここをステンレススチールで補強してくれているのは堅牢性アップには重要なことかもしれませんね。
それでいて重量は軽くなっているのですから素晴らしいです。
(5) マイクロアジャストメント機構
A secure connection with tight coupling and tension adjustment ensures great power transfer, support, and performance. A touring cyclist looking for an easy step-out could choose the low tension position whereas a racer would opt for the high tension to have more security in all conditions.
「ぴっちり、かっちり装着させるための調節機構は、より効率的なパワー伝達の為にはとても大切な存在です。頻繁な着脱を繰り返すツーリストであれば、より軽い力でクリートを外せるようにテンションを軽くすることを選択するでしょうし、シリアスレーサーであればテンションを高めることで安易に外れないような調整を選択するでしょう。」
シマノのSPDペダルでもテンション調節が可能になっていますが、同じような機構ですかね。
ちなみに、PD-ES600ではテンションは「最も軽く」設定していますが、不用意に外れそうになったこともありません。
私のような、「軽量級」「脚力弱め」「スタンディングでハンドルを左右に振るような乗り方をしない」ローディーであれば、常に最弱の設定で何一つ不自由はないんですよね。
最後に一つおまけですが。
こちらはタイム謹製のATAC イージークリート 。
アマゾンを覗くと、やはりシマノのSPDクリートよりはお高めですね・・・。
タイムのMTBクリートには特徴がありまして、シマノのように「左右の調節はできない」そうです。
写真を見れば分かる通りでして、ネジ止めの穴は「真円」が二つあるだけ。
左右に調整しようがありません。
シマノのクリート であれば、上記の写真であれば、クリート を取り付ける際にシルバーのクリートの左右内部、好きな場所にずらして位置決めを行うことができるのですが、そういった機構はないんですね。
その分、クリート をキャッチしたあと、ペダル内部で左右にずらして自分の好きなポジションを探ることができるそうです。
この辺りの設計思想の違いも面白いですね。
この機構のお陰か、ロード向けではシマノ製よりもタイム製の方が「膝に優しい」なんて話を聞いたことがありますが、こちらのペダルでも同じなんでしょうか。
そもそもSPDペダルはクリートを装着した後も、少し左右にずらしながらマイポジションを探すことができたりしますので、それほど大きな違いはないのかもしれませんが、逆にタイムのMTBペダルの方が調整余地が少ない、という可能性もあるわけで。
ペダルそのものに関してはとても魅力的な製品だな、と思いつつ、クリートの左右調整余地が少ないという点が少しきになります。
個人的にはCYCLO 6とか、かなりそそられるんですけどね。
シマノさんも、PD-ES600シリーズを上下に拡充して、より軽量かつ魅力的なモデルを開発してもらいたいところです。
コメント
細かい事ですがSPDはシマノの商標なので、TIME社がシマノと提携してSPD互換ペダルを出していないのであれば、TIMEのSPDという表記は誤解を招くと思います。
言わんとする事は分かりますが。
CYCLO10良いですね。新製品レビューを見ていると実測は片側141g、アルテ実測より軽いです。
他に軽量2穴ペダルだとミドルグレードで片側140gを切っているエッグビーターなどもあります。踏み面の安定性はSPDとSPD-SLの中間位です。
その他、5万円以上のハイエンドを除くと、シューズとペダルの組み合わせで軽いのはフラットペダルとランニングシューズの組み合わせ、私の手持ちだとペダル:タイオガD-Spiderが片側160g、シューズ:アディピュア・アダプトが片側127gでビンディングも要らないので片側290gを切ります。クロスバイクでセンチュリーライドなど、立ち寄り・休憩が多いときはサイドスタンドと共に重宝します。
見た目もスリムだし良さげと思って確認しましたが、両面キャッチではないのですね。クリートキャッチ下手くそなワタクシには必須なのですが(^_^;)
>shigeさん
いや・・・お恥ずかしい限りです。おっしゃる通りです。
早速訂正させていただきますっ。ご指摘ありがとうございます!!
>たかにぃさん
毎度勉強になるコメントありがとうございます・・・。
エッグビーター、某有名サイトさんでも最近紹介されていたので記事を読んで興味を持っていました。見た感じ踏み面の安定性がまったく想像つかなかったのですが、SPDとSPD-SLの中間というのは、とても魅力的ですね。
ミニベロ用に一番易いペダル購入してみるのも面白そうですね。
確かに軽量追求だと、フラットペダルが最強ですよね・笑
その発想は抜けておりました。
>nightmareさん
これはまた意外です。がしがし走られるnightmareさんは、ロード用の片面ペダル愛用の印象でした。
で、今回このペダルきっかけでTIMEのペダルを調べたのですが、MTB向けのATACシリーズ、最上位の ATAC XC 12は両面キャッチで左右ペア279gなんですね・・・。
4万円っておいそれとは買えませんが、両面キャッチでこのお値段って魅力的だな、なんて思ってしまいました。(あぶないあぶない)
ペダルのカーボンボディって耐久性どうなんですかね。壁に立てかけたり階段昇降したりするとき、けっこうガツガツペダルぶつけていますが、オフロード向けだし大丈夫なのかな?
ロードならSPD-SLでしょ!から始め、クリートキャッチでもたつき初日から2回コケまして…
今は実走でSPEEDPLAYをメインにしつつ、ポタリングや輪行で出番の多いドマーネは両面SPDに、ローラー台はSPD-SLにしています。バラバラですね(;´∀`)
おとーさんも複数台持ちですし、ホンキ用とマッタリ用で分けてはいかがでしょう?
>nightmareさん
いやー実体験と明確な意思のもとに使い分けされている方の意見は、重みが違います。
であるが故に、危険な誘惑の言葉になりますね。。。
あと、私もペダルはガツガツぶつけてる気がしますね。カーボンは少し不安かも。
ペダル選びは同時にシューズ選びでもあるわけで。
ちょいと貯蓄計画考えないとだ、これは。。。
こんにちは、初めましてTIMEのCYCLOシリーズの記事大変興味深く読ませていただきました。当方長年SPD派なんですが一番先にビンディングを体験したのはクランクブラザーズのエッグでどうも嵌まった感触が 「ぐにゅ」 としたのが嫌で直ぐにSPDへ変えました。
TIMEのCYCLOシリーズとATAC イージークリートの嵌まる感触はどのようなものでしょうか?
クランクブラザーズとTIMEの中間位なら使って見たいと思っております。
いきなりの質問ですがお答え頂けたら幸いです。
また、CYCLOシリーズお使いの方がいらっしゃいましたらお教えください。
>トワイライトさん
コメントありがとうございます!
クランクブラザースのご利用経験があるのですね。貴重な体験談ありがとうございます。
「ぐにゅ」なんですね・・・。あの独特な形状から、まったく想像つかなかったのでとても参考になります。
で、大変恐縮ながら、私TIMEのペダルは未経験者でございまして・汗
ロードペダルとも、他のMTBペダルとも機構が違うようなので、私もとても気になっているところでございます。
おいおい参考にならねーな、という状況で申し訳ありませんです・・・。
>おとーさん
返信ありがとうございます。TIMEのペダルは未経験との事分かりました、でもかなり詳しく調べられたようで大変参考になりました。そこで私もCYCLOシリーズが気になるんですが手始めにTIME LINK という片面フラット・片面ATACのビンディングペタルがあることに気づきましていろいろ調べましたら良さそうなので先ほど注文してしまいました。この使用感が良ければCYCLOシリーズも期待できるので買って見たいと考えています。
私はロードを2台所有してまして、TIME LINKとTIME CYCLOをそれぞれ取り付けても同じビンディングシューズで両方乗れ、おまけに片方はスニーカーでも乗れますので私の希望通りに叶うところです。後日LINKのレポートをしたいと思っています。
お邪魔しました。
>トワイライトさん
おお、素晴らしい決断力! 感服致しました・笑
TIME LINKペダル良さそうですね。この見た目はかなり好みです。
ロード二台お持ち(羨ましいです)とのことで、ペダル使い分け運用というのは良いですね。
考えてみると、我が家はミニベロ一台ありまして、三ヶ島のトゥクリップをつけているのですが、ビンディングが欲しいなー、というきっちりライドの日と、ご近所お買い物というスニーカーで乗る日がありますので、片面ピンディングを活用した使い分け、アリですね。
ちょっと知ってしまうと物欲センサーが発動しそうで怖い気もしますが、是非後日レポート、お願いいたします!
>おとーさん
私も、もう一台フォールディングバイク tern C8 を所有してますが、実は事の始まりは別のミニベロ一からなんです。ternには折畳みペタルを付けてますが・・
トゥクリップもいいですね、ジムに自転車こぐマシーンがあってトゥクリップが付いています、かなり安定してペタリングができますね。
LINKですが今日注文先から連絡がありメーカー在庫がなく入荷は10月半ば頃と言う返事がありました、どうも更にCYCLOシリーズはその後になると言う情報も得ました。
無いときけば更に欲しくなる性格なので探し当てましたよ、某ショップに電話を入れたら有りますよと簡単に返事が・・即送ってもらえる事となりました。
私が欲しいと思った物は大体品切れが多いのでどうしたものかと。いつもの事なので!
届きましたらレポート致します。
>トワイライトさん
執念お見事です!
私も「品切れ中」とか言われると意地でも探して買いたくなってしまう物欲魔神ですので、お気持ち良く分かります。。。
到着が楽しみですね!
>おとーさん
そうですか性格が良く似ていますね。
LINKが届きましたのでレポートさせて頂きます。
前置きとしてまだ走ってません、仮付けでの状況です。
①ペタルその物はいい感じで滑り止めの凹凸も荒くなく細かくなく丁度良い
②大きさはフラット踏み面で92×70mm ペアで348gとシマノより若干軽い
③ベア回転は凄く軽く回ります、固定は8mmのアーレンキーで
④定位置は構造的にスプリングの重みでほぼフラット踏み面が斜め上になります
⑤付属のATAC EASYクリートはシューズに取り付けでは遊びはなく定位置に決まりますが、キャッチした後には左右2.5mmづつスライドできます。左右回転方向に僅か遊びがあります
⑥キャッチは前を引っかけて後ろ側を踏むと「パキン」と嵌まり、硬さは丁度いい
⑦リリースは10度のクリートですが、かかとを外側にひねっても外れにくい
総合では10点満点で8.5点 ⑦はシューズ硬性の関係と今時点では新品クリートの影響かと思います、少し脱着を繰り返せば回避するものと思います。
SPDのような「カチャン」と言う金属音はせず、外す時も静かです。脱着の固さ調整がないのですが適度な固さにチューニングされてる感じです。
次回は少し走行して慣れた時点でまたレポートさせて頂きますが、今回の評価でCYCLOシリーズでは更に高性能と使い易さが期待できるのではと思います。
最後にMAID IN FRANCE TIMEの製品ポリシーが好きなったようです。
追記です
⑦左側は上手く丁度良い固さで外れますので、右側はクリートかペタルの個体差かと思います、クリートは緩いよりかは固い方がいいのですが立ちごけだけは回避したいところです。
>トワイライトさん
読み応えのあるレビューありがとうございます!
めっちゃ気になりますね・・・。
特に個人的に気になっているのが、
>キャッチした後には左右2.5mmづつスライドできます。
こちらなんです。
私、SPDクリート に関しては前後位置は比較的早く確定できるのですが、左右位置に関してはライドに出ては微調整、を10回以上繰り返しました。どうもしっくりくる位置がなかなか見つからないんですね。
その点、TIMEは左右位置は固定、その代わりに装着後に若干スライド可能でベストポジションを探せる、というのは実は優れものなのでは?と。
良いですねー。
>おとーさん
いいえ、ざっくり書かせてもらいました、しばらく使っていると長所・短所はまだ出てくるとはおもいますが・・・
それってQファクターですね、SPDクリート横方向は自分の脚幅に何処が合っているのかの正直良く分からないです、でもこのLINKではペタリングしていると自動的に自身の脚幅にいつも合わせてくれると言う事ですから全く意識する必要は皆無となる訳で、いつもベストチョイスでペタリングが出来てしまうんですね!よく出来ていますよ。
シューズへの取り付けに際しては、SPDクリートは左右と幾分角度も振れるのでしっかりネジ締めしないとズレますし、その為シューズ面のダメージが大きいと思います。
その点、ATACクリートはワンポジション固定ですから使っていてゆがみや位置に対して気にする必要がなく精神的に楽ちんと言う事だと思います。
TIME のペタルは膝にやさしいとのキャッチフレーズはこう言うところなんだと思いますね。
>トワイライトさん
ご説明、とっっても上手で分かりやすいですね・・・。
私の元記事よりも役に立つ内容で、かつ分かりやすいです・泣
>SPDクリート横方向は自分の脚幅に何処が合っているのかの正直良く分からないです、でもこのLINKではペタリングしていると自動的に自身の脚幅にいつも合わせてくれると言う事ですから全く意識する必要は皆無となる訳で、いつもベストチョイスでペタリングが出来てしまう
そうなんです、これがとても惹かれているポイントなんです!
かれこれ半年近くかけて、ようやくSPDクリート について納得できるポジションを見つけることができたのですが、シューズやクリートを交換する日が来たら、また同じことを繰り返すのか?と思うとげんなりしてしまうんですよね。
次回、クリートやシューズ、いずれかを交換しなければならないタイミングが来たら、まるっと切り替えても良いかもな、と思っている次第です。
>おとーさん
こちらの説明にお褒め頂きありがとうございます。内容にも寄りますが、好きな事はとことん追求する方でして!
クランクブラザーズのペタルもキャッチ部分の構造方式がTIMEと良く似ているんですが、クリートはSPDとそっくりもあってかLINKと同じ機能は無いですね。
シューズとクリート・ペタルはやはり一緒に一新するのがいいと思います。
当方もこの機会にシューズも入れ替えようと作戦中でして!
おとーさんの「ロードバイクに合う軽量SPDシューズ(BOAダイヤル)を探してみた」も拝見しております、またそちらの方でもコメントさせて頂きますのでまたご相談やいろいろ教えていただけたらと思っています。
>トワイライトさん
non-SPD-SL系の情報はとても貴重ですので、楽しみにしております!
>おとーさん こんにちは!
やはりCYCLOシリーズの次回入荷は10/末頃との事ですので他を探して見ました。
同じくTIMEでATAC XCシリーズのシクロクロス ペダル4 ,5,8,12はどうかと片側124~145gです、このXCシリーズは両面なのですがほぼビンディングで走るならこれも有りかと思いまして・・・
CYCLOシリーズが手に入るまでの間、使って見たいとまた熱を出しております。
ロードバイク用にこのiClicシリーズを愛用している方も多いと聞きますし、またダンシングするときにこの「遊び」があるととてもペダリングがしやすいらしいです。
つい最近このXC シリーズが形状変更してニューモデルが出たところもあって旧製品は今一斉に在庫処分特価状況であります。
リニューアル製品の型式は同じなのですがボディワークが大きく変更され、まるでシマノのSPペタルと似たものとなって私は残念です、おまけに重量も重くなってしまって!
旧XCシリーズは同歴代から結構好評でして沢山のユーザーに使われているようです。
と言うことで私にとってCYCLOシリーズの優位性が少しあやしくなってきております、でもこの辺は実際使って見ないと・・使った人だけが分かる事かも知れませんね。
>トワイライト
おお、入荷かなり先になってしまうんですね。
ATAC XC ペダル、ガラッと変わりましたよね。
踏み面広がって改良という考え方もありますし、重量増で改悪とも取れますし、悩ましいですよね。
在庫処分、大好物です^_^
これは、購入へのカウントダウンでしょうか?
ご存知でしたか、ATAC XC ペダル、ガラッと変わってしまいました。性能面ではそう問題は指摘されてなかったはず、理由はよく分からないですがひょっとすると部品入手難や金型の劣化などが起因してるのかも知れないですね。
ロングセラー商品でもいつかは終了してしまいプレミアが付く事はよくある話です。
ええもう購入へのカウントダウン域を通過して注文してしまいました。
CYCLOシリーズ紹介のコーナーなのにいつも邪魔をして恐縮です。
>トワイライトさん
いやー、漢気のある購入っぷり、清々しいです・笑
こちらこそ、今回は貴重なレビュー情報を色々頂いておりますので、有難い限りです^_^
>おとーさん
いえいえ、半年ほど前からペタルとシューズをSPDから一新したいとずーっと考えていた矢先、今回おとーさんのブログに出会えてTIMEのI-Clicに嵌まってしまいました。
それでたまたま各買い替え時期が重なってしまっています、CYCLOシリーズの購入は最後になりそうですが先に次回ATAC XCペダルのレポートをさせて頂きます。
一人のnon-SPD-SL系派より!
>トワイライトさん
レポート、楽しみにしております!!
>おとーさん
それではレビューさせて頂きます。
購入したのはATAC XC12の最上級モデルです、これ半額以下なのとシャフト、ボディ部の赤系デザイン色がバイクのカラーリング色と同一である事で決めました。
カーボン製で124gですがチタンシャフトが軽量化を実現できています。
でもI-Clic部のメカ材や構造、機能はXC4,6,8でも同じだと思います。
型番はXC4のみ10°のイージークリート付属でバネの強弱調整は不可です、XC6,8,12は13/17°クリート付属でバネの強弱調整が可能となっています。
Good Pointは
①クリートに引っ掛ける金属部(角材)は片面の前後に一つづつあり、それは反対面用とつながった一体物になっている事で「引掛け前と押し付け後」の反対面は逆になる構造でとてもシンプルです。
②ボディ形状も見るほどによく考えられており、センター部左右に踏み面があり、その前後は下がったデザインなのでシューズの脱着に干渉しない。
③バネの強弱は3段階変更できますが購入時は一番弱いポイントに設定されており、LINKと同じ強さです、私にとっては丁度良い強さです。
本品を取り付けたバイクはエンデランスディスクロードなのでカテゴリからしてもATAC XCがそもそもお似合いだったかも知れません。スッキリしてて大変気に入っております。
>トワイライトさん
これまた詳細なレビューありがとうございます!
確かに、この赤系デザイン、格好良いですよね。私のバイクフレームも赤色なのでぐぐっ、と来ます。
一見コンパクトに見えるので、私も踏み心地(?)はどうなんだろうと思っていたのですが、確かによく見てみるとセンター部左右にはかなり広めの踏み面がありますね。
シューズの形状次第かもしれませんが、これだけの面積があれば十分なんでしょうね、きっと。
むー。羨ましいです o(`ω´ )o
>おとーさん
いいえ、色々と調べているとこのシリーズでは過去にプロレーサーの「ABSALON」ロゴバージョーンや「ワールドチャンピオン リミテッドエディション」などのロゴ製品もあってコレクションにしても楽しめるペタル製品作りが上手なメーカーだと思います。
踏み面は意外とありましてそこそこソールが硬いシューズならこれで十分なように思いますし、
前後に踏み面があると邪魔ではないかと思うようになってきました。勝手ですね!
では秋になりますが、CYCLOペタルを購入しましたらまたレビューさせて頂きます。
ありがとうございました。
おとーさん、大変ご無沙汰しております。
あれからCYCLOペタルを購入しょうと待っても待っても入荷の兆しがなく現在も続いています。
ですが昨日別ルートで手にいれましたので良ければレポートさせて頂いても宜しいでしょうか?
>>トワイライトさん
ぜひお願いします!
どのショップを見ても入荷時期未定なんですよね。。
私も半分諦めモードだったところですが、そりゃもう興味深々です!
お久しぶりです、そうなんですよ代理店も売る気があるのか?メーカーの事情なのかは分かりませんがちょっとひどいですね。
一昨日たまたまAmazonでCYCLOを検索してたらCYCLO2が並行輸入品として出てました、\8980でしたがCYCLO6やCYCLO10は無かったのでとりあえずCYCLO2でもいいかと思い購入しました。
正規フランス製で箱入りでした。
重さが293gのところ実質288gでした、今使っているLINKが348gあるのでかなり軽いですし、ATAC XCともそう変わらないので良しとしました。
片側の回転がやや重いのでばらしてみたらどうもシャフト踏み面側に入っているゴムパッキンの位置が奥まで入り過ぎてたようで組み直したら改善しました。
レビューは
①形状はSPD-SL風でやっぱりロードバイクには最適な形状ですね。
但しCYCLO2は真っ黒で見た目高級感はやや乏しいですが。
②CYCLO2はばね圧調整機能は無しなんですがLINKと同じで脱着は最適な固さになっています。
③シューズをはめ込むとペタル面全体がシューズ裏面とぴたっと密着して踏み易いです。
またこの面ならスニーカーでも踏めますね。
ばねが片側にあるのでいつも重みでペタル位置はやや縦方向に向いています。
④全てにいおてカタログ通りですので特に不満はないですね、予定ではCYCLO6を買うつもりでしたが僅か25g程度の差で\5000高いことを考えるとこのCYCLO2でもいいかとこれを買ってみて思っています。
⑤総合では90点以上の満足度です。
SPDよりは何かと良くて好きですね。
シューズも3足持っているのですがカジュアル紐GIROからリンタマンまで使えるのは便利です。
まぁこんなところです。
やっと買えましたと言うのが本当の感想ですが・・・
何とも貴重なインプレありがとうございます!
確かにamazonにありますね!?
私もcyclo6が気になっているクチですが、cyclo2でもありですね。。。
あの広い踏み面が良さそうだと思っていたのですが、良いですか。
Spdよりも良い、というのは心に響きますね。
Cyclo6待つか、在庫ありのcyclo2に飛びつくか、これは悩ましいですね。。。
いいえ、これで胸につかえていた買い物が終えたのでやれやれです。
一月に数回は販売されているかネットで検索してたんですが先月はまだヒットしなかったですよ、まだ国内でも数人しか使ってないペタルと思えば優越感味わえますよ。
どうぞCYCLO2ユーザーになってくださいませ。
他の人はまだ使ってない!という優越感、分かります・笑
心揺さぶられますね・・・。
トワイライトさんのインプレ参考になります。
片側の回転が重かったのでばらして組み直したとはすごいですね。回転が重かったのは左側だったでしょうか。
スカイハイさん、こんにちは。コメントありがとうございました、ちょっと遅くなりすみません。
はい、右側はよく回わるのに左側はかなり重かったですね。
経験上どのペタルも購入すると左右どちらかが重かったり何かしら回転がスムーズではない事は良くありますよ。
グリスの粘土で重いのもありますが今回のはシーリングのゴムが擦れていましたので簡単に直った訳で私の技量で直って訳ではありませんが、好奇心となんでやろ!の精神がそうなりました。