【新製品】リムブレーキ用ホイールはまだまだ死なない(Parcours Grimpeur)

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最新の2025年モデルとして、イギリスのホイールブランド、Parcours(パルクール)からリムブレーキに対応したカーボンホイールが発表されました。

Meet the all-new Grimpeur wheelset
Our newest rim brake wheel is a re-invention of the Grimpeur. Taking from the original wheelset DNA, the new Grimpeur br...

今注文すると、3月末には発送される模様。

Parcours からリムブレーキ対応のワイドリムなカーボンホイールが登場(Parcours Grimpeur)

ディスクブレーキが欲しいのではなく、ワイドリムなホイールが欲しい

世の中ディスクブレーキ一色になってきましたが、正直言うと、ディスクブレーキにはまったく興味がなかったりします。
超絶長い峠道を下ることもなければ、雨中のライドにも出かけませんので、リムブレーキで必要にして十分なんです。

ただ、ディスクブレーキで羨ましいのが、ワイドリムなホイールが選択肢に入ってくること。

ディスクブレーキモデルのロードバイクに試乗すると、何よりもワイドリムなホイールからくる直進安定性だったり、空気圧を下げて快適性を生み出すことができる点に、とっっっっても魅力を感じてしまいます。

そう。

私のような「まだリムブレーキで問題ないんですけど」というローディーには、リムブレーキでもワイドリムなホイールがあれば良いんです。

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とはいえ、有名どころのホイールブランドは最新ホイールはディスクブレーキモデルばかり。最新の技術を投入したリムブレーキ用のホイールは数少ないのが実情。

そんな折に、2025年の最新モデルとして、リムブレーキモデルのホイールを発売してくれるのが、イギリスのホイールブランド、Parcours(パルクール)。

Parcours(パルクール)とは

パルクールは2016年にイギリスで設立されたホイールブランドとなります。
お手頃価格のエアロホイールって、マーケットでまだまだ少なくない?という問題意識を持ったブランドであり、風洞試験を用いてエアロ性能にこだわりを持っているホイールがラインナップされています。

高速で競争力のあるエアロダイナミクスホイールを作るだけでなく、衝撃に耐え、耐久性と堅牢性を備えたホイールを作るために、カーボンレイアップについてもこだわりを持っている模様。

パートナーシップを結んでいるアスリートは、トライアスリートが多いようですね。

自社を語る際の語りも面白いです。

プロのアスリートであろうと、週末のカフェライドであろうと、スピード、パフォーマンス、苦しみ、喜び、そして情熱のミックスを見つけることがサイクリングの醍醐味です。

私たちの役割は、サイクリングの旅で、どこのコースでも、あなたの「スリル」を見つけるお手伝いをすることです。スピードが上がるということは、エンドルフィンが増えるということであり、それはより幸せで健康的な自分につながるのだ。

速く走ることって、楽しいよね、というコンセプトがはっきりしていますね。
「スピード=スマイル」と言い切っています。

私のようなレースに出ない週末ローディーにとって、「レースで速く走るためにはエアロ性能が云々」と言われてもあまり響かないのですが、シンプルに「速く走れると楽しいよね」と言われると「そりゃそうだ」と思ってしまうわけで、こういったコンセプトの押し出し方って大切ですよね。

最新技術を投入したリムブレーキ対応ホイール(Parcours Grimpeur)

主要スペックはこちら。

スペック フロント リア
リムハイト 41mm 41mm
リム外幅
(最大)
29.5mm 29.5mm
リム内幅 22.5mm 22.5mm
重量 575g 720g
価格 222,300円

リム内幅が22.5mmというのは、かなーりワイドですね。
ディスクブレーキモデルでも、グラベルやマウンテンバイク向けでなく、ロードバイク向けとしてみると最大級にワイドです。

そこで気になったのが、リム外幅が最大「29.5mm」という点。

なんせ、キャリパーブレーキは、タイヤ幅は28mmまでとなっていますから、29.5mmもあったら、そもそもブレーキかけられるの?と疑問に思ってしまいました。

一部の古いブレーキキャリパーは、幅の広いリムとのクリアランスに問題がある場合があります。 このホイールセットのブレーキトラックは27.9mmで、最新世代のブレーキキャリパーとの互換性を確保し、最大28mmのクリアランスを提供。

調べてみたところ、ブレーキ面は「27.9mm」だそうです。

ほんと、キャリパーブレーキの限界ギリギリを攻めてきました。

リムブレーキ対応ホイールとしては、これが限界ですかね?

最適なタイヤ幅は25〜28mmということですが、このワイドリムが生み出す走行感がどんなものなのか、めっっっちゃ気になります。

広範なCFDテストにより、25mmタイヤを装着した場合、既存のミッドデプスPassista(56mm)ホイールセットの0.5W以内の性能を発揮するホイールが完成した。しかし、ワイドな28mmタイヤを装着した場合、グリンプールはディープリムホイールをヨーウェイト平均で1.5W上回っている。

エアロ性能についても自信満々です。

ちなみに、日本国内では代理店はついていないようですから、公式サイトから直接購入する形となります。

最近は中華製のホイールが幅を利かせてきた感じがしますが、価格面でも十分勝負できるミドルハイトな軽量ホイール。

個人的には、41mmだと風が強い日が心配になってしまうので、ディスクブレーキモデルでラインナップされている35mmモデルだと嬉しいんですけどね。

ただ、ちょっと久しぶりに「ホイール欲しい熱」がむくむくと湧き上がってきました。

 

 

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