最初は「所詮イロモノでしょー」と軽く見ていたのですが、ここ最近のAIグラスの進化がすごいですねー。
ロードバイクに乗っていて、自分が見ている風景をハンズフリーで必要な時に必要なだけ撮影できるというのは、ちょっと魅力的です。
Oakley Meta Vanguardとは

Oakley Meta Vanguardは、激しいスポーツやアウトドアアクティビティに特化して設計されたMetaの最新AIグラスです。
Metaはみなさんご存知の 旧Facebook社が社名変更した会社ですね。「これからはAIじゃい!!」と鼻息荒く社名変更までしてAI関連ビジネスに乗り出したわけですが、会社としては順調に右肩上がりで成長していますが、Meta Questとかちょいちょいコケた案件もあり、個人的にはあまり信用していない会社だったりします。
そんなこともありこれまであまり注目していなかったのですが、今般発表されたオークリーブランドのAIサングラスは、とても魅力的です。
Oakleyのスポーツサングラスデザインと高性能AIテクノロジーが融合し、リアルタイムのフィットネスインサイトやハンズフリーでの写真・動画撮影を可能にしており、耐水・防塵性能や長時間バッテリーも特徴となっています。
製品仕様
あれこれ並べると相応のボリュームになってしまうのですが、ちょっと目についたところで製品仕様をピックアップしてみました。
個人的には中央ノーズブリッジに配置されたカメラがとにかく魅力的です。
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カメラ:
中央ノーズブリッジに配置された超広角122度、1,200万画素のカメラで、3K動画(30fps)、フルHD動画(最大60fps)撮影に対応。音声コマンドやアクションボタンでハンズフリー撮影可能。 -
オーディオ:
パワフルなオープンイヤースピーカー搭載。音量はOakley Meta HSTNよりも6デシベル大きく、周囲の音も把握しながらクリアなサウンドを提供。アダプティブ音量調整機能付き。 -
バッテリー:
最大9時間の連続使用可能。充電ケース併用で最大36時間の使用が可能。20分の急速充電で50%回復。 -
防水防塵:
IP67等級に準拠し、水深1mまでの一時的な水没や汗・埃に強い仕様。 -
ストレージ:
32GBの内蔵フラッシュストレージ。約1,000枚の写真および100本の30秒動画の保存が可能。 -
接続:
Wi-Fi 6およびBluetooth 5.3対応。Meta AI対応のGarminスマートウォッチ、Strava等と連携してリアルタイムのフィットネスデータを取得可能。 -
操作方法:
アクションボタン、双方向タッチパッド、音声コマンドの3種類に対応。 -
レンズ:
スポーツ向けのラップアラウンド型Oakley Prizm™レンズを採用し、コントラスト強化と強い日差し対策が施されている。 -
重量:約67g。
オークリーの通常のロードバイク用サングラスだと30g前後の重量が一般的ですから、さすがに重量はそこそこあります。
とはいえ、+40g程度であれば、許容範囲ですかね?
私のような平たい顔族の人間からすると、重さですぐにずり下がってしまうかも?
他モデルとの比較ポイント
ここで気になるのが「度付きレンズ」対応。なんせ私メガネ一筋ですので。
Oakley Meta Vanguard のレンズはラウンドタイプですので、当然度付きレンズには対応していません。
そんなあなたには Oakley Meta HSTN。

このモデルだと度付きレンズに差し替えることも可能。見た目は圧倒的に Vanguardが格好良いですけどね・・・。
さらっとモデル比較してみます。
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防水性能:
VanguardはIP67(防水・防塵)、HSTNはIPX4(耐水のみ)。 -
バッテリー:
Vanguardは最大9時間、HSTNは最大8時間。 -
カメラ視野角:
Vanguardの122度に対し、HSTNは100度。 -
オーディオ音量:
VanguardはHSTNより6dB大音量。 -
デザイン:
Vanguardは激しいスポーツに対応した堅牢な設計で、HSTNは低強度スポーツ向け。
カメラの取り付け位置も、Vanguard はノーズの位置ですので「顔の中央位置」となり、まさに自分が見ている風景をそのまま撮影可能ですが、HSTNはカメラレンズのサイド部分に取り付けられていますので、若干「ズレる」形になります。
カメラ撮影に魅力を感じている人間からするとVanguardが魅力的なのですが、いかんせん度付きレンズ対応していないのは痛いですね。。。
スポーツ使用時の主な機能
自転車に乗っている時に便利な機能はこんなところでしょうか。
- GarminやStravaとの連携により、リアルタイムで心拍数・ペース・距離などフィットネスインサイトを音声コマンドで取得可能。
- ハンズフリーでの高解像度写真・動画撮影(音声コマンド「Hey Meta、動画を撮影して」など)。
- 風速30マイル(約48km/h)までの強風下でもクリアな音声再生を保つオープンイヤースピーカー搭載。
私のような眼鏡ローディーの場合、Vanguard をそのまま使うことは難しそうですが、HSTNのような度付きレンズに変えられるタイプであれば、アリかもなー、と思わせてくれますね。
カメラのスペックなど全体的にHSTNよりもVanguardが魅力的な内容になっていますので、次世代のHSTNを待つのが吉かも・・・?
差別化されたままでスペック据え置き、という可能性もありますが。
いずれにしても、眼鏡縛りのないローディーにとっては、最新モデルのAIサングラスはなかなかに魅力的な製品仕様にまとまってきたような気がしています。
これからはAIサングラスは要注目ですね。


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