歯の食いしばりが原因でロードバイク生活に支障が出た話

この記事は約6分で読めます。

歯の食いしばりでここまでロードバイク趣味に悪影響が出るとは思っていませんでした・・・。

思い当たる節のある方は、是非お気をつけ頂ければと。

歯の食いしばりが原因でQOLがだだ下り

歯の食いしばりが癖になっていた

ここ数年で強く意識するようになったのですが、どうも私は歯を食いしばる癖があったようです。

あまりにも当たり前に歯を食いしばっていたようで、様々な症状が出るまで強く意識することもありませんでした。

ちょっと力を入れようとした時、集中しようとした時に自然と歯を食いしばっていました。

また、睡眠中にも夢を見るとつられて歯を食いしばることが多かったようで、四六時中何かあるとすぐに歯を食いしばっていたようです。

歯の食いしばりが原因で発生した症状

だから何?という話なのですが、これが何十年も積み重なった結果、そこそこ残念な結果が続きました。

肩こりの悪化

これは地味な症状になりますが、歯の食いしばりが原因で肩凝りが悪化していました。

もともとデスクワークの時間も多いこともあり肩は凝りやすい方だったのですが、歯の食いしばり対策を行ったところ、肩こりは劇的に改善しました。

地味な話ではあるのですが、歯の食いしばりと関係があなんて思ってもいなかったので、正直驚きました。

今では磁気ネックレスと合わせることで、ほぼほぼ肩こりは解消されました。

顎関節症の発症

これは歯科で診断を受けた結果判明した症状の一つとなりますが、顎関節症(がくかんせつしょう)を発症しました。

顎関節症は、顎の関節や顎を動かす筋肉に痛みや違和感が生じる症状でして、口が開けにくいとか、顎を動かすときに音が鳴る、痛みが生じるといった病気です。様々な要因が重なって起こるそうで、原因は人それぞれなのですが、私の場合は「睡眠時の歯の食いしばり」が原因でした。

毎朝起きると、「顎がだるい」感じがありました。顎の筋肉が疲れている感覚ですね。特に痛みが強く出ることはなかったので長年放置していましたが、少し痛みが出た時に歯医者に通院したところ顎関節症が判明。

私の場合はそこまで症状がひどくなかったこともあり、マウスピースを作ってもらい、寝る時に装着していたところ数ヶ月もすると症状が治りました。

ただ、今思うと、このマウスピース生活を長く続けていれば、もっと状況は変わっていたのではないかと思っています。

歯が欠ける(1回目)

顎関節症の症状が緩和してから20年ほどが経過した後、まず前歯の一箇所、歯が欠けました。

後に判明することになるのですが、歯を食いばった際に、一番負荷がかかっていた歯の先端が欠けました。

先端が少し欠けただけでしたので、二週間ほど歯を磨く際に「染みる」感じはありましたが、しばらく我慢していたところそこまで気にならなくなりました。

そして、ここから「歯の噛み合わせ」が変わったようで、事態が急激に動き始めます。

歯が欠ける(2回目)

前歯が欠けてから4〜5年後、今度は奥歯が欠けました。

前歯が欠けた結果、歯を食いしばった時に最も負荷がかかる場所が奥歯に変わったようで、その歯が欠けました。

ただ、今回は歯の1/4ほどが縦に欠けてしまった為、歯の痛みが出ましたので、歯医者でしっかり治療してもらうことになりました。

被せ物がし辛い形状だったこともあり時間がかかりましたが、数ヶ月で治療は完了しました。

歯が割れる

そして、奥歯が欠けたことで、次に負荷がかかる場所がまた変わったようで、最後に奥歯が割れました。

ただ、この歯が割れて原因が特定されるまでに半年以上の時間がかかり、半年ほど鈍い痛みを抱え続けていました。

これは全て事後に判明したことなのですが、時系列を追うと、以下のようなことが起きていたようです。

  • 睡眠中の歯の食いしばりが蓄積された結果、奥歯に小さな亀裂が入っていた
  • 普段は自覚症状はあまりなく、ロードバイクのライドに出かけてライド後半、疲労が蓄積してくると、食事中に奥歯に痛みが走ることがあった。ただ、その日の体調によっても痛みの出方は違いがあり、まだ我慢できる範囲であった
  • 副鼻腔炎を発症。その際に歯の痛みが一気に噴出。歯の亀裂が原因で雑菌が副鼻腔に入り込んで炎症を起こした可能性もあれば、副鼻腔炎で炎症が起こり、その炎症が歯の亀裂を押し広げてトドメをさした可能性もあるそうで、因果関係は特定できなかったものの、副鼻腔炎きっかけで、奥歯が縦に割れた

副鼻腔炎になった際の記事はこちら。

ローディーとの相性最悪な病気(副鼻腔炎)
ちょっと油断していたら大変なことになりました・・・。副鼻腔炎はローディーの天敵かもしれないがっつり副鼻腔炎になりました先日も記事にしましたが、ここ最近歯が痛かったり、頬の奥(副鼻腔)がピリピリしていたのですが、「花粉の季節だし」とちょっと侮...

副鼻腔炎になると歯の痛みが出るケースは多いそうなのですが、そうなると何とも難儀なことに、耳鼻科と歯医者、双方への通院が必要となり、これが本当に面倒でした。

それぞれ連携してくれるわけでもないので、それぞれでレントゲンを撮影したり、CTスキャンを受けたりと、通院期間は気づけば3ヶ月近く。ほんと、日本でも診察内容のデジタルデータ化、病院間での共用など進めて欲しいものです・・・。

で、今回はそんな経緯があったので、副鼻腔炎になった直後のCTスキャン画像と、副鼻腔炎が完治した後の画像、双方が揃っていたのですが、副鼻腔炎発症直後には目で見て分かるような大きな亀裂は確認されなかったのが、副鼻腔炎が完治した際には、ぱっかりと歯が割れていることが確認されました。

赤丸で囲った箇所ですが、綺麗に、真っ二つに割れてます。

医者からは、「こんな綺麗に縦に割れている歯は初めて見たよー」「普通に、神経が通っている永久歯がここまで綺麗に割れるのは、交通事故で正面衝突でもしないとないんだよねー」と笑って言われました・・・汗

どんだけ食いしばりの力が強いんだよ、という話なのですが、おそらくこれは20年近く食いしばりが続いた結果なんだろうな、と思っています。

抜歯した実物も手元にあるのですが、ほんと綺麗に縦に真っ二つになっていました。

QOLはダダ下がり

副鼻腔炎で歯の痛みが出てからの約4ヶ月はとても不便でした。

  • 運動をして血行が良くなると歯の痛みが出るので、そもそも自転車に乗れない。ローラー台でゆっくりペダル回すのでも痛みが出るレベル
  • 当然、痛みのある歯を使って食事をすることは無理。歯に物が当たると痛みが出る為、食事は痛みのない反対側、常に口の中の「片側」だけで摂ることに。口の中を半分だけ使う食事方法が、とっても上手になりました
  • アルコールも血流が上がって痛みが出るので御法度

ストレス発散方法のトップ2を封じられることになりました。(自転車とお酒)

これは本当につらかったです。。。

歯の食いしばりへの対処

そもそも歯を食いしばらないようにイメージトレーニングを繰り返すとか、常にリラックスを心がけ、ストレッチして筋肉のこわばりを取るとか、対処方法は色々あるようですが、直接的な対処方法はマウスピースをして就寝する、というものになります。

約20年前、最初に症状に気づいた時は半年程度でマウスピースの利用を止めてしまったのですが、実はその後も使い続けていれば、今回のような結果にはなっていなかったんだろうな、と思います。

あとは、歯の噛み合わせを改善させる歯列矯正ですね。なかなかこの年になってからとを出すのは気が引けますが。

意外と歯の食いしばり含め、何かしらの原因で就寝中にマウスピースをしている人って、多かったりします。

今回の件を受けて職場で会話すると、意外と周りにもいるんですよね。

何か思い当たる節があるようであれば、あまり軽く受け止めるのではなく、きちんと対処することをおすすめします。

まさか、ここまでロードバイクライフに悪影響を与えることになるとは思いもしませんでした。。。

 

ちなみに、割れた歯は無事抜歯できましたので、傷口が塞がってくれれば、ライドに出かけることができるようになるかと思います。

約4ヶ月も自転車に乗らないなんて、ここ10年経験したことがなかったもので、果たしてどこまで脚力が落ちていることか・・・。

何キロ走れるんだろ?

コメント

タイトルとURLをコピーしました