ロードバイクにおける花粉対策(2月下旬〜3月初旬)

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「花粉の飛散が少ない〜やや多い」時期の花粉対策

前回は薬の話でしたが、今回は物理的な花粉シャットアウト対策になります。
私はすでに重度の花粉症ですが、その度合いは前回の記事をご覧頂ければと思います。

1.花粉対策の手段あれこれ

現在の物理的な対策状況は、薬を服用することを前提に以下のようになってます。

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  1. buff で口と鼻をすっぽり覆う
  2. モンベルのバラクラバ(ジオライン L.W. バラクラバ)で口と鼻をすっぽり覆う
  3. モンベルのバラクラバをした上から、buff で更に口と鼻を覆う
  4. NAROO MASK F5sで口と鼻を覆う

モンベルのジオラインL.W.バラクラバは冬場の防寒用に購入したものですが、本当に初期の花粉開始時期であれば防寒と兼用できるので重宝しています。

これに、buff を重ねるとそれなりにぼってり感は出ますが、防寒上も花粉対策についても一定の効果が認められます。

NAROO MASKには様々な種類がありますが、こちらのF5sは最もフィルター効果は高いそうです。

NAROO MASKで最も高機能のフィルターが搭載されたスポーツマスクで花粉をブロックします。鼻の部分にフレームが入っている為、顔とマスクの密着度が高く、空気中のホコリを効果的にフィルターします。前後2箇所のフィルターポイントがついています。

2. 各対策の効果

で、実際に花粉の飛散が「少ない〜やや多い」時期に使い比べてみた結果をまとめてみたいと思います。

(1) 花粉をシャットアウトする効果

  • buff や モンベルのバラクラバ(ジオライン L.W. バラクラバ)だけだと、走り始めて30分で鼻が出始め、くしゃみが出る。これら単品では正直厳しい。
  • モンベルのバラクラバを被った上から buff で口元・鼻を覆うと、2時間くらいは耐えられる。4〜5時間のロングライドになると、補給休憩時に鼻をかむ必要はあるものの、時々くしゃみする位で何とかこらえられる。じとっ、と鼻水は出て来るのですすり上げながら走ることにはなりますが。但し帰宅後しばらくは鼻水が止まらない。
  • NAROO MASK F5sのフロント側(網目が細かい方)をかぶると、モンベルのバラクラバ+ buff と同じ位の効果あり。バック側(網目が荒い方)だと、ほとんど効果なし。やはり専用品(?)だけあってきちんと使えば効果は高め。

(2) 呼吸のし易さ・メガネの曇り

  • もっとも生地が薄い buff やモンベルのバラクラバ でも、信号待ちになるとメガネ・サングラスは曇ります。ですが、呼吸はし易く息苦しさは感じません。buff とバラクラバを重ねると曇り易さや息苦しさの度合いは高まりますが、100kmロングライドができる位の息のし易さはあります。私的にはそこまで気になりませんでした。
    NAROO MASKについては、頬や鼻の圧迫感が buff とバラクラバを重ねるパターン以上にありました。これは顔の大きさや頬骨の高さなどによって個人差はあるかと思いますが、私としては少し気になるくらい「圧迫感」がありました。比較的顔は小さい部類なのですが、特に頬骨あたりを圧迫された感じが強く、気持ち「おちょぼ口」にさせられている感じです。鼻も低いのですが抑えつけられている感覚は強いです。我慢できない程ではないので慣れ、ですかね。逆に呼吸のし易さは重ねるパターンよりも快適で、メガネの曇りも少なかったです。

(3) フィット感

  • buffのフィット感は緩すぎず、キツすぎずとても気に入っています。尾根幹を平日に走ったりすると、大型車両が多く排気ガスが顔に吹きかけられることがあるのですが、buffが1枚あるだけで大分匂いを抑えられるので一年中使っています。
  • モンベルのバラクラバですが、鼻筋がフィットし易いように調節可能な樹脂製の芯が入っていまして、こちらも鼻筋から口元にかけてぴったりフィットしてくれます。
  • NAROO MASKも鼻筋にフィットさせる為のV字のプラスックが生地の中に入れ込まれていますが、「鼻の高い人」を意識したサイズになっている為、私のような典型的な「平たい顔族」の鼻の高さだと、まったくフィットしませんでした。じゃあ使い物にならないかというとそうでもなく、鼻の中心に当てる場所はここですよ、というのを教えてくれる良い目印になっています。NAROO MASKはフィルターのある場所が決まっていますので、きちんと鼻・口元にフィルター部分を当てないと意味がありません。その点からすると、水分補給後にマスクをかぶせ直すとき、上にずり上げる時にちょうど良い指がかり、目印になるのでこれはこれで十分役に立っています。
    ただ、フィット感、という意味からすると、モンベルのバラクラバに入っている樹脂製の芯を移植できたら完璧なんだろうな、とは思いますが。

(4) 水分補給時の外し易さ、補給後の戻し易さ

  • buff は生地がすべすべしていますので、外す時もするっと取れますし、戻す時もすっ、と戻せます。無精髭が生えていると引っかかるので口と鼻を覆った後に両頬を上にずり上げる動作が必要になりますが、スムーズです。
  • モンベルのバラクラバは、バラクラバという特性上、ずり下ろした時に顎に引っかかるので窮屈感があります。ただ、鼻筋の芯もあるので戻す時はスムーズです。
  • buff とモンベルを重ねた際の最大のデメリットはこれですね。。。バラクラバは戻したけど、buff は口元に引っかかっているだけで鼻が覆えていなかった、みたいなケースはよくあります。
  • NAROO MASKは締め付けがきつめということもあり、外す時は良いですが、口元を覆う時は、口元を覆う、鼻筋に引き上げる、両頬へ被せる為に上にずり上げる、といったアクションが数回必要になります。被ってしまえば安定しますが、着け外しは少し面倒ですね。

で、この時期なら何がベストなのか、と聞かれると迷いますね。。。少ないから大丈夫かな、という日は寒ければモンベルのバラクラバ、暖かければ buff でしょうか。迷う時はバラクラバをして、buff もポケットに突っ込んで行って、花粉が多いようであれば buff で二重にする、といったところでしょうか。

次は花粉が多くなってきた時期に、NAROO MASK F5s単独で挑んでみたいと思います。。。どこまで耐えられるか。

 

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