■ 舌下免疫療法は花粉症にどこまで効果があるのか(3年目突入)
花粉の季節真っ只中。
ローディーにとって花粉は大敵。
人によっては「この季節はローラー台で室内のみ」という人もいるかと思います。
私はもともとかなりひどい花粉症でした。
何時間も花粉が飛び交う中を走るわけですから、生半可な花粉症対策では不十分なわけです。
花粉症の季節になるとNaroo Mask にインナーマスクを併用して徹底的な対策を講じていましたが、それも限界がありました。
そんな中、ロードバイクを長く楽しむ為ということで、舌下免疫療法を開始し、ついに3年が近づいてきました。
現時点で2年と9ヶ月が経過しており、あと少しで卒業予定となっています。
本当に舌下免疫療法は効果があるのか?という点について、現時点での症状などをまとめてみたいと思います。
花粉症で苦しんでいるローディーの皆様、ぜひ参考にして頂ければと。
目次
1. 舌下免疫療法とは何か(振り返り)
2. 舌下免疫療法3年目の効果や如何に
(1) これまでの振り返り
(a) 日常生活
(b) ロードバイクにおいて
(2) 治療開始後の症状
(a) 日常生活において
(b) ロードバイクにおいて
(3) 3年目にしてかなりの効果を確認
1. 舌下免疫療法とは何か(振り返り)
2. 舌下免疫療法3年目の効果や如何に
(1) これまでの振り返り
(a) 日常生活
(b) ロードバイクにおいて
(2) 治療開始後の症状
(a) 日常生活において
(b) ロードバイクにおいて
(3) 3年目にしてかなりの効果を確認
1. 舌下免疫療法とは何か(振り返り)
こちらについては過去記事をご参考にして頂ければと。2. 舌下免疫療法3年目の効果や如何に
正確には、2年と9ヶ月が経過しました。昨年時点でも明らかに花粉の症状は軽減され、処方される花粉症の薬もより「きつくない」ものに変わりました。
(1) これまでの振り返り
普段の日常生活と、ロードバイク(ライド)におけるそれぞれの対策と症状を整理してみます。(a) 日常生活
まずは治療開始前、並びに昨年時点での症状を振り返ってみたいと思います。- 治療開始前は、花粉の飛散量が「少ない」時期でも花がむずむずしており、日常生活はストレスに。「やや多い」季節になると薬なしでは生活は難しくなり、「多い」「非常に多い」季節にはかなり強めの薬を処方してもらったうえで、外出時には必ずマスクを着用していた
- 処方されていた薬は「アレロック(オロパタジン)」というもので、花粉症の薬としてはかなり強い部類
- それでも、薬が切れ始める夕方や、朝起きたばかりの時間帯はくしゃみが出たり、鼻水が出たりしていた為、「薬で何とか乗り切っている」状況
- 昨年時点では、薬はワンランク効果が低い「タリオン(べポタスチン)」に変更。しかも服用は朝一回で済むまでに改善
- 目の痒みはほとんど出ず、薬が切れてくる朝の起床時のみ鼻水が出る状態で、日常生活はかなり快適に
治療開始前よりも薬がより強くないものに変わり、服用回数も減らすことができました。
効果を如実に実感できましたね。
(b) ロードバイクにおいて
ロードバイクで出かける時はこんな感じでした。- NAROO MASK F5sのフロント側(網目が細かい方)をかぶると、2時間くらいのライドであれば耐えられるが、ロングライドになるとこまめに鼻を噛んだりする必要もあり、帰宅後は鼻の中が荒れて結構しんどい。当然目も痒い。
- NAROO MASK F5s にインナーマスクも併用すると、1時間に一度インナーマスクを交換すれば4時間くらいは走れる。ただし、帰宅後の目の痒みや鼻の荒れは変わらず。翌朝も症状がきつくなる為、正直ライドは2時間くらいに留めたいところ
- 昨年になって、花粉が「非常に多い」日であっても、ライド前に薬を服用さえしておけば、NAROO MASK F5s のみでライドが可能になった。
- 症状的には、NAROO MASK F5s をしていれば、ライドで4時間走っても鼻の奥が「じんじん」することもなかった。とはいえ、鼻水は若干出てくる為、2時間経過した後は、30分〜1時間に一度は鼻をかむ必要があった。
- ライド後は顔を洗って体に付着した花粉を流してしまえば、以後鼻水が出ることもなく、目が痒くなることもなくなった。
ということで、昨年時点でも「何とか花粉と付き合っていける」ようになっていました。
(2) 治療開始後の症状
それでは、治療開始後3年目の今年はどうなったのか、まとめてみたいと思います。(a) 日常生活において
- 花粉の飛散量が「少ない」「やや多い」季節であれば、そもそも薬の服用が不要になった。
- 花粉の飛散量が「多い」時期でも、近所に買い物に出るくらいの外出であれば、マスクを着用しておけば薬の服用は不要に。丸一日外出するような時には、薬を服用した方が楽ではあるが、最悪薬なしでも何とかなるレベルに
- 花粉の飛散量がピークを迎え「非常に多い」季節になると、さすがに薬なしだと目のかゆみや鼻水は出てくる為、薬の服用は必要。但し、薬に関しては市販薬の弱いもので十分対処可能に
- 治療開始前は1月下旬頃から薬が必要になっていたが、今年になって3月中旬頃までは薬なしで問題なく過ごすことができた。例年花粉症の症状は4月中旬を過ぎるとピークアウトし、GW明けには一切症状が出なくなることから、治療により薬が必要な期間は「3月中旬〜4月中旬」という約1ヶ月間にまで短縮することができるように
いやー、劇的に変わりました。
(b) ロードバイクにおいて
- 花粉の飛散量が「多い」レベルまでであれば、NAROO MASK F5s を着用すれば薬の服用なしで3時間まではライド可能に。帰宅後は少し鼻水が出るが、しばらくすると収まる
- 花粉が「非常に多い」日は、さすがに薬なしだと2時間も走ると鼻水が出る為、薬の服用は必要。但し薬は市販薬レベルの弱いもので対処可能になった
- 逆に、薬を服用さえしておけば、NAROO MASK F5s を着用すれば4時間程度のライドは特に問題なくこなせるように。途中休憩時に一度鼻を噛むくらい
(3) 3年目にしてかなりの効果を確認
ということでまとめると、「ライドに出るなら薬は服用した方が良いが、薬さえ服用すればロングライドも可能」という状態に。この季節にライドに出るのは楽しみ半分、花粉で憂鬱半分といったところでしたが、薬を服用し、NAROO MASK さえ着ければライドを楽しめるようになりました。
いやー、期待通りの効果です。
正直、毎朝薬を服用し続ける、定期的に薬を服用してもらいに病院に通う必要がある、ということでなかなか気軽に手を出せる治療法ではありませんが、ロードバイクを楽しむ為には一度がっつり腰を据えて治療に取り組むことをお勧めします。
花粉飛散時期には治療は開始できませんが、梅雨入り前くらいからは治療を開始することができるようになりますので、花粉に苦しめられているローディーの皆様はぜひ一度ご検討頂ければと思います。
一考の価値があるかと思います。

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