ライド時の花粉対策(Naroo Mask F5s + インナーマスク)

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年々ひどくなる花粉の症状に泣かされる

私にとって、ロードバイクにおける最大の天敵が花粉になりつつあります。
暑さ、寒さも当然ではありますが、週末のライドの距離が短くなることはあっても、全く出かける気にならない、とまでは行かないんですよね。

今日は暑いから短めの距離にしておこうとか、寒いから室内で食べられるパン屋さんに行って、そのままさくっと帰ってこよう、とか。

これが花粉になると、そもそも出かけたくないな、となるわけで。

1. 花粉症の季節はロングライドは厳しい

スギ花粉もピークは過ぎたようですが、まだまだライドに出ると鼻水まみれになります。
これでも、昨年対比ではそこまで飛散は多くないようですし、例年対比でも「やや多い」程度だそうで。

昨年はNaroo Mask F5sを導入することで、2時間〜3時間程度であればライドにも出かけられていたのですが、今年は2時間が限界。

ロードバイクにおける花粉対策(花粉本番 NAROO MASK F5sレビュー) : 昔チャリダー今ローディー

花粉症の症状が年々ひどくなってきている気がしてなりません・泣
当然花粉症対策として薬は飲んでいるものの、普段ですら薬を飲んだ上にマスクをしていても鼻がむずむずする状態でした。

2. もっと効果的な花粉症対策を探してみた

もっと効果的な対策はないものかとあれこれ巡っていたところ、環境省のサイトにたどり着きました。

環境省、こんな記事まとめてくれていたんですね・・・。知りませんでした。

環境省_花粉症環境保健マニュアル-2014年1月改訂版-

(1) インナーマスクとは

内容としては、「ふーん」という内容ではあるのですが、インナーマスクに関する記載が個人的にはツボに入りました。

 

<マスク>

マスクの装用は吸い込む花粉をおよそ3分の1から6分の1に減らし、鼻の症 状を軽くする効果があります。(図 3-1 参照)性能の良いマスクでは95%以上 の花粉をカットできるものがありますが、大事なことは顔にフィットするものを 選ぶことで、横に隙間ができるとそこから花粉が入ってしまいます。使いやすい マスクは顔にフィットし、息がしやすいもの、衛生面からは使い捨てのものが推 奨されます。なお、マスクの内側にガーゼを当てること(インナーマスク)でさ らに鼻に入る花粉が減少することが分かっています。

性能の良いマスクであれば95%以上カットする、というのはその通りかと思いますが、ロードバイクではそうもいきませせん。
常に顔には風が当たり、同時に息を吸い込むわけで、花粉が鼻になだれ込むのを完全にシャットアウトすることは難しいです。

(2) インナーマスクの効果(花粉を99%カット)

このインナーマスクとやら、試してみる価値はあるかな、と思ったわけです。
なんせ、99%花粉をカットしてくれるそうですから。

inn_mask_01

このグラフ見るとすごいですよね。
インナーマスクつけたら最強だぞ、と。

(3) インナーマスクの作り方

作り方がこちら。

inn_mask_02

環境省、仕事できるじゃないですかっ!! (偉そうにスミマセン)

(4) ロードバイクにインナーマスクを応用してみる

ただ、マスクやガーゼをそのまま肌につけてしまうと、汗でくっついてしまいそうです。
また、コットンを使うと確実に息ができなさそうでしたので、いったんガーゼだけをくるんで鼻の下に当ててみました。

その分環境省おすすめのインナーマスクよりは効果が薄れそうでしたので、持っている花粉対策を総動員することに。

  1. まずは鼻の下にくるくる丸めたガーゼを当てる
  2. Naroo Mask F5sを装着
  3. Naroo Maskの上から市販の不織布のマスクを当てる
  4. この時、マスクの紐を耳に引っ掛けることはせず、口と鼻の回りを覆うだけにする
  5. その上からBuffで全体を覆う

三重プラス鼻の下にガーゼ、ですね。
ガーゼはドラッグストアで100円くらいで買えます。
商品は縦30cmなのですが、15cmで畳まれていますのでそのまま15cmにカットします。(ですので、正確には30cm × 15cmですね)
これでセット切り出すことができます。
ガーゼは何度も洗って再利用できますので、1シーズンは十分に持ちますね。

inn_mask_04

この状態から切り出していきます。

inn_mask_10

で、これをくるくる丸めて鼻の下に当てます。

inn_mask_11

Naroo Maskの上からマスクをかけます。
こんな感じですね。

inn_mask_13

耳にかける必要はありません。

この上からBuffで覆うと、ライド中は全くズレることもありません。
BuffのフチがうまいことNaroo Maskを覆ってくれますので、あたかも1つの筒のように一体化してくれます。

inn_mask_14

こんな感じですね。

見た目は普通にBuffをつけているのと何も変わりません。

inn_mask_03

(5) インナーマスクの効果や如何に

ただ、さすがに息苦しいですねー・・・。
斜度10%を超える坂を上っていて心拍が180を超えてくると「酸素が欲しいっ」と、下の方をまくって外気を吸い込んだりしますが、斜度5%程度までの坂であれば問題ありませんでした。
息苦しさの他のデメリットとして、水分補給がし辛いです。
鼻の下に丸めたガーゼを当てていますので、一度「がばっ」と外してしまうと、もう一度ポジション調整が入って面倒なんです。

その為、ボトルから給水する際には、マスクを下からめくって飲むことになりますので、走りながらの補給は無理でした。
停車の度にマスクを下からめくり上げてボトルから飲むので、これは結構面倒でしたね。

あと少し汚い話で恐縮ですが、どうしても鼻の下に当てたガーゼについては、1時間もすると鼻水がしっとり、になってしまいます。
その為、1時間につき1枚、替えのガーゼを携帯するようにして、1時間毎に交換しています。

で、肝心の花粉カットに関してですが、これはかなり効果がありました。
まず、鼻の中の「荒れ」具合はかなり改善されました。
坂道が多いルートを走った時には、どうしてもマスクを下からめくって外気を口から吸い込んでいた為、喉の辺りが少し花粉でザラついて荒れたことはあったのですが、鼻に関してはノープロブレム。
今年はNaroo Mask プラス Buffの二枚重ね程度では、ライド後1時間もするとクシャミが出たり、水っ鼻が止まらなくなっていたのですが、インナーマスクとして使ったガーゼと、BuffとNaroo Maskの間に挟んだ不織布の効果は絶大で、クシャミは一度も出ずにライドを完了させることができました。

今年の花粉は何とかこれで乗り切ってきましたが、そろそろ舌下治療とか、根本的な対策を考えないといけないかな、と思えてきました。

 

 

コメント

  1. たかにぃ より:

    マスクをしている時期だけ、ハイドレーションシステム…ウォーターリザーバーからチューブを延ばしてバイトバルブを咥える…使ったらいかがですか?MTB装備で持っていませんか?
    マスク内にバルブを引っ掛けておくとマスクをめくらずに済むかと思います。

  2. おとーさん より:

    おお・・・。その手がありましたね。
    残念ながら昔使っていたハイドレーションシステムは古くなってしまって今はもう手元にないのですが、マスクと組み合わせれば花粉対策として完璧かも、です。
    つて、なんか防塵防護服みたいになっていきますね・笑

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