購入から一年経った3本ローラーをメンテナンスしてみた(ELITE QUICK MOTION)
自転車のメンテナンスはできるだけ小まめに実施していますが、考えてみると3本ローラーに関しては購入から一年、まったくメンテナンスしていなかったことに気づきました。
途中何度か硬く絞った雑巾で拭いたくらいですね。
ここ最近はコロナの影響もあり、フル稼働、大活躍してくれています。
ここで3本ローラーに不具合発生、みたいな話になったら堪りません。
3本ローラーにも駆動部はたくさんありますので、何かしらメンテナンスが必要だよなーと思い立ち、まずはマニュアルを引っ張り出してきました。
クイックモーション付属のメンテナンスマニュアルには日本語の記載がありません。
日本の代理店となっているカワシマサイクルサプライが日本語版を作成してくれています。
海外通販から個人輸入した場合は、日本語のマニュアルがない、ということなんでしょうね。
英語版でも十分理解はできるとは思いますが、取り扱い説明書はオンラインで公開されていませんので、気になる方は国内で購入するのが無難です。
1. ベアリングに関してはメンテナンスフリーだった
で、いきなり衝撃の事実が・・・。
「ローラー両側についているベアリングは潤滑剤の注入を必要とせず、メンテナンスフリー」だそうです。
素晴らしいです・・・。
てっきり、ベアリングにグリスとか塗ったりした方が良いんだろうな、なんて思っていましたが、完全に拍子抜けです。
2. ローラーを固定するボルトは定期的に増し締めを
ただ、思わぬ記述を見たけました。
「ローラーを両側からしめるボルトの緩みを定期的にチェックして下さい。過度に締め過ぎても、フレームを傷めることがありますので、ご注意ください」
とのこと。
ほほーう。
では、早速我が家のボルトが緩んでいるか確認してみましょう。
まずは、ボルトを露出させる必要があります。
こちらのカバーを外す必要があるんですね。
これがちと面倒。
何箇所も止められています。
特に一箇所、見えづらい場所にもボルトがあります。
ローラーを展開した状態だと見えないのですが、この黒いパーツの裏にもボルト穴があります。
ボルト抜いた後なので分かりづらいですが、丸い穴の箇所ですね。
最初はこの最後の一本に気づかず、全てボルト外したはずなのにカバーが外れず、力任せに外しそうになりました。
危ない危ない。
カバーを外すとこんな感じになります。
扇型の黒い部品が、前後の揺れを吸収する部品となっていまして、私のような下手くそな乗り方をしても、適度に揺れを吸収してくれますので、ローラー台から飛び出したりするリスクを低減してくれます。
週1〜2回乗る程度では、1年経っても内部はピカピカですね。
肝心のボルトですが、まったく緩んでいませんでした・・・。
増し締めも不要なくらい。
毎日乗るくらいの使い方しないと、緩みなんて出ないのかも、です。
3. 毎回濡れた布でローラー面の清掃を
おいおい、そうなるとまったくメンテナンスなんて必要なかったじゃねーか、という話になるのですが。
先ほどの「お手入れとメンテナンス」には、こんな記載も。
「毎回のご使用後に、濡れた布でローラーの清掃を行って下さい。溶剤や洗剤はご使用にならないで下さい」
おお・・・。
わたしゃ、数ヶ月に1回しか拭いていませんでしたよ・・・。
ということで、がっつり拭き上げたわけですが。
こちら後輪のローラー。
タイヤの黒い跡がついていますが、これがいくらごしごし拭いても綺麗になりません。
ま、仕方ないですね。
こちら前輪。
謎の黒い汚れがついていたりしますが、前輪に関しては後輪ほどタイヤの黒い跡はついていません。
ロードバイクのタイヤは、前輪よりも後輪の方が摩耗が早い、という話を聞いていましたが、ローラーについている跡からも、後輪にかかる負荷が高いというのが見て取れますね。
ということで、振り返ってみると、私のような使い方では1年経ったくらいでは特別なメンテナンスは不要だったことがよく分かりました。
むしろ、もっと頻繁に拭き掃除をしろよ、ということですね。
反省。
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