マビック コスミックプロカーボンUST購入!
はい。
我慢堪らず、購入と相成りました。
購入したのは、マビック コスミックプロカーボンUST。
SLではないノーマルモデルとなります。
マビックがごたごたしている(らしい)このタイミングで?という話かと思いますが、私が購入(発注)したのはコロナ前ですので、まさかこんな騒ぎになるなんて思ってもいませんでした。
カーボンホイールは、ディスクブレーキ車を購入してからにするつもりだったのですが、先日の試乗会でその良さを経験してしまうと、もう我慢できませんでした・・・汗
現在履いているホイールは同じくマビックのキシリウムエリートUST。
折角なので、異なるメーカーのホイールも体験してみようかな、と思ったりもしましたが、やはりマビックが提唱する「ロードUST」の規格に惚れ込んでしまっている為、今回もマビックホイールを選択することになりました。
1. 海外通販(ProBikeKit)で購入
今回は初めてホイールを海外通販で購入しました。
これは有名な話ですが、マビックは有名どころの海外通販サイトでは日本への発送をしてくれませんでした。
WiggleやCRCだと購入できなかったんですね。
今だと普通にWiggleで買えてしまいますが・・・。
ProBikeKitやベラチスポーツだと日本向けにも発送してくれます。
私の場合、過去にパワーメーターやサドルでProBikeKitを利用した実績があり、若干発送までに時間がかかるものの特段問題もありませんでしたので、今回もProBikeKitを使用しました。
注文したのが3月30日で4月14日に到着していますので、およそ半月かかりました。
ちなみに、上記ステータスのタイミングで自宅に届きました。
午前中に届いた時点では、Web上では上記ステータスのまま、夕方になってようやく「到着したよー」とステータスが更新されていました。
コロナの影響で、税関に時間がかかるといった話も聞いていたのですが、税関に到着してからはかなりスムーズに自宅まで届いたようですね。
一つの箱に見えますが、ホイール一本毎に一つの箱に入れられており、ガムテープで二つの箱を一つにつなげて発送しているようです。
シーラントなどの付属品も完備しておりました。
ただ、キシリウムエリートUST購入時にはタイヤレバーが付属していたのですが、今回は付属していませんでした。
カーボンホイールだから、タイヤレバーなんて使ってくれるな、ということなんですかね。
2. 何故かブレーキシューが前後で違うことが判明・・・
で、不思議なことが・・・。
マビック純正のカーボン用ブレーキシューと言えば、黄色いシューが有名ですよね。
マビックのカラーといえば黄色。
とはいえ、黄色いシューだと、カーボンのリム面が黄色く色づくとのことで、とっても不評。
多くの方は、スイスストップのブラックプリンスに変えてしまうようで。
リム面が黄色になるのは嫌ですが、試乗会で乗った際にはマビック純正の黄色いシューで乗りまして、とても好印象でした。
ま、ひとまず純正で使ってみようかな、と思ったのですが・・・。
何故か、黒が1セット、黄色が1セット入っていました・・・。
おやおや?と思ってマビック公式サイトを見てみると、現在は純正のブレーキシューは黒に変わったようですね。
アマゾンを見てみると、黄色の純正シューは販売中止、黒に入れ替わっているようです。
なるほど。
ちょうど製品の入れ替え時期に当たってしまったようで、片輪は古い黄色のシュー、片輪は新しい黒いシューになってしまったわけですね・・・。
なんてこったい。
ちなみに、開封して取り出してから気づいたのですが、シューが入っていたパッケージを見ると、全く同じでした。
こりゃ分からんわ。
3. キシリウムエリートUSTからのホイール換装手順
気を取り直して、ホイールの換装に挑むことにします。
(1) ハブをグリスアップ
届いた直後、素人目で見ても分かるようなフレがあったら嫌だなー、と思ってくるくる回してみたのですが、幸いなことに明らかなフレはないようでした。
代わりに、ラチェット音が結構でかい。
コスプロカーボンのハブは、これまで愛用していたキシリウムエリートと同じFTS-L。
ラチェット音が大きい時は、オイルが切れている可能性大です。
折角ですので分解することに。
で、いきなりロックナットがめちゃ堅く、いきなり難儀しました。
外してみると、一切グリスは塗布されておらず。固着されると怖いので、うすーくグリスを塗っておきました。
ハブをそーっっっと外してみます。
そこそこオイルは残っているように見えます。
ただ、フリーボディー側を見てみると、オイルがあまり残っていません。
分かり易いことに、ラチェットに関しては、からっからに乾いていました。
マビック純正のフリーボディーオイルをたっぷり塗りつけておきました。
ちなみに購入から2年以上経過しており、1000km毎にオイルを塗り直していますが、今だに2/3以上残っています。
お値段はそこそこしますが、長く使えますのでオススメです。
(2) ブレーキシューを交換
続いて、ブレーキシューを交換します。
この作業自体はとても簡単ですので、さっくり割愛。
先にも書きましたが、今回購入したホイールには異なるブレーキシューが。
こちら旧製品となった黄色いシュー。スイスストップのフラッシュプロ、イエローキングと同じと言われています。
もしかしたら微妙な違いはあるのかもしれませんが。
こちらは新製品の黒いシュー。
ということは、スイスストップのブラックプリンスと同等品になったのですかね?
ただ、比較してみると、ほんとそっくり。
形状は瓜二つです。
素材の違いはありそうですが。
(3) リムの幅に合わせてキャリパーブレーキを調整(17mm→19mm)
これが少しばかり面倒でした。
今まで使っていたキシリウムエリートUSTはリムの内幅は17mm。
今回購入したコスミックプロカーボンUSTのリム内幅は19mm。
そこでシマノのディーラーマニュアルを見ながら調整していきます。
いやー、説明がシンプルですねー・・・汗
私が普段愛用しているメンテナンスマニュアルにも、このあたりの説明は載っていないんですよね・・・。
都度写真を撮っていなかったもので、ざっくり活字で説明すると、
- 図の(A)のナットを緩めて、ブレーキワイヤーを解放。
- 図の(C)のボルトを反時計周りに回して、キャリパーブレーキの幅を広げておく
- ホイールをセット
- ブレーキワイヤーを指でつまみ、ブレーキシューとリム面との間の距離が適当ところで(A)のナットを固定
- 図の(C)のボルトを使って、左右のブレーキシューとリムの隙間が均等になるように調整
みたいな感じでした。
初めての調整作業であり、かつ愛用するメンテナンスマニュアルの本にも載っていなかったのでかなりドキドキしていましたが、10分足らずでざっくり調整できました。
(4) ブレーキシューにトーインをかける
こちらも、詳しく解説してくれているサイトがたくさんありますので、そちらをご参照頂ければと。
我が愛読書のメンテナンスマニュアルによると、ものの10分で完了する作業だそうですが、今回は前後左右合わせて30分はかかりましたね。
これが一番苦労しました・・・。
便利グッズである、ブレーキシューチューナーを使っています。
便利グッズがありながらも、「よしっ、ここがベストポジションっっ」とか思って位置調整しても、最後にボルトで固定する時にぐりっ、と動かしてしまってやり直し、とか繰り返していると、そこそこ時間かかるんですよね・・・。
ほんと、この「ミリ単位の調整」は苦手です。
悪戦苦闘しながらもねなんとなく取り付けは完了。
フロントが黄色のシュー、リアが黒のシューとなりました。
こんな色の使い分けをしているローディーは、もしかして世界でたった一人かもしれませんね・・・。
(5) シーラント注入
最後にシーラントの注入です。
シーラント注入手順については、過去にまとめた記事がありますので、そちらをご参照頂ければ幸いです。
じゃあ、順調にできたかというと、そこそこシーラント飛び散ったんですけどね・・・。
何回やっても、そこそここぼしてしまいます。
で、注入後、くるくるタイヤを回してなじませます。
本当は、ここで軽くローラーとか回してあげれば良いのでしょうが、この日は時間がなく、時々思い出してはタイヤをくるくる回してあげました。
初日ということもあり、空気圧は高めの7BARまで入れてから就寝。
翌日。
前輪が4.5BAR。
後輪も4.5BAR。
仲良く2.5BARずつ空気が抜けていました。
シーラントが馴染むまではローラー台で回してみようかと思います。
いやー、リムハイトが高くなるだけで、なんでこんなに格好良く見えるんでしょうか。
早くロングライドに出かけられるような日々が戻ってきてほしいものです。
コメント
まずは新ホイール購入おめでとうございます。
私のホイール購入計画はコロナ禍により一時棚上げになってしまいました。本来なら4月には購入し、GW中は新ホイールを乗り回す予定だったのですが…
仕切り直して秋に購入ですかね。このままコロナが終息してくれれば良いのですが。
チューブレスって空気が抜けるの早いですね。一晩で2.5barですか。クリンチャーだと大体一週間で1barぐらいです。ラテックスチューブは一晩で1barぐらい抜けるようですが。
まぁ週末ライダーとしては乗る前のエア補充が習慣化しているので問題ないですけど。
MAVICはどうなってしまうんでしょう。続報が無いので何とも言えませんが、通販での取扱いがここへ来て再開、Wiggleでは半額とかで投げ売りされていたのは単なる在庫調整なのかどうなのか。
まぁMAVICは老舗メーカーでユーザーも多い事ですし、何らかの救済措置が取られて倒産と言う事態までは行かないとは思うのですが。ツールでお馴染みのMAVICカーが見れなくなるのは寂しいです>_<
コスカボ購入おめでとうございます。
シーラントは手やローラーで回しているだけだと外周方向にしか行かないので、リム側に巡らせるべく外して跳ねさせたり、横にしたりが必要です。きっちり内側まで巡るとエア抜けが一晩0.5bar以下に減ります。
>shigeさん
まだまだ記事にまとめ切れていませんが、シーラントが回って落ち着いてくると、通常のクリンチャーと同じように1週間で1barくらいの抜け方で落ち着いてきます。(今がちょうどそれ位)
ただ、ローラー台に乗っていると、(特に前輪)お外のライドに比べて抜けは気持ち早いようで、1週間で1.5〜2barくらい抜けますかね。
私の場合コロナ本格化前に発注していたので諦めましたが、もう少し後だったらホイール導入は半年遅らせてましたねー・・・。shigeさんの判断が正解だと思います。
せっかくのカーボンホイール、95%ローラーでしか使ってませんから・・・泣
MAVICはここにきて新作ウェアとかもプレス発表してますし、何らかの形で継続して欲しいところです・・・。
幸いなことに(?)コスプロカーボンだと現在のWiggleよりもお安いお値段で買えたので心乱されていませんが、コスプロカーボンSLだとWiggleは激安ですよね。SLだったら確実に泣いてましたね・・・。
>たかにぃさん
そうか・・・、確かにそうなりますよね。
外にライドに出れればカーブでタイヤ傾くこともあるでしょうが、ローラーだけだとそんなこともありませんし。
早速横にして回しておきたいと思います。(これまた勉強になりました)
読み直したら…コスカボのリムはチューブレス運用のときはMax 6barなので7barまで上げると圧が高すぎてリムテープの隙間からエア漏れが起こったりします。(7barはチューブを入れた時の圧力範囲です。)
実際試してみたことがありますが、リム内部にシーラントが入り込み、停車時にバルブ付け根からシーラントが垂れ内部洗浄が必要になりましたから、空気圧は上げ過ぎないように注意が必要です。
>たかにぃさん
コメントありがとうございます & ご心配おかけいたしました。。。
確かにこの記事の書き方、良くないですね。
シーラント注入直後は敢えて空気圧高めにする、というのを以前聞いたことがありまして、初回だけ7BARにしました。
シーラントが上手く回ってくれるからだとか。
もしかして、都市伝説的なものだったりしますかね?
当然空気圧オーバーですので、この状態では乗っておりません。
その後は、実走では4.5BAR、ローラーでは5.5BARで乗っております!
試して見た時は乗らない状態でリムテープがやられました。7barにすると乗らなくてもダメージ出ますよ。ホイールの仕様(チューブレス時6bar)を超えた高圧は不味いです。
>たかにぃさん
おっと、NGでしたか。。。
確かショップの方に聞いた話だったのですが、ガセでしたね。
MAX7BARと勘違いしてたのかもですね。そこまで確認して聞けば良かったです。
現在のところ、空気漏れも少なく、1週間で0.5-1BAR程度なので、リムテープは生きていると信じたいです。。。