スラム12速(eTap AXS)対応ホイールを調べてみた

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現在乗っているロードバイクはリムブレーキ。
次に購入するバイクもディスクではなくリムブレーキを選択しました。

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これなら今持っているホイールも使えるよね!と思っていたところ、大誤算が・・・。

今回シマノのデュラエースとアルテグラがバージョンアップして12速化されましたが、基本的に11速用ホイールがそのまま使えるそうで。

ただ、今回私が選択したのはスラムの eTap AXS。12速。
12速対応にする為、ホイール各社からスラム12速のXDRハブに対応したフリーホイールが提供されている為、ホイールはそのままにフリーホイールだけ変更すれば使えるようになっています。

私が現在使っているホイールはマビックのキシリウムエリートUSTとコスミックプロカーボンUST。

マビックからは「スラムの12速に対応してるよ!」というアナウンスもありました。

ただ、これには条件があって、「ID360(インスタンドドライブ360)を採用したホイール」については互換性あるよ、ということであり、私が持っているホイール、FTS-Lのハブを採用したホイールに関しては互換性がないんです・・・。

なんてこったい。

スラム12速化(eTap AXS XDR)に対応したホイールを調べてみた

1. スラム 12速(eTap AXS)に対応したホイール

ということで、発注したフレームが納車されるまでに新ホイールを購入することが必要になりました。

どうせ購入するなら、納車を待たずに購入してしまい、今のうちから新ホイールを満喫してしまおうということで、スラム12速に対応しつつも、今のシマノ11速で使えるホイールを探してみることにします。

今回はリムブレーキ用のフレームを発注しましたので、ホイールも当然ながらリムブレーキモデルに絞ります。

また、チューブラーは運用上面倒になることが目に見えていますので、クリンチャー/チューブレスモデルをピックアップ。
ショップ店頭在庫にはまだ残っているものもあるとは思いますが、各社国内公式サイト上で紹介されている最新のホイールに限定しています。

最初の一本はアルミかなー、と思っていたのですが、調べてみるとカーボン比率の高いこと・・・汗

(1) マビック編

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まずはマビック。
スラム XDR でも使えるのは ID360(インスタントドライブ)を採用したホイールである必要があります。

現在のラインナップだと以下が対象に。

 

ホイール名称 リム素材 リム
ハイト
リム内 重量 標準価格
(税込)
COSMIC SLR40 カーボン 40mm 19C 1390g ¥286,000
COSMIC SL40 カーボン 40mm 19C 1600g ¥187,000
KSYRIUM SL アルミ 22mm 19C 1480g ¥104,500
KSYRIUM S アルミ 22mm 19C 1570g ¥77,000

 

アルミであれば、キシリウムシリーズが対象になりますね。
現在愛用しているキシリウムエリートUST の後継に当たるのがキシリウムSLになりますので、無難に行くならその辺りでしょうか。

リムもワイド化しており、28cのタイヤをベースに運用するなら、より快適性も上がって良いとは思いますが、今キシリウムエリートUST を使っているが故にイマイチ面白みはありませんね。

ちなみに、普通にショップで購入するとシマノ11速用のハブが付属してきますので、スラムXDR用のフリーホイールを別途購入する必要があります。

 

(2) カンパニョーロ編

続いて、カンパニョーロ編。
カンパもマビック同様にスラムXDR用のフリーホイールに交換すれば問題なく使えるようです。

色々と調べてみると、スラムXDR に対応しているホイールはこの辺りだそうです。

 

ホイール名称 リム素材 リム
ハイト
リム内 重量 標準価格
(税込)
BORA WTO 33 2WAY カーボン 33mm 19C 1395g ¥352,000
BORA WTO 45 2WAY カーボン 45mm 19C 1496g ¥352,000
BORA WTO 60 2WAY カーボン 60mm 19C 1550g ¥352,000
SHAMAL ULTRA 2WAY アルミ 24-27mm/
27-30mm
17C 1449g ¥181,500
SCIROCCO アルミ 35mm 17C 1775g ¥62,700
ZONDA アルミ 24-27mm/
27-30mm
17C 1596g ¥79,200

 

こうやってみると、ほぼほぼ対応はしていそうですね。
今キシリウムエリートUST を使っていることから、候補としてはシャマルウルトラかゾンダあたりでしょうか。

色々ショップを覗いてみると、最新のディスクブレーキモデルだと最初からスラム12速(XDR)対応を選択できるようですが、古いリムブレーキモデルの場合は、シマノ11速用を購入したうえで、別途XDR用フリーホイールを購入する形になりそうです。

 

(3) フルクラム編

続いてフルクラム。

まずスラム12速対応可能なリムブレーキモデルはこちら。

 

ホイール名称 リム素材 リム
ハイト
リム内 重量 標準価格
(税込)
RACING ZERO 2-WAY FIT アルミ 27/30mm 17C 1490g ¥151,800
Speed 55C クリンチャー カーボン 55mm 17C 1470g ¥378,400
Speed 40C クリンチャー カーボン 40mm 17C 1400g ¥378,400
Racing ZERO CARBON カーボン 30mm 17C 1340g ¥321,200
WIND 40C カーボン 40mm 17C 1555g ¥196,900
Racing 3 アルミ 27/30mm 17C 1560g ¥84,700
Racing 4 アルミ 35mm 17C 1725g ¥64,900
Racing 5 アルミ 23mm 17C 1650g ¥50,600
Racing 6 アルミ 24.5/27.5mm 17C 1760g ¥39,600

 

この中だと、一度は履いてみたいレーゼロ、でしょうか。
ただ、固いと評判ですから、レーゼロにするならカンパのシャマルウルトラの方が向いているんだろうな、とは思います。

フルクラムもカンパ同様シマノ11速を購入後、XDRフリー(r0-126)を購入する必要がありそうです。

(4) DT SWISS編

今まであまり調べたことがなかったのですが、DT SWISSについても。
DT SWISS の場合もマビックと同じようにスターラチェットハブを採用したモデルであれば専用のフリーホイールに変更することで対応可能とのこと。

DT SWISS は用途に応じてシリーズが分かれています。

  • エアロ
  • パフォーマンス
  • エンデュランス
  • クロスロード
  • トラック

私の利用用途からすると、パフォーマンスかエンデュランスが向いているわけですが、エンデュランスは既に全てがディスクブレーキモデルのみとなってしまっているそうで。

パフォーマンスの中でスターラチェットを採用したラインナップがこちら。
1100がフラッグシップ、1400がハイエンド、1600がミドルグレードという位置付けになります。

 

ホイール名称 リム素材 リム
ハイト
リム内 重量 参考価格
(税込)
PRC 1100 DICUT カーボン 35mm 18C 1439g ¥377,000
PRC 1400 SPLINE カーボン 35mm 18C 1486g ¥232,000
PR 1400 DICUT OXIC 21 アルミ 21mm 18C 1447g ¥120,000
PR 1400 DICUT OXIC 32 アルミ 32mm 18C 1630g ¥127,400
PR 1600 SPLINE 23 アルミ 23mm 18C 1572g ¥66,800
PR 1600 SPLINE 32 アルミ 32mm 18C 17180g ¥71,100

 

1100シリーズ、1400シリーズに関してはシマノ用を購入してもスラムXDR用のフリーホイールが付属しているようです。
1600シリーズになると、購入時にシマノ11速用か、スラムXDR用かのいずれかを選択する形になる模様。
いずれにしても、最初から選択可能になっているところは良いですね。

 

(5) レイノルズ編

お次はレイノルズ。
今まであまり気にしたことのなかったホイールブランドなのですが、調べてみるとなかなか良さそうなラインナップですね。
国内公式サイトで見るとアルミリムは既に載っておらず、カーボンホイールのみのラインナップ。

 

 

ホイール名称 リム素材 リム
ハイト
リム内 重量 標準価格
(税抜)
AR29 カーボン 29mm 19C 1455g ¥208,000
AR29X カーボン 29mm 19C 1390g ¥248,000
AR41 カーボン 41mm 19C 1545g ¥208,000
AR41X カーボン 41mm 19C 1480g ¥248,000

 

 

実はディープリムホイールはもっと種類があるのですが、自分が選ぶことは確実にないので、ひとまずこの辺りまで。
購入時にスラムXDRを選択できるようになっています。

海外サイトなどではシマノ11速しか選択できないところも多いようですが、その場合はXDR専用のフリーハブ(22496)を購入する必要があるのですが、調べてみると国内オンラインサイトで販売していそうなところはありませんね・・・。
海外サイトも品切れのところが多いようですので、購入するなら最初からXDRフリーを選択できるサイトでの購入が吉となりそうです。

 

(6) ZIPP編

ディープリムなら ZIPP というイメージがありますが、私のような乗り方だとあまり選択肢にも入ってきませんでした。
いちおう調べてみると、最初からXDRフリーが選べるようになっている模様。

また、シマノフリーを購入後、XDR対応フリーを後から購入することもできそうですね。

 

ホイール名称 リム素材 リム
ハイト
リム内 重量 標準価格
(税抜)
303 NSW Tubeless カーボン 45mm 19C 1501g ¥425,200
303 Firecrest Tubeless カーボン 45mm 19C 1530g ¥266,500
302 Tubeless カーボン 45mm 17C 1630g ¥192,400
404 NSW Tubeless カーボン 58mm 19C 1592g ¥425,200
404 Firecrest Tubeless カーボン 58mm 19C 1621g ¥266,500
454 NSW Tubeless カーボン 53/58mm 19C 1780g ¥529,100

 

専用フリーが対応しているハブの一覧がこちら。

  • Zipp 177 hub (as of 2015)
  • Zipp 177D Disc hub (as of 2015)
  • Zipp 176 hub (as of 2018)
  • Zipp 176D Disc hub (as of 2018)
  • Zipp Super 9 Track Disc
  • Zipp 900 Track Disc

最近のハブであれば対応していそうです。

(7) FFWD編

これまたディープリムの印象が強いFFWD。
調べてみると現在は一本だけ対応しているものがありそうです。

 

ホイール名称 リム素材 リム
ハイト
リム内 重量 参考価格
(税込)
TYRO RIM BRAKE カーボン 45mm 21C 1640g ¥168,000

 

ワイドリムなのは良いですが、このリムハイトでこの重量だと私の脚には厳しそうですね・・・。

(8) ALEXRIMS

軽量アルミホイールとして有名な台湾のホイールブランド。
各社アルミリムから撤退していく中では貴重な存在かもしれませんね。

以下3本のについては、専用のXDRフリーに交換することでスラム12速でも使えるようです。

 

ホイール名称 リム素材 リム
ハイト
リム内 重量 標準価格
(税込)
ALX670 アルミ 30mm 17.4C 1405g ¥93,500
ALX473EVO アルミ 30mm 17.4C 1460g ¥69,300
ALX440 アルミ 26mm 18.6C 1566g ¥42,900

 

調べてみるとAmazonにはありませんでしたが、オンラインで購入できる国内ショップはありそうな雰囲気。

このリムハイトでこの重量、かつここまでお買い得なお値段というのはすごいですよね。
但しインプレが少なくなかなか判断し辛いところではありますが。

 

(9) VISION

続いてイタリアのVISION。
数は少ないですがリムブレーキモデルも残っています。

全てカーボンホイールになりますのでお値段はしますが、軽量ですしリム内幅も19Cとワイド。

購入時にXDRフリーを選択可能になっています。

 

ホイール名称 リム素材 リム
ハイト
リム内 重量 標準価格
(税込)
METRON30 SL カーボン 30mm 19C 1367g ¥270,160
METRON40 SL カーボン 40mm 19C 1379g ¥262,790
METRON55 SL カーボン 55mm 19C 1483g ¥270,160

 

30〜40mmというリムハイト丁度良さそうですし、他ブランドと比較しても軽量なのが魅力的。
お値段はかなりしますが・・・。

2. サマリ

全てのホイールブランドを調べられたわけではありませんが、ざっと確認できた範囲ではこんな感じでしょうか。

その他に調べてみて分かったこともメモっておきたいと思います。

  • ROVAL(スペシャライズドのホイールブランド)に関しては、リムブレーキモデルは国内公式サイトからはほぼ消えており選択肢にならない状況
  • 同様にBONTRAGER(トレックのホイールブランド)もリムブレーキモデルは縮小傾向にあり、スラムXDRに対応しているかはよく分からない(新しいディスクブレーキモデルにはXDR対応フリーあり)
  • EASTONには幾つかリムブレーキモデルが存在しているが、XDRフリーには対応していない(新しいディスクブレーキモデルにはXDR対応フリーあり)

先々は別にして、最初の1本はアルミリムにしたいなと思いつつ、まー候補の少ないこと・・・。
1500g以下のアルミリムで絞り込むと候補はこの6本となりました。

  • KSYRIUM SL(マビック)
  • SHAMAL ULTRA 2WAY(カンパ)
  • RACING ZERO 2-WAY FIT(フルクラム)
  • PR 1400 DICUT OXIC 21(DTスイス)
  • ALX670(アレックスリムズ)
  • ALX473EVO(アレックスリムズ)

いやー、改めて調べてみると新しい発見があるかも?と期待していましたが、定番所に落ち着きましたね。

さてさて、どうしたものか・・・。
とか書きつつも、ほぼほぼ心は決まりつつあります。
その辺りはまた改めて。

 

コメント

  1. たかにぃ より:

    クロモリフレームならトーケンとかいかがですか?
    アルミや・ーボンフレーム用のメーカーだけリストに上がっているけれど、クロモリフレーム用ホイールを作っているところを確認したほうが、より乗り心地が活かせると思います。
    クロモリがそれまでのハイテンに変わって出たのが60年代後半、アルミが出てくる80年までの15年が「クロモリ」時代なのでその時期から続くところがチェック対象です。

  2. おとーさん より:

    >たかにぃさん
    アドバイスありがとうございます。
    クロモリフレーム用ホイール、仰る通りですね。
    いかんせんそのあたりの基礎知識が抜けているものですから、どうしても従来の延長線上の有名どころばかりになってしまった気がします。
    token調べてみたいと思います。

  3. たかにぃ より:

    クロモリ・ファンはこだわりが強い人が多いので、ロングライド途中でサイクルラックにクロモリバイクを掛けると、そこでバイク談義が始まったりします。
    ホイールも銀リムへの執着強めでショップ手組カスタムオーダーに走る人も多いです。

  4. ないとめあ より:

    私ならスプロケットだけシマノにしますねぇw
    もちろん自己責任ですが

  5. おとーさん より:

    >ないとめあさん
    シマノも12速化しましたし、可能性はありますよね。
    今も14-30Tのスプロケ自己責任で使い続けてますし。
    ひと通り揃ったら試してみたいと思います^_^

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