【最強の花粉症対策】舌下免疫療法の効果や如何に!?【2年目】

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舌下免疫療法は花粉症にどこまで効果があるのか(2年目突入)

 

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私はかなりひどい花粉症でした。
普段は薬を飲んでマスクをしていれば日常生活に支障はないのですが、これがロードバイクとなるとそうも行きませんでした。

何時間も花粉が飛び交う中を走るわけですから、生半可な花粉症対策では不十分なわけです。

花粉症の季節になるとNaroo Mask が手放せなくなり、それだけでは足りずにインナーマスクなども併用しつつ、物理的な対策を行ってきました。

ロードバイクとは長い付き合いにしたいということで、2年前から舌下免疫療法を開始。
今年で2年目(現在1年と9ヶ月経過)となったわけですが、その効果や如何に?ということで今年の花粉の季節を振り返ってみたいと思います。

花粉症で苦しんでいるローディーの皆様、ぜひ参考にして頂ければと。

1. 舌下免疫療法とは何か(振り返り)

これは昨年の記事でも書きましたが、舌下免疫療法とは何か、という話については以前の記事をご覧ください。

 

2. 舌下免疫療法2年目の効果や如何に

正確には、一昨年の6月に開始しましたので、1年と9ヶ月が経過したわけですが、今年になって「明らかに」花粉症の症状は軽減されてきました。

(1) 治療開始前の症状

普段の日常生活と、ロードバイク(ライド)におけるそれぞれの対策と症状を整理してみます。

(a) 日常生活

日常生活においては、比較的強めの花粉症の薬を病院で処方してもらい、朝晩一回ずつ薬を飲んだ上で、外出時には常にマスクを着用していました。

処方されていた薬は「アレロック(オロパタジン)」というもので、花粉症の薬としてはかなり強い部類になります。

以下のサイトで花粉症の効き目についてのランキング解説をしていてとても分かりやすいのですが、アレロックは同率一位の強さだそうです。

薬が切れ始める夕方や、朝起きたばかりの時間帯はくしゃみが出たり、鼻水が出たりしていましたので、結構ギリギリ「薬で乗り切っている」状況でした。

(b) ロードバイクにおいて

ちなみに、上記サイトでも解説されていますがアレロックは比較的「眠くなりやすい」薬とされています。
お医者さんからも「服用後は自動車の運転は避けた方が無難」とアドバイスされています。

ただ、長らくこの薬を服用し続けてきたお陰(?)なのか、私の場合ちっとも眠気は出なくなっていました。
その為、ライド前には迷わず服用してから出かけていましたが、初めて服用される方は気をつけた方が良いかと思います。

  • buff や モンベルのバラクラバ(ジオライン L.W. バラクラバ)だけだと、走り始めて30分で鼻が出始め、くしゃみが出る。これら単品では正直厳しい。
  • モンベルのバラクラバを被った上から buff で口元・鼻を覆うと、2時間くらいは耐えられる。但し帰宅後しばらくは鼻水が止まらず、目の痒みもひどい。
  • NAROO MASK F5sのフロント側(網目が細かい方)をかぶると、モンベルのバラクラバ+ buff と同じ位の効果あり。2時間くらいは耐えられるが、ロングライドになるとこまめに鼻を噛んだりする必要もあり、帰宅後は鼻の中が荒れて結構しんどい。当然目も痒い。
  • インナーマスクも並行すると、1時間に一度インナーマスクを交換すれば4時間くらいは走れる。ただし、帰宅後の目の痒みや鼻の荒れは変わらず

(2) 治療開始後の症状

それでは、治療開始後2年目の今年はどうなったのか、まとめてみたいと思います。

(a) 日常生活において
  • 薬は昨年よりもワンランク効果が低い「タリオン(べポタスチン)」に変更。昨年はアレロックを朝一回復用で済むまでに改善されましたが、今年はタリオンを朝一回服用するだけで済むようになった。
  • 昨年は外出時はマスクを常に着用していたが、今年は「ちょっと庭に出て庭木の剪定」みたいな短時間であればマスクを着用しなくてもくしゃみが出ることがなくなった。ま、今年はコロナで基本外に出る時はマスク着用しているのであまり関係ないのですが・・・。
  • 目の痒みはほとんど出ず、薬が切れてくる朝の起床時のみ鼻水が出る。日常生活はかなり快適。
(b) ロードバイクにおいて
  • ライド前(朝)に服用するのは同じ。
  • 花粉が「とても多く」飛散している日であっても、Naroo Maskのみでライドが可能。目の痒みはほとんど発生せず。
  • 昨年はライド時には若干症状が出ていた。具体的には、2時間ほど経過すると、鼻の奥(服鼻腔内)が少しずつ「じんじん」し出し、3時間くらいすると「じんじん」する痛みがかなり気になってくる為、ストレスフリーで走ろうとするのであれば、Naroo Mask 単体で3時間まで、といったところであった。
  • 今年は Naroo Mask をしていれば、ライドで4時間走っても鼻の奥が「じんじん」することもなかった。とはいえ、鼻水は若干出てくる為、2時間経過した後は、30分〜1時間に一度は鼻をかむ必要があった。
  • ライド後は顔を洗って体に付着した花粉を流してしまえば、以後鼻水が出ることもなく、目が痒くなることもなくなった。

(3) 2年目にしてかなりの効果を確認

ということでまとめると、「薬は必要だが、かなり楽になった」「100kmくらいまでのライドであればNaroo Mask F5s のみで対処可能(鼻を噛むティッシュは必要)」といったところでしょうか。

今年は花粉の飛散が前倒しになったこともあるようですが、4月に入ってからスギ花粉のピークが過ぎてからはほぼ薬を服用しないでも生活できるようになりました。

今回薬を処方してもらう際に、昨年よりも1段弱いタリオンにするか、2段階弱いジルテックにするか悩んで、保守的にタリオンにしたのですが、今年の症状からするとジルテックでも大丈夫だったかもしれません。

まだ昨年の段階では「ロングライドを走るのは気が引けるなー」というのが正直なところだったのですが、今年は「ロングを走っても辛くない」ところまで症状が緩和されてきました。
これは大きいですね。

花粉飛散時期には治療は開始できませんが、梅雨入り前くらいからは治療を開始することができるようになりますので、花粉に苦しめられているローディーの皆様はぜひ一度ご検討頂ければと思います。

一考の価値があるかと思います。

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