ざっくりまとめるとこんな感じ。

消費カロリー・効率

同じ運動強度であれば、全身を使うランニングの方が1分あたりの消費カロリーがわずかに多く、脂肪燃焼にやや有利です。また、シューズさえあれば場所を選ばず始められるため、時間効率が良いのも特徴です。

関節への負担

ランニングが着地時の衝撃がある「ハイインパクト(高負荷)」な運動であるのに対し、サイクリングは「ローインパクト(低負荷)」で膝や関節に優しい運動です。そのため、怪我のリスクを抑えながら関節への負担を減らしたい人に適しています。

筋肉と骨への影響

ランニングは着地衝撃によって下半身の筋肉が鍛えられ、骨密度を高める効果があります。一方でサイクリングは骨密度の上昇には繋がりにくいものの、ペダルを漕ぐ動作で大腿四頭筋(太もも前)や臀筋(お尻)などを効果的に鍛えられます。

手軽さと道具

ランニングは必要なギアが最小限(適切なシューズのみ)で手軽ですが、サイクリングは自転車やヘルメットなどの道具・初期投資が必要です。

まとめ

どちらが優れているかという優劣はなく、「怪我なく継続して取り組める方」が最適な有酸素運動となります。関節への負担を減らしたいならサイクリング、時間効率や骨密度の強化を重視するならランニングがおすすめです。

個人的にも、上記内容にはほぼほぼ賛同でして、同じ時間ならランニングの方が「運動したったでー」という満足感は高いですが、膝をはじめ体への負荷は良い意味でも悪い意味でもランニングの方が高いよな、と感じています。

例えば運動終了後に、Garmin のアクティビティを確認すると、同じ「ベース運動」と出たとしても、ランニングの方が疲労感は上なんですよね。

マラソンと100マイルライドではどうなのか?

私自身、自転車での最長走行距離が100マイル程度だったりするのですが、マラソンを走り切る自信はないので、ちょっと個人的な感覚として比較することはできないのですが、海外の記事に両方を比較した考察がありました。

I’ve run many marathons and completed even more 100-mile rides: which is harder?
Marathons might inflict greater impact, but riding a century requires a lot of fuel and some mechanical know-how. Steve ...

この記事を書いた方は、過去に数多くのフルマラソンを完走した経験があり、マラソンの完走回数を上回る、多数の100マイル(センチュリー)ライドを完走しているそうです。

比較の前提として、強度を「ゾーン2(持久力向上のための有酸素運動ペース)」、他人の後ろについて風よけにする「ドラフティング(集団走行)はなし」という同等の条件下で比較しています。

専門家の意見を交えた客観的な視点と、執筆者自身の主観的な視点でそれぞれ異なる結論を出しているのが興味深いです。

100マイルライドでしんどい点

  • 長すぎる所要時間: マラソンが3〜5時間で終わるのに対し、100マイルライドは健脚なサイクリストでも7時間以上かかります。それだけ長い時間、自転車の上で効率的な姿勢を維持し続けるため、背中やお尻、足などに独特の疲労や痛みが蓄積します。

  • エネルギー補給の難しさ: 走行中に最大で約6,000キロカロリーを消費するため、走りながらの緻密な炭水化物補給(1時間に90g目安)が不可欠です。時間が長いため、内臓トラブルを起こしたり、甘い補給食に飽きて体が拒絶するリスク(ハンガーノック)が高まります。

  • 準備とトラブル対応: ルートのナビゲーション、天候の変化への対応、パンクやメカトラブル用の工具の携帯など、事前のルート確認が非常に複雑です。

マラソンがしんどい点

  • 筋肉や骨、関節への凄まじい衝撃: 自転車は下り坂で足を休められますが、ランニングは一歩ごとに体重以上の衝撃を関節や腱が吸収し続けなければなりません。アスファルトからのエネルギー返還もほぼありません。

  • 長期間のトレーニングが必要: 自転車の100マイルは数週間の準備でも適応できる場合がありますが、マラソンは衝撃に耐えうる骨や筋肉のベースを作るために、最低でも4〜6ヶ月にわたる段階的で長期的なトレーニング計画が必要です。一歩間違えるとシンスプリントや股関節の怪我に直結します。

結論:どちらがより過酷か?

まず、客観的なデータや専門家の見解をベースに総括すると、マラソンの方がハードルは高く、よりしんどい、としています。所要時間は短いものの、身体の骨や筋肉への負担はマラソンの方が圧倒的に大きく、ごまかしが効かないため、準備の複雑さや身体的負荷の観点から「マラソンの方がハードである」と評価しているようです。

他方、執筆者の個人的な見解としては、100マイルライドのほうがしんどい、と感じているとのこと。執筆者個人としては、「マラソンの方が厳しい」という一般論を理解しつつも、実際に自分が自転車で12%の激坂を這い上がっている時などを思い返すと、「サドルの上で7時間以上を過ごすあの果てしない長さ」の精神的・肉体的辛さを強く感じるため、主観的には「100マイルライドの方がきつい」と感じているようで。

なんとなく、理解できる気がしますね。

私も自転車趣味の方が長いので、今からマラソンに向けた体づくりをしてチャレンジして、とか考えると「マラソンの方がぜったいしんどいでしょ」と思うわけですが、同じようなしんどさがより長時間続くことを考えると、確かに100マイルライドは「よりハードルが高い」かもしれません。

実際に、私の周囲にマラソンの完走経験のある人は結構な数いますが、100マイルライドを走り切った経験のある人って、正直いないような気が?

ま、実際には途中で休憩したり美味しいもの食べたりしながら、半日かけて完走するのであれば、100マイルライドの方が「楽しい」だろうな、とは思いますが。