クリートウェッジを使う際の注意ポイント(足の痛み)

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私はカント角(足裏の角度)を調整する為に、バイクフィット社のクリートウェッジを愛用しています。

以前タイムのペダルを使っていた時にも、今回スピードプレイのペダルを導入した時にも、いずれにおいてもそれぞれ専用品を使っています。

実際にペダリングも改善され、膝に優しいツールとして「これはアリ」と感じています。

今回、新たにスピードプレイでクリートウェッジを使った際に気になった点がありますので、その辺りに触れてみたいと思います。

クリートウェッジの枚数を間違うと足を痛める可能性がある

1. クリートウェッジの適正な使用枚数

クリートウェッジを使う枚数については、各人のカント角によって異なってきます。
で、難しいのがカント角の測定。

以前、書籍や専用アプリを使って計測したことがありました。

結果はどうだったかというと、写真撮影の結果によると右足の方がカント角が大きく、専用アプリによると左足のほうがカント角が大きいと言われてしまったんですね。

どっちを信じれば良いのか分からんわけで。

で、迷った末に「ひとまず左右2枚ずつ使ってみて違和感があったら足したり引いたりしよう」というものでした。

結果はどうだったかというと、これがドンピシャ。
タイムのペダルを使っていた際には、ずっと左右それぞれ2枚ずつの補正で快適に使っていました。

2. 過剰な補正により歩行時に足を痛めてしまう

最近になってスピードプレイのペダルを導入。

今回は合わせてシューズも新調。

以前2枚ずつ使っていて結果良好でしたので、今回も左右2枚ずつ使用することに。

その状態でライドを続けていたのですが、右足は「がっしり地面に対して平行に足を踏み込めている」という感触があったのですが、左足は「踏み込んだ時に力が外側(足の小指側)に逃げていく」感じがありました。

もしかして、カント角が過剰補正されているかも?という感覚があったのですが、ペダリング時に膝がぶれるような感覚もあまりなかったことから、しばらく様子見をすることに。

ライドやローラー台を数回こなしすも、若干の違和感はありつつも、「まー、そこまで気にするほどでもないかな?」とそのまま使い続けていました。

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そんな中、ある日のライドのこと。
その日は100kmほどのライドに出ていたのですが、途中カフェで補給したり、補給休憩でコンビニによったり、ちょくちょく寄り道をしていました。

するとライド後半(70km過ぎたあたり)になると、左足に痛みが出てきたのです。

痛みが出たのは、左足の子指球の外側。

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打撲のような、軽い捻挫のようなじんじんした痛みが出ました。
最初は「シューズのサイズをタイト目にしたから、圧迫されて痛みが出たのかな?」と思い、BOAダイヤルを緩めてゆっくり走るようにしたところ、少し痛みが引いてきました。

その後補給休憩でコンビニによって歩き回ると、再び痛みが。

そこで、ゆっくり歩いたり、早足で歩いたり、ペダリング時のケイデンスやトルクを変えながら、どんな時に痛みが出るかを確認してみました。

  • ペダリングしている時に痛みが強くなることはない
  • 歩行時、左足着地時に痛みが出る箇所が圧迫され、歩行時間が長くなるとその積み重ねにより痛みが出ることが判明

どうやら、カント角の過剰補正(クリートウェッジの枚数が多い)ことにより、常に足の外側(小指側)に体重がかかるようになっていた模様。
結果、体重が外側に偏った際に子指球の外側に体重が集まってしまい、シューズ押し付けられた箇所に痛みが出ていたようで。

こんなことってあるんですね。

 

 

3. シューズ(インソール)によって微妙に異なる適正枚数

そこで自宅に戻ってから、左足のクリートウェッジを一枚抜いてみました。

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右足は2枚のままで変わらず。

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左足を1枚だけにしてみました。

その翌週、ライドに出かけ、あえて休憩時に歩き回ってみたりしましたが、痛みが出ることはありませんでした。

たった1枚の違いで、ここまで変わるものか、と正直驚きました。

タイムのペダルを使っていた時には、インソールの形状やシューズのソールの硬さの違いなのか分かりませんが、こういった症状が出ることは一切ありませんでしたが、もしかすると当時から若干の過剰補正気味だったのかもしれませんね。

それが今回、シューズを変えたことにより顕在化した、といったところでしょうか。

ちなみに、左足のクリートウェッジを1枚減らしたところ、わずかにあった違和感もすっかりなくなり、左足においても「がっしり地面に対して平行に足を踏み込めている」感触が強くなりました。
その時は実害はないと思っても、こうしたわずかな違和感にはもっと敏感になって、その都度きちんと見直しを行うのが良いですね。

久しぶりにロードバイクの奥深さを実感する出来事となりました。

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