ロードバイクを始めた頃には全く意識していなかったのに、実はとても重要なこと。
それは「ポジション」です。

一番最初にロードバイクを購入した際には、「自分の身長だとSサイズですかね」「そうですね」という会話だけでサイズ選択を行いました。

エントリーレベルの安いバイクだったこともあり、ショップの方もサドルの高さだけ合わせてくれておしまい。

ポジションのことを正しく理解し、セッティングを重ね、自分なりの適正ポジションに辿り着くまでに4年くらいかかった気がします。

特にぼっちローディーをやっていると、この辺りのアドバイスを得る機会もなく、各種媒体で語られるポジションの重要性についてもなかなかピンと来なかったり。

体の痛みを解決しようと重い腰を上げた時から、ポジションセッティングのふかーい沼にハマることになりました。

最短の解決方法はショップでプロのフィッティングを受けることだと思うのですが、プロのフィッターなら誰でも良いかというとそうでもなく。

プロのフィッティングを受けるに際して気をつけるべき点をまとめた記事がありましたので、ちょっとまとめてみました。









■ ロードバイクのフィッティングで気をつけるべき点について



1. 認定証を頼りに能力を判断する



Retül、SICI、Guruなど、フィッティング・システムそのものは単なるツールに過ぎない。どんなフィッティングシステムを使っても、良いフィッティングを得ることはできますが、異なる哲学に基づいている以上、あるアプローチの方が他のアプローチよりも好きかもしれません。



確かにそうですよね。
認定フィッターが4人いるショップに入ったとしても、経験豊富なフィッターもいれば、認定を受けたばかりのフィッターもいるかもしれません。
お金を払ってフィッティングをお願いする以上、顧客としては最上の体験を期待するわけですから、目の前にいるフィッターに質問をする権利はあるわけです。

バイクフィッティングを始めてどのくらいになるのか?
トライアスロン・フィットや、脚長不同などの解剖学的問題を抱えるライダーへの対応など、特別な専門分野があるか?
彼らの哲学は?
適切なフィッティングをするために、認定された道具をどのように使うのか?

これらはすべて、経験豊富なフィッターであれば問題なく答えを用意している、公正な質問内容となっています。

ただ、どうしても日本人の気質として、これからサービスを受ける相手に対してズバズバ質問をすることを躊躇ってしまうのも事実。

悩ましいところではありますが、最適なフィッティングを目指すのであれば、自分に合ったフィッターを探すところで妥協すべきではないですよね。



2. 「古い」フィッティング



1980年代以降、バイクは劇的に変化し、バイク・フィットもまた変化した。クリップレスペダルなど、装備品による変化もあるが、フレーム形状もその要因のひとつだ。



そもそもフィッターの知識が古すぎる、というリスクですね。
フレーム形状も各種パーツ類も劇的に変化しているわけで、それらに合ったフィッティングがあるわけです。

これらのリスクを避ける為にも、やはりフィッターとの会話が重要になります。
彼らが最新の技術を持っているかどうかだけでなく、なぜフィッティングがそのように行われるのか、また長年にわたってどのように変化してきたのか、その歴史を理解しているかどうかを見極めるわけです。

これはどういった業種にも当てはまる話ですよね。
開業医の先生と会話したことがあるのですが、技術は日進月歩。日々研究会に参加したり最新の論文に目を通し続けないと、最新の治療行為をアップデートし続けることはできないそうです。






3. 室内でのみフィッティングを行う



フィットは比較的静かで落ち着いた環境で行われる。バイクはトレーナーの上に置かれ、ライダーの下でのダイナミックな動きを妨げ、単一のポジション(手はフードに、お尻はサドルに固定)で単一の強度でペダリングすることを奨励する傾向がある。また、フィッティング中に見栄を張ろうとすることで、さらに悪化させる者もいる。



最後の一文が耳に痛いですね・・・。
人に見られていると、よく見せようと普段以上に綺麗にペダルを回そうとしてしまったり。

対処方法としては、「自分が見られていることを忘れること」「少し力を入れてハードにペダルを回すこと」になります。

逆に、静かにゆっくりペダリングすること「のみ」を要求するフィッターであれば、その段階で断った方が良いかもしれません。

私自身、屋内でポジション調整を追い込んで最適だと思い込んだものが、その後ライドに出て走った結果、サドルが高すぎたと感じることもありました。
やはり最終的には実走で確認することが重要です。



4. フィッティングに関する技術を理解しようとしない



バイク・フィットの際、テクノロジーに目を奪われがちだ。フィッターは、複数のビデオカメラ、赤外線トラッキング、圧力モニター、その他の派手な機器を使うかもしれない。フィッティング・プロセスそのものは魔法のように見えるかもしれないが、時間をかけて理解することが大切だ。



フィッティングには必ず「理由」があるわけです。
色々な技術や方法論に目を奪われてしまうかもしれませんが、そこには必ず理由がありますから、疑問があったりしっくりこないことがあれば必ず質問することが重要です。



5. そもそもフレームサイズが間違っている



バイクのフィッティングとは、サドルの高さやステムの長さを自分のリーチにぴったり合わせることだけではありません。ライダーの快適性、パワー伝達、ハンドリングに適した方法でバイクに乗せることだ。
間違ったサイズのバイクでは、フレームの物理的なジオメトリーが最適なフィッティングを可能にしないため、そのうちの1つ(またはそれ以上)を犠牲にしなければならない。ネットで見つけたバイクを購入する前に、バイクのサイズ的に何が必要かを知っておこう。



これは耳の痛い話ですねー。
私自身、一つ前のバイクを購入した理由が「型落ちセールで安くなっているから」でした。
確かにフレームサイズは「間違ってはいなかった」のですが、私の乗り方であれば、実はもうワンサイズ上の方がもっと早く最適なポジションに辿り着くことができたんだろうな、というのが今では理解できるようになりました。

フィッターの意見が、とても印象的です。

「正しいサイズに近いものを買えば、フィッターが直してくれるという誤解があります」

まずは正しいフレームサイズを選ぶところから始めないといけないわけですね。



6. フィットを変えずに装備を変える



自転車のフィッティングには、ハンドルバーやステム、サドルなどのパーツを交換することが含まれることがありますが、交換はそれぞれフィッティングに影響します。



パーツの交換はフィッティングにおける「手段」であり、「目的」ではない、ということですね。
少しでも効果なサドルであれば快適性が上がるはず、みたいな間違った思い込みは止めるべきですし、快適だと謳われているサドルを購入するよりも前に、サドル交換で間違ったポジションに変更されてしまい、余計に痛みが生じることがないかを確認すべきです。



7. 一台のバイクでフィッティングを受ける



当たり前のことのように思えるかもしれないが、ロードバイクとマウンテンバイクのフィッティングは異なる。それは、フラットバーとドロップバーといったジオメトリーや装備の違いによるところもある。また、それぞれのバイクの乗り方を反映したものでもある。



これは当然ですね。
私はマウンテンバイクにもクロスバイクにもロードバイクにも乗ってきましたが、それぞれで出る速度の違いは、ポジションの違いが最も大きく影響しています。

いくらタイヤを変更しても、マウンテンバイクで時速30kmで巡行できるとは思えませんが、それはポジションに依る所が大きいですね。



8. フィッティングで全ての痛みが治ると思い込む



慢性的な問題には複雑な原因があることが多い。腰痛に悩む女性がいたが、以前のフィッターは彼女のポジションをよりアップライトにし、ハンドルバーへのリーチを短くしたが、痛みは消えなかった。
問題は純粋にバイクのフィッティングだけでなく、体幹の強さが不十分だったのではないかと疑っている。フィッターは多くの場合、慢性的な問題に対処するためのエクササイズやストレッチをアドバイスしてくれる。
時として自分の認識を覆されるのは辛いことかもしれないが、フィッターのアドバイスを素直に受け入れることが重要である。



これも、とてーーーーーーもよく理解できます。

ロードバイクを2台目に乗り換えた後半年程度腰痛が続き苦しめられることになりました。
だいたい70kmを超えると腰痛が出て辛くなっていました。

ロードバイクを変更してより前傾なポジションになったことが直接的な理由だったのですが、いくらポジションを調整してもなかなか治りませんでしたし、過剰に修正をかけてしまうと、別の痛み(膝に痛み等)が出て、そりゃもう迷いに迷いました。

それでも、1年ほど経った頃、そういった痛みが自然と軽くなっていったのですが、それはようやく私の体(体幹)が新しいバイクに馴染んだからだと、後になって理解することができました。
新しいポジションに慣れるまでには時間をかけることが重要ですね。






9. 一度のフィッティングで一生乗り続けられると思い込む



1970年代や80年代に自転車に乗り始めた人は、おそらく170mmのクランクアームと39から52、あるいは42から52のチェーンリングを装備した自転車に乗っていたことだろう。今日では、クランクの長さはさまざまで、これらのギアの組み合わせはほとんど聞いたことがない。
40年経った今、そのようなギアはおそらく使えないだろう。
「当時ライドを始めた多くのライダーは、パワフルでケイデンスの低いペダリングスタイルに乗っていたが、時間が経つにつれて関節に負担がかかりすぎる」
ギアリングが変われば、ペダリングスタイルやフィット感も変わる。慢性的な使い過ぎによる怪我や、一般的な消耗など、フィットの変更が必要となるような加齢に関連した問題は言うまでもない。



フィッティングははしばらくの間持続するはずですが、前回のフィットから10年以上経っていたり、慢性的な痛みの問題を抱えていたりする場合は見直しを行う頃合いでしょうね。


10. ライディングスキルを考慮しない



フィットは、あなたが抱えている問題の原因となった15年来の習慣を変えることはできません。シートの配置をどうしようが、骨盤が過剰に回転していれば、その影響は消えない。



私も以前、少し高めのサドルセッティングになっていた際に骨盤が左右に揺れていることがありました。





ライドで外を走ってると強く感じるのが、骨盤がゆらゆら揺れているローディーや、過剰に上半身が前後に揺れている人を見ると、もうちょいポジションを修正するか、自分の走り方を意識した方が良いのでは、ということですね。

ほんと綺麗に走る人って、上体も骨盤も揺れるとなく、くるくるとペダルだけ回せているんですよね。

この「美しさ」って、適正なポジションと適正なスキルに裏打ちされたものなので、実はとても分かりやすい指標だな、と感じています。

私のようなぼっちローディーの場合、なかなか自分の走る姿を確認することはできなかったりするのですが、一度がっつり時間をとって、屋内で動画撮影して自分の走る姿を見てみると、とてもショックを受ける参考になるかと思います。








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