■ ロードバイクのサドル取り付け角度を色々と試してみた(フィジーク アリアンテ)

ロードバイクのポジションは本当に魔窟のようなもので。
どこがゴールなのか、ゴールなんてあるものなのか、とにかく試行錯誤が続きます。

サドルの前後位置に関しては、今のところ少し前目にして乗るのが性に合っているようです。





サドルの高さについては、上げたり下げたりとかなーり試行錯誤しました。
どうも抜け作なもので、低すぎるセッティングにして膝を壊しかけたこともありました・・・。





サドルを交換したり、シューズを交換する度にサドルの高さも調整する必要がありますので、かれこれ1年以上試行錯誤を繰り返してきましたが、最近になってようやく「この高さかな」というものを見つけることができました。
どんな乗り方をしても、膝周辺に痛みが出ることもなく、足裏が痺れることもなくなりました。

サドルの高さは「股下寸法×0.86〜0.88」なんて公式もあるようですが、現在のサドル高と股下寸法から割り戻してみたら私の場合「股下
寸法×0.876」でしたので、こういった公式も活用しないとですね。

で、当初あまり気にしていなかったのが「サドルの取り付け角度」。


saddle_deg-05



何となく「これくらかな?」といった軽い気持ちで違和感のない角度で走っていたのですが、せっかくなのでサドルの取り付け角度における通説など参考にしながら、自分なりに色々と変更しながら調整してみました。







1. サドルの取り付け角度に関する通説

まずは私のバイブルであるロードバイクメンテナンス入門から、サドルの取り付け角度に関する説明を引用してみます。







サドルの取り付けは水平が基本となる。骨盤の位置が安定しやすくなり、膝のスムーズな上下運動が可能になるからだ。
ただし、ペダリング中にお尻が前方へ移動してきてしまったり、逆に交代してしまうような場合は、少しだけ角度を付けてみよう。たとえば前に移動するようなら、気持ち前を上げると、骨盤がずれてしまうのを防止できる。

はい。
至極ごもっともですね。

色々と調べてみると、他の観点として「痛み」に基づく角度に関する意見もありました。

  • 手の平の痛みがひどいようなら、サドルの取り付け角度を前上がりにしてみる
  • お尻の痛みがひどいようなら、サドルの取り付け角度を前下りにしてみる

前上がりにすれば自然と後荷重になりますので、手にかかる負担が減りますし、前下がりにすれば前荷重になりペダルやハンドルに体重を乗せ易くなる結果、お尻にかかる負担を分散できるようになる、という話ですね。 




2. フィジークサドルに関する取り付け角度

ここで悩ましい点が一つ。
私のサドルはフィジークのアリアンテ。





体の柔軟性が低いローディー向けのサドルでして、サドルがフラットではなくウェーブしているタイプになります。


ariante

となると自然と出てくる疑問が一つ。

「どこが水平になれば良いの?」

おそらく、上記写真でいうところの、中央部がフラットになるようにするのかな?とは思いますが、どこからどこまでなんだろな、と。

で、探してみたところドンピシャな動画がありました。
ありがたいです。






こちらの動画の一番最後にアリアンテにの取り付け角度についても説明がありました。



75mm of the saddle perfectly leveled or 1-2° down 
 


「サドル面75mmに当たる箇所が完璧に水平になっているか、1〜2°下げるくらい」だそうです。

サドル面75mmって何?ということですが、おそらくこういうことかと。
(上記動画から切り出しています)


saddle_deg-07


赤線が私のほうで追記したものになります。
サドル先端部分は右下がりにウェーブしていますが、ある程度の位置から水平面が現れ、サドル後部になるとまたウェーブして角度がついてきます。
実際に私のサドルで定規を当てて計測してみても、上記に該当する水平部分がおおよそ70mm〜80mmでした。

この場所で水平になるようにするか、角度をつけたとしても1〜2°程度にしなさい、ということですね。



3. サドルの取り付け角度計測アプリ

我が家にある水準器は「やたらとでかい」ものになるのでサドルの水平を確認するには使い辛い為、今回はスマホアプリを使うことにしました。

水準器のアプリなんていくらでも転がっていますが、サドルの水平を取るのに特化したアプリがありますので、こちらを使ってみました。 





試しに、ここ半年以上いじっていないサドルの角度を調べてみました。


saddle_deg-02


おおー・・・。

5.8°前上がりになっていました。

これでお尻やデリケートな箇所が痛くなることがあるかというと、そんなこともないんですよね。


 



4. サドルの取り付け角度別レビュー

今回はせっかくですので、色々と角度を変えて試してみました。



(1) 水平
まずは教科書に従うということで水平から。


saddle_deg-01


この状態でローラー台に乗ってみます。


が・・・。


5分と保たずにギブアップ・汗



もうね。
ずるずるとお尻が前に落ちていってしまいます。

お尻が前にずり落ちないようにすると、必要以上にペダルに力が入るか、ハンドルに力が入ってしまいます。
ローラー台でハンドルに力が加わると、フラつき易くなりますので、とにかく安定性がありません。

どうやら私の坐骨形状からすると、フラットは無理みたいです。 




(2) 1°前上がり
saddle_deg-03


まずは少しずつ角度を変えてみようということで、1°前上がりにしてみました。

今回はローラー台で10分くらいは我慢できましたが、やはり「これじゃない感」が半端なく。これくらいの角度調整では無理ですね。 



(3) 落ち着いた先は3.2°前上がり
その後、2°前上がりにしてみると、なんとなーく違和感を感じるものの、我慢できないほどではありません。
その日は小1時間ほどその状態でローラーを回して終わりました。

後日。

2°前上がりの状態でライドへ出発。
1時間半ほど走ってみたのですが、やはり違和感が拭えず。

  • 気がつくとずるずると前にお尻が出がち
  • 意識的にペダルへの荷重を多めにすると落ち着くが、その状態で走り続けると足が早く売り切れそうな予感アリアリ

ペダルにパワーを伝え易いということで、早く走る為には良いのかもですが、どうも私の坐骨形状には合っていなさそうです。


その後、脇道で止めてサドルをもう少し前上がりにして走り出し、ギリギリ許容できるポジションを探ってみます。
その後2回ほど調整した結果、導き出された角度が3.2°前上がり、でした。


saddle_deg-06


例えば、フラットな木の椅子(クッションなどない状態)に座ると、私の場合お尻のお肉も少ないことから坐骨が痛くなります。
明らかに私の坐骨は水平になっていません。

坐骨形状に合わせようとすると、私の場合はこれくらい前上がりにしないとダメなようです。

ちなみに、この状態でその後ローラー台2回、ライド1回走ってみましたが、この角度であれば「上り坂だと少し前目に座る」「直線フラットだと少し後ろ目に座る」というお尻の位置調整もし易く、一度「ここ」と決めてからは勝手に前後にお尻がずれることはありませんでした。

お尻の痛みもありませんし、手のひらが普段よりも痛くなることもなく。

ひとまず、この辺りの角度なら問題なさそうですね。


これからしばらくはこの角度固定で乗り続けて様子を見て見たいと思います。 




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