幻のアナログサイコンがSilcaによって復刻(Omata)

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ちょっと名前が日本人っぽいブランド名ですが、まさかの復刻です。
今のデジタル時代だからこそ欲しい逸品。

伝説のアナログGPSサイコン「OMATA」がSILCAの手で奇跡の復刻!

現代のサイクリングコンピューターといえば、カラー液晶画面に様々なデータが溢れ、走行中も通知やマップに追われるのが日常です。

そんな「デジタルノイズ」からサイクリストを解放し、走る歓びそのものに没頭させてくれる孤高のプロダクト「OMATA」をご存知でしょうか。

かつてクラウドファンディングで話題を呼びつつも姿を消していた“メカトロニクスサイコン”が、あの高級パーツブランドSILCAの手によって見事復活を果たしました。

これはめっっっっちゃ格好良いです。

そもそもOMATAとは?

OMATAは、カリフォルニアを拠点とするデザイナーやエンジニアチームによって立ち上げられたブランドです。「サイクリング中の画面中毒(Screen Fatigue)を解消する」という明確なコンセプトのもと開発が始まりました。

2016年のKickstarterでプロジェクトがスタートすると、当時は注目を集める存在に。
クラシックな機械式腕時計や高級スポーツカーのスピードメーターを思わせる洗練された文字盤デザインが世界中のサイクリストの心を掴み、目標額を大幅に超える出資を集めました。
当時は599ドルで募集されていましたが、2016年当時のGarminのフラッグシップがEdge1000。これまたEdge1000単体の価格が599ドルでしたから、フラッグシップサイコンに相当する価格となっていました。

「OMATA One」と名付けられた初代モデルは、外観こそ完全なアナログメーターでありながら、内部には精密なGPSエンジンとセイコー製のカスタムステッピングモーターを搭載。走行データをリアルタイムで「針の動き」へと変換して表示する、世界初のメカトロニクス・サイクリングコンピューターとして2017〜2018年頃に世へ送り出されました。

しかし、少量生産の難しさや独自部品の供給課題などから一時は入手困難となり、サイクリストの間では「幻のサイコン」として語り継がれる存在となっていました。

SILCAによる買収とブランド復刻の経緯

この優れた機能美とコンセプトを持つプロダクトを歴史の闇に埋もれさせないため、立ち上がったのがプレミアム自転車用品ブランドのSILCAです。

SILCAのCEOであるジョシュ・ポートナー氏は、OMATAの持つ唯一無二のデザインとサイクリングの本質を突いた思想を高く評価。ブランドを正式に買収し、自社プロダクトとして再定義することを決定しました。

新生OMATAは、アメリカ・インディアナ州にあるSILCAの本社工場で組み立てと品質管理が行われています。セイコー製の高精度メカニカルパーツを使用する貴重な生産ラインを守りつつ、現代のライディング環境に合わせた耐久性と信頼性のアップデートが施されました。

新生「OMATA」の仕様と魅力的な特徴

SILCA公式ストア(silca.cc)でラインナップされている最新の「OMATA」(Imperial / Metric)は、クラシカルな美しさはそのままに、ハードウェアおよびシステム面で大幅な進化を遂げています。

走行を邪魔しない「アナログ指針」インターフェース

文字盤にはスピード(大針)、走行距離(同軸の小針)、獲得標高(サブダイヤル)、走行時間(サブダイヤル)が配置されており、一目で直感的に数値を把握できます。余計な通知や警告音に惑わされることなく、走る楽しさに集中できます。

中身は最高峰のGPS&センサー接続

クラシカルな見た目とは裏腹に、内部には72チャンネルのGPSエンジンを搭載。さらに最新ファームウェアによりANT+接続に対応しており、パワーメーター、心拍センサー、ケイデンスセンサーのデータをバックグラウンドで正確に記録します。

耐候性(防水性)の向上

ベゼル周りにはトリプルバリアのリップシールを採用し、気圧センサー部にはGore-Tex(ゴアテックス)メンブレンを配置。雨天走行や水跳ねに対する耐候性が大幅に強化されました。

Garmin / Wahoo互換マウント & チタンマウント付属

従来の専用マウントから改修され、汎用的なGarminおよびWahooのマウント規格に対応するスクエア・クリートを採用。手持ちのマウントへ簡単に取り付け可能です。 さらに、SILCA公式サイトからの購入時には、通常99ドル相当の3Dプリント製チタンマウント「SILCA Chisela Computer Mount」が無料で付属します。

チタンマウントがタダで付属って、なかなかですねー。

専用アプリによるデータ連携

走行データは標準的な.FITファイル形式で保存されます。iOS専用の「OMATA Utility」アプリを介して、StravaやTrainingPeaksといった各種トレーニングプラットフォームへ簡単にデータをアップロード・解析できます。

ただこの書きぶりからも分かるように、「連携はできるけど一手間かかる」感じではありそうですね。

製品スペック

  • 価格:$800.00 USD

  • 表示単位:Imperial(マイル/フィート表示)または Metric(km/メートル表示)

  • ハウジング素材:6063アルミニウム(ロータリーベゼルによるモード切り替え)

  • 重量:83g

  • バッテリー持続時間:最大約17時間以上

  • 充電ポート:USB-C

  • 接続性:ANT+(センサー類)、iOS(アプリ連携)

  • マウント互換性:Garmin / Wahoo 互換

走る歓びを取り戻すための特別なギア

デジタルデバイスの進化によってデータ管理が容易になった反面、サイクリング中の「画面を見るストレス」が増えたと感じている方も多いのではないでしょうか。

SILCAによって見事に蘇った「OMATA」は、最新のデータトラッキング性能を備えながら、自転車に乗る本来の自由さと美しさを思い出させてくれる特別な逸品です。高価ではありますが、愛車のハンドル周りを特別な空間に変えてくれる唯一無二のギアと言えるでしょう。

今の所日本国内での販売・流通に関する情報はなく、米国のみでの流通開始となるようですが、ちょっと興味あり、ですよね。
公式サイトからは普通に日本に発送してくれますので、購入は可能だと思いますが、現状では技適(技術基準適合証明)を取得していない可能性がありますので、ANT+を使う場合には注意が必要。

とはいえ、今の時代だからこそ、ホリゾンタルなクロモリフレームにOMATAのサイコンを合わせたら格好良いだろうなー、と夢想してしまいます。

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