背負うだけで空気抵抗を削減できるバックパック(RAF 1)

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つい先日まで、キックスターターに面白いバックパックが出ていました。

曰く。

背負うだけで空気抵抗を削減できるんだそうです。

ほんまいかい。

背負うだけで最大19.6%空気抵抗を削減できるバックパック(RAF 1)

プロジェクトの創業者はパラグライダーの原理をサイクリングに融合させることで、空気抵抗を減らし、ライディング体験を向上させることを目指したそうです。

RAFとは?

RAF(ラム・エア・フェアリング)について、以下のような謳い文句で自らをアピールしています。

ラム・エア・フェアリングは単なる製品ではなく、本物のパフォーマンス向上と先駆的なイノベーションを提供するというコミットメントを表しています。継続的な開発に重点を置きながら、私たちはサイクリングだけでなく、スケートボード、電動スケートボード、モーターサイクル、スキー、そしてそれ以外の分野でも、一度にひとつのイノベーションを起こし、パフォーマンスに革命を起こすことを目指しています。

なるほど。

様々なスポーツ分野でパフォーマンス向上を目指す取り組みを行うことを目指しているようですね。

RAF 1 の特徴

確かに、空気抵抗に有利な形状だとは思います。

重量は299g以下と羽のように軽く、不必要なかさばりがなく、ライドを軽快にこなすことができる。しかし、その利点は重量だけにとどまらない。
この革新的なバックパックは、空気抵抗を減らすことでスピードを上げ、最終的にはパッドの力を最小限に抑え、路上でのパフォーマンスを最適化するように設計されている。面倒なギアに別れを告げ、私たちの軽量ソリューションで楽なサイクリングを実現しましょう。

確かに299gは軽いですね。

私が持っている軽量コンパクトなサイクリングバッグであるシマノU-2でも380g。
シマノU-2でも、バッグだけだと背負っていることを感じないほど軽量だったりしますから。

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ただ、私が読み込めていないだけかもしれませんが、どこをどう探しても、「荷物を入れることができる」タイプのバックパックではなさそうなんですよね。

ただ、空気で膨らむだけのバックパック。
荷物は入れられない。

かなーり独特な製品ですね。

ただ、その形状故に「エアバッグ」としての保護機能があるとも主張しています。

これだけ膨らんでいれば、確かに転倒した時に背中側のクッション性は高そうです。

私自身、車止めにハンドルが引っかかって横転したり、カーブで泥にタイヤを取られて横転したり、かなーり昔にはバイクで跳ねられて数メートル吹き飛ばされたこともありますが、自転車って「後ろに倒れるよりは横に倒れる」ケースが圧倒的に多いと思うんですよね。

その意味では、背中側にいくらクッションがあっても、ちと微妙な気がしないではないですが。

一般販売はあるのか?

ちなみに、この記事を書いている時点では 22人の支援者を獲得しており、無事クランウドファンディングは成立しています。

支援者の手元には12月以降製品が届くとのことですが、果たしてその後の一般販売はあるのでしょうか?

ちなみにお値段はスーパーアーリーバードで60%オフの39ドル。

Screenshot

100個までスーパーアーリーバードが適用されるのですが、最もお安い60%オフでも80個近く残った状態でキックスターターは募集完了となりました。

2023年5月から検討に着手して1年半、約1500ドルの支援を獲得してクラウドファンディングは終了。
いちおう成立はして製品化には漕ぎ着けていますが、この状況だと一般販売のハードルは高そうです。

個人的にはこれをかついで北海道を走ってみたいな、とは思いますが、普段のコースではちょっとかついで走る勇気は出ないですねー・・・。

色々な人に声をかけられそうな気はしますので、それはそれで興味深い体験はできそうですが。

ただ、こういった製品にチャレンジする姿勢は高く評価したいと思います!

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