マビック イクシオンプロUST がパンクしたけどセロハンテープを貼ったら走れたというお話
はい。
とてもふざけたタイトルですみません・・・。
ただ、嘘はついてないんですね、これが・汗
それはある週末。
土日と溶けるような暑さということもあり、頑張って土曜日は近場を2時間程度走ったこともあり、日曜日はライドには出かけずに3本ローラーで1時間くらい軽く走ろうと思い、タイヤに空気を入れていた時のこと。
前輪に空気を入れ終わり、後輪にタイヤを入れ終わってフロアポンプを部屋の片隅に片付けた瞬間。
ぷしゅーーーーーーーっっっ。
後輪から盛大な空気漏れの音が。
バルブが緩んだか、と思い耳をすませると、後輪のタイヤど真ん中から音がします。
指を当てると、盛大に空気が漏れてきています。
あー、穴空いてますね・・・。
実は数ヶ月前に、後輪には異物が突き刺さっていたことがありました。
ライド前後のタイヤ確認ってとても大切(あやうくパンク) : 昔チャリダー今ローディー
その時は異物を取り去ったら特にシーラントが漏れ出てくることもなく、空気が抜けることもありませんでしたので、そのまま走り続けました。
それから数ヶ月。
異物が突き刺さっていたことなどすっかり忘れていたのですが、遂に限界を迎えたようで、同じ場所から盛大に空気が漏れ出てきました。
私が使っているホイールはマビックのキシリウムエリートUST、チューブレスレディーとなっていますので、タイヤも専用のイクシオンプロUST。
中にはシーラントを入れています。
で。
人間慌てると正常な判断ができないようで。
盛大に空気が溢れてきているわけですが、「なんで!? 穴が空いたらシーラントが穴を塞いで空気漏れを塞いでくれるんじゃないの!?」などと、おたおた考えてしまったわけです。
ローラー台の上で、穴の空いた箇所を上にして停車している状態で。
そりゃ、シーラントは重力に従ってタイヤの下側に溜まっているわけですから、タイヤの上部に空いた穴に流れていきませんって。
なるほど。
タイヤを回して空いた穴を下に持って行ってシーラントが流れ込むようにしないといけないわけですが。
何回転も回る中で、部屋中にシーラントが飛び散る、なんてことになったら奥様から殺されてしまいます。
ということで、ひとまずセロハンテープを貼り付けることにしました・笑
それでも隙間からしゅーしゅー空気が漏れてきますが、何もないよりはマシ。
その状態で早速ローラー台を回し始めます。
きっと、タイヤが回りながら空いた穴にシーラントが徐々に浸透していって、穴を塞いでくれることでしょう。
そう信じて走ること1時間。
まったく問題なく走りきることができました。
これが1時間走った後。
セロハンテープが割れてますね。
剥がしたところ。
真ん中に割れ目ができて浮き上がっているのが分かるでしょうか。
触るとシーラントでベタベタしています。
テープの縁を伝うように白っぽくシーラントが流れて固まってくれていますね。
計測してみたところ、空気圧も1BARと下がってはいませんでした。
シーラント、優秀ですねー。
前日は外を走ったばかりだったわけですが、翌日になって自宅で空気を入れている時にパンクしたということで、どうやら私には徳の高い守護霊がついてくれているようで。
有難い限りです。
見た感じ、このままでも走り続けられそうな雰囲気満々ではありますが、ライド先で穴が広がっても嫌ですから、新しいタイヤ買わないとですね。
チューブレスレディータイヤは値段がお高いのが痛いです・・・。
コメント
走行距離が短いタイヤでまだ使いたいなら、内側からチューブレスタイヤ用のパッチを貼ればOKですよ。お勧めはハッチンソンのREPエア チューブレス ロード、海外通販なら4枚700円程度で買えます。
自分のもチューブレスレディですが今のところクリンチャーで使っています。
ホイール交換時にチューブレス化しようと思案していますが、タイヤ交換が大変と言う意見と、思ったより簡単だと言う意見がありなかなか実行まで行きません。まぁ最初はショップに任せてしまえばいいんでしょうけど。
その前にディスクブレーキ対応チューブレスホイールがまだ少ないって言うのもあるんですが。
でもチューブレスの耐パンク性能の高さは導入を後押ししそうで怖いです(笑)
>たかにぃさん
おお。盲点でした。
シーラントで穴が綺麗に塞がっているレベルで、穴も小さいのでパッチすれば使えるかもしれませんね。
走行距離にして1000km〜1500km程度しか走っていないはずですので、まだまだ綺麗なんです。
慌てて新品タイヤを発注してしまいましたが、次にパンクした時のスペアとして使えそうな気がしています。
マビックのホイール買った時に、一緒にチューブレス用のパッチを買ったはずですので、今度試してみたいと思います。
>shigeさん
是非、チューブレスレディの世界へお越し下さい・笑
とっっっっても快適ですし、グリップ性能も高いのではないかと思います。
タイヤ交換は、確かにクリンチャーと比べると大変だとは思いますが、私としてはメリットの方が多いかな、と思っています。
ただ、これからディスクブレーキが主流になり、クリンチャーでも30cや32cが当たり前の時代が来ると、快適性、衝撃吸収性という観点ではクリンチャーでも良いのかな、なんて思っています。
パンク時の安心感、というチューブレスの優位性は変わらないかもですが。クリンチャーでパンクした時に一気に空気が抜けてバランスを崩しそうになる体験は、何度も味わいたいと思うものではないですから・・・汗
マヴィックのコスカボSL USTで1万5千km走りベアリング交換も行いましたが、そのうち1万2千kmはマヴィック イクシオン プロ UST、残り3千kmがIRC フォーミュラPro TL RBCCです。その上でのパンク実績など参考用に…
マヴィックのUSTチューブレスは前2本、後ろ3本使い切り。外すのも嵌めるのも慣れれば握力弱くても素手で出来るのは、おとーさんの過去ブログ参考として、パンクはリア4回
・1回目:シーラントで塞がらなかったが3気圧まで空気継ぎ足しながら100km以上走って帰宅、パッチで修復し予備タイヤとして保管(使用距離1000km)
・2回目:シーラントで塞がらなかったが空気継ぎ足して10km走って帰宅、パッチで修復し予備タイヤと交換(使用距離1700km)
・3回目:シーラントで塞がる、台形減りしていたので帰宅後に廃棄(使用距離3600km)
・4回目:シーラントで塞がる。(使用距離2300km)そのまま使い続け4500kmで寿命廃棄。
IRCのチューブレスRBCCは自転車屋でもレバー使うほど固い。重量も十数グラム重い。そのかわりパンクしない、マヴィックUSTよりグリップが良いのでコケや落ち葉でも滑り辛い。現在はシーラントで塞がらないときに備えジャイアントのタイヤの外側から貼るパッチを携帯中。外でタイヤを外す気は無いのでタイヤレバーもチューブも持ち歩かず。
>たかにぃさん
とても貴重な情報ありがとうございます!!
実使用に伴う情報ほど信頼性の高いものはないですよね。
特に、シーラントで塞がらなかった場合でも、空気継ぎ足ししながら100km走れてしまうというのは素晴らしいです。
今回は戯れにセロハンテープ貼ってみましたが、ある程度接着力のあるテープがあれば、自宅までたどり着くくらいできるのでは?というのは今回実感しました。
たかにぃさんご指摘のものは、ジャイアントのタイヤパッチキット、というものですかね?
https://giant-store.jp/kunitachi/bike/25640/
イクシオンプロUSTはハメやすいとはいえ、外でパンクした時に、タイヤ外して穴空いた箇所特定して、タイヤの内側からパッチを貼るのは大変だろうな、と思っていたので、私もこの外から貼るタイプにしてみようかと思いました。
タイヤレバー持ち歩かなくてよくなるのは結構メリット大きいですし。
いつも参考になる情報ありがとうございます!!
はじめまして。
私も昨年10月からイクシオンプロUSTを使っているのですが、使用から半年程度で
前後輪をパンクで交換しております。
私感なのですが、このタイヤは裂けやすい印象があるのですが、いかがでしょうか?
始めは2~3ミリ程度の小さな裂けが、気が付くとあちこちに発生していて、
次第にその裂けや穴に小石等がはさまり裂けが大きくなり、ある日突然に大きな
パンクになる印象です。月200キロ程度の実走行なのですが、すでに新しいタイヤも
交換から3か月ほどで小さな裂けが10か所近くできていて困っています。
とりあえず黒の瞬間接着剤で穴埋めなどしている状態です。
未舗装路などはかついで渡ったりしているくらいタイヤに気を使っているのですが
タイヤ自体が弱いように考えています。
>修造さん
実体験に基づく貴重なコメントありがとうございます!!
イクシオンプロUSTについては、ロードUSTが出た直後の2017年版、ロゴが変わったマイナーチェンジ後のものと合計7本使ってきました。
初代は最後にはケーシングが裂けてボロボロになりましたし、マイナーチェンジ後もあっさりパンクしたので、あまり耐久性ないのかも?という印象でした。
ただ、当時はライド後にタイヤはそのまま、屋外のサイクルハウスで保管していたのですが、その後ライド後は必ずタイヤを固く絞った雑巾で吹き上げ、屋内で保管するようにしたところ、月300-400kmで1年ほど、寿命を全うするようになりましたので、「耐久性があるとはいえないかもだけど、並レベルかな?」という印象に変わりました。
素人見解で恐縮ですが、湿度変化に弱かったりするのかも?なんて思っていたりします。