MAVIC KSYRIUM ELITE UST ハブのオイルメンテナンス(ラチェット音がめっちゃ変わります)

この記事は約5分で読めます。

キシリウムエリートUST のラチェット音が大きくなってきた

MAVIC KSYRIUM ELITE USTも購入後半年が経過しました。

購入時はとても静かなラチェット音で、むしろ物足りないくらいでしたが、走行距離が1000kmを越えた辺りからラチェット音が徐々に大きくなってきました。

最初は無邪気に「なんか馴染んできたのかな?」「格好良いかも」なんて無邪気な感想でしたが、その後ひと月くらいした頃に、なんとなく気になったのでチェット音について調べてみたところ、マビックのホイール(ハブ)に関しては、ラチェット音が小さいのが好ましい状況らしく。

ほんと、ブログ書いてていつも思いますが、無知って怖いですよね。。。
でもラチェット音云々について気づけたのも、ブログ書いているお陰なんですよね。

  • なんかラチェット音が大きくなってきた(何かの変化が起きた)
  • ブログのネタにして記事書こうっと
  • でも、自分の無知やら勘違いやらでいい加減なこと書けないよね
  • ちょいと調べてみよう
  • あらびっくり

初心者ローディーあるある、な気がしています。

マビックのハブは、メンテナンス性が高いそうで、何か高い技術がなくてもオイル注入ができるそうで。
それなら自分でやってみよう、ということに。

1000km毎にオイルメンテナンスが推奨されているそうなのですが、週末ローディーの私でも、1000kmだと年に数回はメンテナンスしないといけないわけで。

今後の備忘録も兼ねてまとめてみることにしました。

MAVIC KSYRIUM ELITE UST ハブのオイルメンテナンス

今回メンテナンスに利用したのが、以下の工具たち。

sp_01

オイルに関しては、無難にマビック純正品を購入。

届いた時にはオイルが漏れていた、みたいなレビューがあって心配していましたが、そんなこともなく無事到着。

スプロケットのロックリングを外す工具については、20年近く前に購入していたものが工具箱の底から出てきました。
シマノの規格が変わったわけではないので当然なのですが、20年前のものが何の問題もなく現役で使えるのは素晴らしいことですよね。

今回とっっっっっても迷ったのが、トルクレンチ。
モンキーレンチがありますので、外すことも締めることも、特に問題なくできます。
ただ、締め付けが弱くて走行中に事故につながるのは嫌だよなぁ、とか思い始めると気になって仕方がないんですよね。

とくに 安全性 に関しては我が家の奥様はとっっっっっても敏感。
素人仕事が原因で事故起こしましたなんて言ったら、もう二度とロードバイクに乗せてもらえそうにありません。

かといって1万円もするような工具を買うのは嫌。

ということで、2週間くらい悶々と悩んだ挙句にこちらを購入。

私がロードバイクでトルクレンチを使うのは、ペダルとスプロケット。
どちらもシマノ製品だと40Nmあたりだそうで。
それなら、こちらの工具で十分だろうと判断しました。

では早速作業です。

sp_02

地味に汚れてきてますね。。。

sp_03

外に開くようにして力を加えると、あっけなく外れました。
むかーーーーしの記憶だと、もう少し強く締め付けられていたような気がしたのですが。。。
その辺りはあまり考えないようにします。

sp_04

ロックリングが外れました。

sp_05

スプロケットは崩れないようにそーーーっと置いておきます。

sp_06

お次にフリーを固定しているナット(?)を外します。
今度は前回とは逆で、両手を近づけるようにすると外れます。
こちらもあっけなく外れました。

sp_07

こんな部品でした。

sp_08

この状態でフリーを上に持ち上げれば外れますが、ラチェットの部品にはバネがついていますので、勢いよく外すと飛んで行ってしまうそうです。

びびりな私はスーパーで無料でゲットできるビニール袋を被せて作業をすることに。

sp_09

この状態で、そぉーーーっと引き上げます。

sp_10

あっけなく外れました。

sp_11

思っていた程には汚れてなかったかも。
この黒い板にバネが付いたような部品ですね、気をつけないといけないのは。
これが左右対称で2つ付いてました。

sp_12

指でつまむと簡単に外れました。
こんな感じの部品です。

sp_13

内部には砂が混入して汚れていましたので、赤ちゃん用の先端が細い綿棒で綺麗に掃除しておきました。

sp_14

結構汚れているもんですね。。。

sp_15

それほど汚れていなかったのでディグリーザーなどは使いませんでしたが、ウェスで綺麗に拭きあげました。
左側の縦溝にラチェットをはめて、右側の穴にスプリングをはめるようになっています。

sp_16

ラチェットも綺麗に拭いてから装着。

sp_17

ここでようやくフリーホイールボディーオイルの登場です。

sp_18

液漏れもしておらず、安心しました。

で、この後オイルを差そうとしたのですが、なかなかオイルが出ない。
おや?と先端を覗き込んだら、穴が空いてないんですね、これが。。。

sp_19

千枚通しで穴を開けて使用します。
特にそんな説明書きがあるわけでもなく、自分で気づけよ、ということですね。

sp_20

この白いゴム部分がホイールと密着する部分になりますので、オイルを差します。
たっぷりが良いのか、必要最低限なのか、適量がよく分かりませんが、今回は薄めに塗ってみました。

sp_21

内部が分かるように露出を相当明るくしていますが、内部の黒いヒダヒダ部分にラチェットが当たって音が出るようになっているんですね。
なので、この部分にはたっぷりオイルを差しておきました。

あと、はめ込んだ後のラチェットにもオイルを差しておきます。

せっかくなのでスプロケットも綺麗に拭きあげて綺麗にすれば、あとは逆の手順で戻すだけとなります。

  1. ラチェットを指で押さえながら、フリーをはめる
  2. ナットを締めてフリーを固定
  3. スプロケットをはめる
  4. ロックリングでスプロケットを固定

ロックリングはトルクレンチで締めます。

sp_22

設定は40Nmに設定します。

sp_23

締める時にはホイールは動きませんので、このまま「カチッ」と音がするまで締めれば OK。

今回は手順を間違わないように、次回も思い出せるように、ということで写真を撮影しながらでしたが、工具の準備、片付けの時間も全て合わせても1時間かからずに作業が完了しました。

慣れてくれば30分もかからずに終わりそうです。
これくらいであれば、1000km走行毎にスプロケットの掃除と合わせて作業をするのも苦にならずにできそうですね。

 

 

コメント

タイトルとURLをコピーしました