キシリウムエリートUSTのバルブ&タイヤを新品に交換
先日、ロードバイクのエンデュランス計画として、サイクルハウスに眠っていたキシリウムエリートUSTを引っ張り出してきました。
シーラントを追加してその後問題なくライドにも出かけられたものの、1週間もすると空気が1BARまで抜けてしまいました。
ま、1年間放置されていたわけですから、そりゃ仕方ないですよね。
現在履いているイクシオンプロUSTにもヒビが入ってきていますので、まるっとリフレッシュさせてあげようと思います。
1. タイヤを外してホイールを清掃する(シーラント回収)
まずはタイヤを外してしまいます。
チューブレスタイヤとホイールの相性によっては、がっちりハマりすぎてしまって、タイヤを外そうとしてもビードが外れず苦労するケースもあるようですが、イクシオンプロUSTは簡単に外すことができるので助かります。
先日追加したシーラントはまだ綺麗なままでしたので、無駄にしないよう回収しておきます。
その後ワイプオールで拭いただけで、これだけ綺麗になります。
シーラントやホイールの種類によっては、乾いたシーラントがこびりついてしまい、乾いたシーラントを剥がすのに一苦労、といった話も聞きますが、キシリウムエリートUSTとタイヤの結合度が高いからなのか、マビックのシーラントが優秀なのか分かりませんが、乾いたシーラントがリムにこびり付くことはありません。
タイヤ側には少し乾いたシーラントが残ってはいますが。
タイヤはどうせ廃棄ですから、あまり問題になりません。
バルブ周りは少し乾いたシーラントがありましたが、これもワイプオールで簡単に拭き取ることができました。
2. バルブを新品に交換
今回はバルブも交換しようと思いますが、外した古いバルブがこちら。
ゴムのOリングは完全に劣化しており、半分に割れてしまいました。
で、こちらが新品です。
今回はマビック純正を購入しました。
袋から取り出してみます。
結構色々なオプションパーツがついていますね。
ゴムのOリングが3つ付属しています。
このOリングを定期的に交換するだけでも機密性の維持には効果的な気もしますね。
その他のパーツは、ホイールの形状に合わせて組み合わせて使うようです。
但し、純正だけあってマビックホイールには付属の各種パーツは不要。
そのままでかっちりハマります。
ジャストフィットですね。
バルブを差し込んでOリングをはめるとこんな感じに。
あとはパーツをねじ込んで固定するだけ。
バルブ交換はとっても簡単ですね。
3. ピレリPゼロレースTLRの嵌めやすさや如何に?
今回新しいタイヤとして選んだのが、ピレリPゼロレースのチューブレスレディータイヤ。
実はシュワルベプロワンTLRとも悩みました。
ピレリといえば「レース向け」というイメージがあったのですが、各レビューサイトを見ると「乗り心地が良い」という点が共通しているようで、そこが最も気になりました。
シュワルベも乗り心地良いという声が多いようですが、ピレリの方が気持ち流通価格も安かったことと、タイヤ幅が 26C という、少しだけ太いラインナップだったこともありまして。
今回は「エンデュランスロード化計画」の一環ということもありますので、気持ち太い方が良いかな?と。
ということもあり。。。
で、我が家に着弾。
ぱかっ、と開けると推奨のタイヤ空気圧がずらりと。
私の体重だと、推奨空気圧は 5.4BARですね。
ちなみに、My Mavic アプリで25cで計算すると 5.0BARが推奨空気圧とのことですから、ピレリの方が若干推奨空気圧は高めでした。
ここで目を引くのがタイヤを束ねているゴムバンド。
ほほー・・・。
凝ってますねー・・・。
その分お安くしてくれれば良いのに、なんて思ってしまいましたが、このゴムバンド、思わぬところで活躍してくれました。
そんな話はまた後で。
前回、コスミックプロカーボンUSTに IRC Formula Pro TL を装着した時に苦労させられましたので、その後チューブレスタイヤ装着時に大活躍すると評判の高い、シュワルベのタイヤレバーも追加購入しました。
写真には IRC のタイヤレバーも映っていますが、今回こちらは使用しませんでした。
それではレッツトライです。
まずは片側から装着していきます。
コスミックプロカーボンUSTに IRC Formula Pro RBCC TL タイヤを取り付けた際には、最初の片側を取り付けるだけでめっっっっちゃ苦労しました。
もう、硬くてハマらないのではないか、と・汗
で、ピレリ。
巷では取り付け易いと評判ですので、とても期待していたのですが、片側は比較的あっさりとハマりました。
これはキシリウムエリートUSTの方がコスミックプロカーボンUSTよりもはめ易い、というのも大きな理由かと思いますが。
ちなみに、ピレリも普通に手ではめられましたが、マビック純正のイクシオンプロUSTの方がはめ易いと思います。
さて、ここからが本番です。
今回も横着して石鹸水は使わずにトライしてみます。
ここまでは何の苦労もなく辿り着きました。
ここで今回の秘密兵器、シュワルベのタイヤレバーを投入です。
両端にぱしっ、ぱしっ、と差し込んで固定してしまいます。
確かに、これで一度はまったタイヤがズレて外れることがなくなりますので、作業効率が上がりますね。
こりゃ良く考えられた製品ですわ。
この後、きっちり全周のタイヤビードを溝に落とし込んで、ぐにぐにバルブ側に寄せて行きます。
素手で行けるかな? 厳しいかな? というギリギリな感じでしたので、ここは無理せずにタイヤペンチを使ってタイヤをはめてしまいます。
シュワルベのタイヤレバーで固定している所から、5cmずつ内側にずらした箇所を左右順番にタイヤペンチで持ち上げて行きます。
そこまで大きな力をかけずにハマりますね。
その後、残った箇所の中心分を一気にタイヤペンチで持ち上げて完了。
カーボンホイールだと、タイヤペンチを使う際にはホイールリムにあまり力をかけ過ぎないように最新の注意を払って作業をする必要があるのですが、アルミリムだとそこまで気を使わずに済むので楽ちんでした。
ピレリPゼロレースTLRは、比較的はめ易いタイプのタイヤのようですね。
4. ピレリPゼロレースTLRのビードの上がりやすさは?
その後、フロアポンプで一気にポンピング。
4BAR〜5BARくらいまで上がったところで、「ぱんっ、ぱんっ」と音を立ててビードが上がりました。
そこまで大きな音ではないのですが、感覚的にはイクシオンプロUSTと同じくらいの音でしたね。
何の苦もなく、簡単にビードは上がりました。
そりゃもう、何も書くことがないくらい簡単に。
ちなみに、ローディー定番の体重測定、今回は忘れてしまいましたね・・・汗
ちなみに、公称では 26Cで270g。
イクシオンプロUSTが、25Cで260gですから、幅が少し広くなった分、10g増加した、といったところでしょうか。
タイヤの幅を計測してみます。
キシリウムエリートUSTのリム内幅は17Cです。。
まずはイクシオンプロUST。
25.2cmといったところでしょうか。
続いてピレリ。
こちらは 26.1mm。
どちらも、ほぼ公称値通りですね。
トレッドパターンが微妙に異なるのと、イクシオンプロUSTは既にタイヤ表面がツルツルになってしまっているので何ですが、手で触った感じとしては、比較的近いタイプかも?
この日はタイヤ交換で時間がなくなってしまったのですが、翌日は生憎の天気。
実走できておりませんので、タイヤのインプレはまた改めて。
その後、シーラントを投入してタイヤをくるくる回転させてその日の作業は無事終了。
ちなみに、ピレリのタイヤに付属していたゴムバンドですが。
クロップスの鍵を束ねるのにぴったりでした・笑
サドルバッグの中でぐちゃぐちゃになっている事があったので、これは便利かもしれません。
コメント
私も昨年それまで履いていたコンチネンタルGP4000が5000kmに達したのでピレリのP-ZERO VELO 4Sに交換しました。
とてもしなやかなタイヤでGP4000よりも嵌めやすかったです。MADE IN FRANCEと表記されていましたが、ピレリは中華企業の傘下なのでてっきり中華製だと思っていたので意外でした(´∀`)
乗り心地は最初のうちはグリップが弱く感じたのですが、500kmぐらい走ったら良い感じに馴染んできました。空気圧は少し低めの方が良いかも知れません。今は6barにしていますが、私の体重なら5.5barぐらいでも行けそうです。
私の中ではピレリは悪い印象は無いので、ホイールをチューブレスレディに替えたらピレリのチューブレスを試してみようかな。
>shigeさん
P zero velo も評判良いみたいですね。
馴染んでくるとグリップ変わるというのは楽しみですね。
走行距離と空気圧、気にしながら乗り込んでいきたいです。
こんばんわ。
私もつい先日、5000からP ZERO VELOに交換したのですが(クリンチャーです)、ヘビー級な私は、5000ではラテックスチューブ必須だったのが、PZeroでは、ブチルチューブでも突き上げ感なく走れています。
Goodyearも評判よさげなので、自動車のタイヤメーカーに今後も期待です。
>カミーユさん
P ZERO VELO 良いんですね。
チューブの組み合わせとか、ほんと貴重な体験談ですね。とても参考になります。
最近海外のレビューなど見ていると、グッドイヤーやミシュランのようなタイヤメーカー製のものが総じて高評価なんですよね。
まだタイヤ交換したばかりですが、次は別ブランドのタイヤメーカー製にもチャレンジしてみようかなー、なんて思ってます。