Garmin vivomoveシリーズが刷新(vivomove Luxe、vivomove Style、vivomove3 & 3s)
先日Garminから発表されたVenu、vivoactive4に関しては別記事でまとめさせて頂きましたが、今回はvivomoveシリーズについて取り上げてみたいと思います。
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1. Vivomoveが気になる理由
現在私はGarmin vivoactive3 Musicを愛用しています。
充電する時とお風呂に入る時意外はずっと付けっ放しですが、とても満足して使っています。
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ライフロガーに関しては、それ以前はFitbitや日本から消え去ったJawboneを長く使っていまして、ライフロガーなしの生活というのがもう考えられない人間になってしまいました。
Fitbitでも全く不満はなかったのですが、心拍計、しかもGarmin Edgeに心拍を転送できるようにしたかった為、FitbitからVivoactive3 Musicに乗り換えた経緯があります。
Vivoactive3の心拍計に関しては、若干の「癖」がありますが、それさえ理解してしまえばロードバイクの心拍計として全く問題なく使えています。
ガジェット好きとしてはApple Watchも良いなー、と指をくわえて見ていたりはしますが、心拍転送機能がつかない限りは手を出すことはないかなー、と思っています。
普通に考えれば、次買い換えるとしたらVenuが無難なんだろうな、と思っているのですが、実はVivomoveもとても気になっています。
その理由は至ってシンプル。
GPS機能なくても良いかな、と思い始めたのです。
- 実はライド中はGarmin Edgeを併用している為、Vivoactive3 MusicのGPS機能は使っていない
- たまーにジョギングをするが、その際にはGPS機能を利用。とはいえ、「どのルートを走ったか」という点はあまり気にしていない為、ジョギングの際にはGPS機能はなくても良いかな、と思っている
- 最初の頃こそ面白がって、GPS機能を使うウォッチフェイス(現在地に応じた天気マークを表示させるWeather Faceなど)を使ったりしていたが、電池の持ちが悪くなるのと、平日仕事でビルの中にいるとGPSが届かずに外の天気情報が更新されなかったりしてあまり意味がないことに気づき、それ以来ウォッチフェイスにはGPS機能不要のものを使っている
そうなんです。
Vivoactive3 MusicからGPSを取ったもの、それはVivomoveになるんじゃない、というお話なんです。
心拍転送モードついてますしね。
各方面のレビューを見ると、心拍計の精度がイマイチとか、転送モードが切れる、といったコメントがあるのですがそれってVivoactive3でもよく見かけたものだったりします。
ファームウェアのバージョンが上がるにつれて安定しているのではないか、また次世代になったということでより精度も上がっているのではないか、という期待を込めて、Vivomoveを買ってみるのもアリだよな、と。
2. 新Vivomoveシリーズが発表
ということで、新生Vivomoveシリーズについてまとめてみたいと思います。
この記事書いている時点では、VenuやVivoactive4同様日本のGarminサイトには情報がないんですよね。
早く日本国内で正式なプレスリリース打って欲しいものです。
1. Vivomove Luxe
まずは少しだけラグジュアリー感溢れる、Vivomoveのトップライン、Luxeから。
公式の謳い文句はこんな感じです。
Hidden display. Obvious style.
The sapphire crystal lens, premium metals and dual hidden color displays will have vívomove Luxe wowing you every time you look at your wrist.
アナログの盤面に見えて実はカラーディスプレイが潜んでいるだよ、というのはVivomoveシリーズの共通点ですので、Luxeシリーズの売りは時計のケース部分を豪華にしている点になります。
- レンズ面にサファイアクリスタルを採用
- ベゼルの素材としてステンレススチールを採用。「プレミアムメタル」として、24Kゴールドフィニッシュ、もしくは18Kローズゴールドフィニッシュから選べる豪華なベゼル素材。ちなみにノーマルのステンレススチール仕上げでも、24Kゴールドフィニッシュ、18Kローズゴールドフィニッシュでも、全てお値段は同じです
- ケースの素材がステンレススチールになることから、重量はウォッチ単体で44.5gと少し重め
- 有機ELのカラーディスプレイを採用。ディスプレイサイズは24.1mm×18.7mmと、Vivomove 3s(8.9mm×18.3mm)よりもかなり大きな部分をカバー
- サイズは42mm。vivoactive3やVenuが約43mmなので、ほんの少し小さめ
- レザーストラップが4モデル(499.99ドル)、ミラネーゼバンド採用が2モデル(549.99ドル)
スマートウォッチでありつつも、ケース、ベゼルの仕上げを通常の時計と同じように仕上げていますので、最も「時計らしい」モデルでしょうか。
GPS機能を追加してしまうとケースの仕上げや素材については、電波を妨げないようにする為に気を使う必要があるわけですが、GPS機能がないが故に自由度が上がって、時計らしさを前面に出すことができるのでしょうね。
2. Vivomove Style
Analog. Meet digital.
Enjoy dual hidden color displays, Garmin Pay™ contactless payment solution1, fitness tracking, smart notifications2 and more. vívomove Style has traditional watch styling with modern smartwatch features.
Styleという名の通り、Luxeよりは少しだけカジュアル感が出てくるモデルになります。
Styleとの違いはおおよそこんな感じです。
- レンズ部はVenuやVivoactive3/4と同じ特殊強化ガラスを採用
- ベゼル、ケースは共にアルマイトアルミニウム。アルミニウムを錆びにくい皮膜で保護したものですね
- ディスプレイは同じく有機ELカラーディスプレイ。バンドサイズもケースのサイズも同じ
- 重量は単体で25.5g。ケース、ベゼルの素材が変わっていますので半分近く軽量に仕上げています
- ストラップはVenuやVivoactiveシリーズと同じようなシリコンのものが2モデル(299.99ドル)、Apple Watchでも採用されているウーヴンナイロン(woven nylon)のものが2モデル(349.99ドル)
ウーヴンナイロンストラップにすると、重量が35g。
私が現在使っているVivoactive3 Musciが39gですから、約10%軽量になりますね。
軽快に使うには良さそうなモデルです。
3. Vivomove 3 & 3s
Vivomoveシリーズにあって、最もカジュアルなモデルがこちらのVivomove3 & 3sでしょう。
今回、Vivoactive4についても、従来のFenixシリーズのようにケース/バンドのサイズに応じてノーマルモデルとよりコンパクト&スリムなSモデルとに細分化されましたが、Vivomoveも同様の細分化が行われることになりました。
こちらが大柄なVivomove3。
Fenix、Vivoactive、Vivomoveと同様のラインナップになりましたので分かりやすくなりましたね。
Look good. Feel good.
Just activate the hidden smart display to see your steps, stress, energy and more with vívomove 3 and vívomove 3S.
目新しい謳い文句は何もないです。
今回のVivoactive4については、Vivoactive3 Musicからだとあまり乗り換えても機能面での違いが出ないなーと思っていましたが、Vivomoveに関しても同様ですね。
現行のVivomove HR持っている人であれば、LuxeやStyleならカラーディスプレイ化されていて差別化されますが、Vivomove3&3sなら買い換える必要性はなさそうです。
ちなみに以下がLuxeやStyleとの差異になります。
- レンズが通常の強化ガラスに。おそらく現行のVivomove HRと同様の素材かと思います
- ベゼルはステレンススチール、ケース素材に関しては繊維強化ポリマーを採用。現行のVivomove HRはケース素材に繊維強化ポリマーを使っているものとステンレススチールを使っているものが混在しているのですが、Vivomove3 & 3sに関しては繊維強化ポリマーに統一されました。おそらくステンレススチールを使ったラグジュアリーモデルに関してはLuxeやStyleに集約することで、製品ランク間の住み分けをはっきりさせたのでしょう
- サイズはノーマルモデルが44mm、Sモデルが39mmに。現行のVivomove HRが43mm、LuxeやStyleが42mmですからサイズ的には上下に挟み込むような形になりました。これはVivoactive4がVenuを上下に挟み込むのと同じような考え方ですね
- ストラップはシリコンのみ。Sモデルが幅18mm、ノーマルモデルが20mm
- ディスプレイサイズと解像度は微妙に異なりますが、ほぼほぼ現行のVivomove HRと同じ
- ケース単体だと24.5gとStyleよりも1g軽量ですが、シリコンストラップ含む全体だと38.6gと、ウーヴンナイロンを採用したStyle(35g)よりは重くなることに。ウーヴンナイロンストラップが最も軽量、軽快なストラップになりましたね
- 値段は共通で249.99ドル
ちなみに仕様表上は、各種機能に関する差はLuxe、Style、3&3s間にはありませんでした。
純粋にケース、ベゼル、バンドといった時計部分の差のようです。
3. 新生VivomoveシリーズとVivoactive3との機能比較
ざっくり、現行のVivoactive3シリーズとの機能面での比較はこんな感じです。
ここに上がっている機能が、Vivoactive3だとあるが、Vivomoveだとないものになります。
- GPS関連機能
- 日の出、日の入時刻
- コンパス
- ジャイロスコープ
- 温度計
- Connect IQ対応(ウォッチフェイスやウィジェットのダウンロードに使うアプリ)
- ミュージックプレイヤー機能(Vivoactive3 Musicのみ)
- VIRBカメラコントロール
- Garmin Connect モバイル対応
- ガーミンペイ
- 一部のアクティビティ中の事故検知機能(Vivoactive3 Musicのみ)
- Live Track
- カーディオワークアウト
- 筋肉トレーニングワークアウト
- 自動ポーズ
- 上級ワークアウト
- トレーニングプランダウンロード
- Variaライト対応
- スピード&ケイデンスセンサー接続
自転車関連機能については、Garmin Edgeがあればカバーできるものばかりですね。
VIRBとかVariaはそもそも使ってないので特に問題ないですし。
それ以外のスマートウォッチとしての機能に関しては、トレーニング系が多いですが、私にはあまり必要ないものばかり。
Vivoactive3 Musicだと、ジョギングの時に単体で音楽が聞けるのは便利なのですが、他にも代替手段はありますし。
こうやって見ると、純粋に機能面だけ見ると、私のようにGarmin EdgeユーザーにとってはVivomoveシリーズでも十分そうなんですよね。
Luxeのブラックレザーバンドか、Styleのブラックウーヴンナイロンとか良いなー、などと思いつつ、Venuの美しいディスプレイも捨てがたいよな、なんて国内発表前から悶々としております。
コメント
私が使っているのはvivoactive3 HRですが、心拍計しか使わないのでGPSとかライフロガーなどはいらないんですね。
Edge 1030にはスピード/ケイデンス・センサーに加えて(必要ないのに)心拍センサーまで同梱(強制購入)されているのですが、乳バンドは装着感が好きになれないのと、走っているうちにずれてきそうなためvivoactiveにしました。正確性で言えば乳バンドなんでしょうけど目安になれば良いので。
樹脂製の安っぽい外観は如何にも無骨ですが、まぁ一旦装着してしまえば心拍数はEdge側で確認出来るのでvivoactiveを見る事は殆ど無いですし、軽くて邪魔にならないのは良い点でしょうか。欲を言えばもう少し薄ければベターですが。
新型vivoはデザインが向上しスマートになりましたしApple Watchより安いですが、ローディに訴求するにはカーボンとかチタン製モデルが欲しいところです。その点Apple Watchにはチタン・モデルがあるので物欲は刺激されるのですが、値段ががが
おお、shigeさんはvivoactive3 HRお使いなんですね。
今回のvivomove LuxもしくはStyleにチタンモデルとかあれば完璧だと思うんですよね。
ガラスがサファイアクリスタルになってチタンモデルのvivoactiveかvivomoveがあれば嬉しいのですが、それってきっと「MARQ Athlete買ってね」ということなんですかね・・・。
いきなり21万円になってしまいますが・汗