■ Vivoactive3 Musicをマスターリセットすることで、心拍転送モードが復活
先日、Garmin Vivoactive3 Musicをバージョンアップしたところ、Garmin Edge 1030との心拍転送が正常に動作しなくなる事象が発生しました。
以前も同様事象が発生した際に、特定のウォッチフェイスにすると接続が切断されることがありましたので、今回も複数のウォッチフェイス(3rd パーティーのものや、Garmin の初期から入っているオリジナルのもの)を使って試したのですが、今回はどのウォッチフェイスでも遮断されてしまう為、途方に暮れてサポートデスクに連絡を入れました。
今回は無事心拍転送モードが再び使えるようになるまでの道のりをまとめてみたいと思います。
目次
1. 発生事象のおさらい
2. 問題の切り分け
3. サポートデスクからの回答
(a) Garmin Expressにて同期を実施
(b) サードパーティー製のウォッチフェイスをアンインストール
(c) Vivoactive3 Music本体のマスターリセット
4. マスターリセットができない・泣
5. そして理解したマスターリセットのコツ
6. 意外と根が深そうな根本原因
7. 今回の問題発生を受けて
1. 発生事象のおさらい
2. 問題の切り分け
3. サポートデスクからの回答
(a) Garmin Expressにて同期を実施
(b) サードパーティー製のウォッチフェイスをアンインストール
(c) Vivoactive3 Music本体のマスターリセット
4. マスターリセットができない・泣
5. そして理解したマスターリセットのコツ
6. 意外と根が深そうな根本原因
7. 今回の問題発生を受けて
1. 発生事象のおさらい
前回のブログ記事でも書きましたが、改めて今回の発生事象を振り返ってみます。- もともとは、ライドに出かけても三本ローラーでも問題なく使えていた
- Vivoactive3 と Garmin Edge1030をそれぞれ最新ファームウェアにバージョンアップした途端、問題が発生
- Vivoactive3 Musicの心拍転送モードをオンにすると、問題なくペアリングはできる
- 但し、数分(体感では3分くらい)経つと、心拍転送が切断されてしまう
- Vivoactive3 Music側では心拍計測は継続されている
- バージョンアップに伴って、Garmin Edge1030 の動作も不安定に
Vivoactive3 Musicを購入した最大の理由がこの心拍転送モードの存在でしたので、この機能が使えないと魅力は半減以下。
その後のライドで久しぶりにキャットアイの乳バンドを使ったのですが、やっぱり胸の締め付け感といい、冬場装着するときのひんやり感といい、腕で心拍計測できる利便性を改めて痛感することになりました。
2. 問題の切り分け
今回実施した問題事象の切り分けとその結果がこちら。
- 上記でも書きましたが、キャットアイの心拍センサーを使うと問題は起きない。Vivoactive3 Musicが怪しいことになるが、Edge1030 も動作が不安定な為、まだどちらも怪しい
- ケイデンスセンサー等ロードバイクで使用しているセンサー類はEdge1030 とだけペアリングしており、Vivoactive3 とは接続していない
- 前回記事のコメントでアドバイスを頂き、Edge1030の過去の走行ログをごっそり削除したところ、一気に動作の安定性、キビキビ感が復活。その結果、犯人はVivoactive3 Musicの可能性が大
- ウォッチフェイスは何を使っても、数分で心拍転送モードは切断されてしまう
- Vivoactive3 Musicを再起動しても問題は解消されず
この辺りの情報も添えてサポートデスクにヘルプメールを送りました。
3. サポートデスクからの回答
サポートデスクに連絡を入れたのが週末だったのですが、翌営業日にはすぐに回答メールが届きました。この早いリアクション、とても有り難いですよね。
ただ残念なことに、サポートデスクでは事象は再現しなかったそうで、以下のような指示を頂きました。
(a) Garmin Expressにて同期を実施
まずは最新の状態にしておいてね、ということでしょうか。(b) サードパーティー製のウォッチフェイスをアンインストール
最近は使っているウォッチフェイスもほぼ固定化されていました。
この Crystal を使っている人は何回か見かけたことがあります。
ロードバイクのショップ店員さんもこのフェイスの人がいましたね。
私が気に入って使っていたのはDigitStorm。
この2つともにアンインストールしてしまいます。
(c) Vivoactive3 Music本体のマスターリセット
マスターリセットを行うと工場出荷状態に戻されるようで、内部データが全て削除されることになります。ライド記録などはEdge1030 で記録していましたし、音楽データもほとんど入れていませんでしたので特に抵抗感もありませんでした。
ただ、このマスターリセットが難解でした・・・汗
まず手順はこちら。
1.電源を落とす2.電源を入れるためボタンを一瞬押し、離す。ボタンを離したらすぐにボタンを長押し
3.デバイスが2回振動したら、ボタンを離す
4.ボタンを離したあとにデバイスが一回振動、その後またボタンを長押し
5.デバイスが一回振動したらボタンを離す
6.Hello!が表示されたら完了です
この手順2で詰まりました。
4. マスターリセットができない・泣
簡単な手順に見えるのですが、「一瞬押す」「すぐにボタンを長押し」この2つで詰まりました。素早くやったほうが良いのかな?ということで、タブルクリックする勢いでやると、その後画面に三角マークが表示されるのですが、しばらく経つとマークが消えて沈黙してしまうんですね。ちなみに、三角マークが表示されたタイミングで長押しを止めると、本体が一度振動して起動してしまいます。
で、もう一度電源を切ってトライするのですが、何回やっても、「デバイスが2回振動」してくれません・泣
1回目のボタン押下を浅くしてみたり早くしてみたり、2回目のボタン押下のタイミングを早くしてみたり、少しだけ遅くしてみたりしても、全くダメでした。
これで奮闘すること十数分。
何回繰り返したことか・・・。
google先生に「マスターリセット 難しい」とか「マスターリセット コツ」とか尋ねてみますが、どこにも答えは転がっておらず。
もうね、Vivoactive3 Musicをぶん投げてやりたくなりましたよ。
この段階でサードパーティー製のウォッチフェイスは全てアンインストールしていますので、実は心拍転送モード使えるようになっていたりして!?という淡い期待を抱いて試してみたのですが、やはりものの数分で切断されてしまいました。 これは、リセットしないとダメってことですね・・・。
5. そして理解したマスターリセットのコツ
もうやる気も失せて諦めようと思ったわけですが、ボタン押下のタイミングとか、動作の受付タイミングがそこまでシビアなものだろうか、と思い直して、最初の電源オンのボタン押下後、起動を表す三角マークが出てきてからゆっきり2回目のボタン長押しを実施したところ、デバイスが2回震えるじゃありませんか! もう、激しく脱力しましたね・・・。 ただ、そこでテンパります。 2回震えた後は慌ててボタンから指を離します。 すると間髪を入れずにデバイスが1回震えます。 で、慌ててボタンを押したり離したりしていたら、よく分からない画面が表示されてしまいました。 これ、テストモードですね・・・。 どうやったんだろ。自分。 一度電源を切ってリトライです。 基本的に、デバイスが震える度に離し、もう一度振動するまでは押し続け、震えたら話す、という繰り返しになることを頭に叩き込みます。 もうね、結構間隔がないので焦るんですよ。 冷静に繰り返したところ、無事Hello!が表示され、マスターリセット完了。 ちょっと、このリセット方法、ハードル高いっす・汗6. 意外と根が深そうな根本原因
その後オンラインマニュアルを検索して再設定を実施、スマホにもペアリグさせてリセット完了。どきどきしながらEdge1030と心拍転送モードで接続したところ、10分経過しても接続が切れることはなく、無事復活となりました。
ただ、正直Vivoactive3 Musicに入っているデフォルトのウォッチフェイスは好きではありませんので、もう一度 DigitStrom のウォッチフェイスをインストール。

再度心拍転送モードを試してみたところ、やはり切断されることなく、問題は再現しませんでした。
以前、心拍転送モードが切断されたウォッチフェイスはWeatherFaceでした。

ただこの時は、WeatherFaceが起動されている時だけ問題が起きましたので、ライドに出かける時にはウォッチフェイスを切り替えて使っていました。 ただ今回の事象は少し趣が異なります。
マスターリセットする前に、インストールされているウォッチフェイスを複数切り替えて試してみた時には、どのウォッチフェイスでも問題が起きましたので、起動しているか否かに関わらず、インストールされている状態で何らかの設定もしくは何からの「ゴミ」が悪さを働いていたことになります。
今回はアンインストールしただけでは問題は解消されていませんでしたので、設定よりも何らかの「ゴミ」が悪さをしていた可能性があります。 工場出荷状態にまで戻すことで、ゴミが一掃されて問題が解消されたわけですね。
7. 今回の問題発生を受けて
Garmin のスマートウォッチの利点の1つが、世界各国の開発者が用意しているウォッチフェイスだったりウィジェットが自由に使えることだと思います。本当にいろいろなウォッチフェイスが用意されていますので、1つや2つは必ず気に入ったフェイスが見つかると思うんですよね。
ただ、それらは全てサードパーティー製となりますので、Garminが全て動作を保証してれているわけではありません。
特にセンサー周り(GPSやANT+)のハードウェアに絡む部分になると、ウォッチフェイスを開発するような個人レベルには詳細な仕様把握が難しい側面もありますので、今回のような事象は往々にして発生しかねないわけで。
だからと言って、デフォルトのダサい(失礼)ウォッチフェイスしか使えないのであれば、Garmin製スマートウォッチの半減してしまいます。
そうなると、割り切ってVivomoveにしてしまうのもアリなのかな、なんて思ってしまいました。
ま、何はともあれ心拍転送モードが使えるようになりましたので、まだまだVivoactive3 Musicにはがんはってもらうことにしましょう。

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コメント
コメント一覧 (2)
少しでもご参考にして頂ければ幸いです。
ほんと、途中泣きそうになりましたから・・・汗