シューズにも「今月のおすすめ」が登場する時代（TRYON STORE）

今月のおすすめ、と言われて何を思い出しますか？

私の場合、近所のパン屋さんと、ラジオの「今月のピックアップ曲」だったりします。

いずれも、移り変わりがある業界だったり、その中でも「特にプッシュしたい」みたいな背景が相まって、よく理解できるものなのですが。

ついに、ロードバイクのビンディングシューズにも今月のおすすめが登場する時代になりました。

なんじゃそりゃ。

■ 気軽に豊富なシューズを試着できるTRYON STOREがスタート（フィジーク）

■ 気軽に豊富なシューズを試着できるTRYON STOREがスタート（フィジーク）

1. 気軽に試着できる、がコンセプト

まずはフィジーク公式が考える課題感がこちら。

スポーツ・シューズは、フィット感やシューズの特性がパフォーマンスに影響を及ぼすため、シビアなセレクションが求められるギアの一つです。

サイクリング・シューズにおいてはサイズやフィット感だけでなく、長時間のライドによる足の変化への対応力、クロージングシステム、アウトソールの剛性など、ポイントが多岐に渡り、シューズ選びにはより慎重さが求められます。

これはもう、100%賛成ですね。
特にロードバイクに限った話ではなく、ジョギングでも、それこそ子供の体操靴でも同じことが言えますよね。

特に自転車の場合、趣味のレベルであっても、ライドに出かけると４時間も５時間も履き続けるわけなのですが、なかなか趣味のスポーツでそこまで長時間の継続使用を前提としてシューズって、そこまで多くないと思います。

夕方になると足がむくんできたりしますし、１日のライドの中でも微調整できることが必要だったり。
多くの要素が求められるシューズだと思います。

私もフィジークのシューズを３足履き継いできましたし、私の足には他社製のものよりも馴染んでいるので今となっては「フィジーク以外は考えていない」と言えるほど気に入っています。

比較的日本国内でもフィジークの取り扱いを多い方だと思いますので、ショップで試着もし易いと感じていましたが、それでも「このモデルのこのサイズ」というものが毎回確認できるわけではありません。

fi’zi:kでは、全国のfi’zi:kシューズ・スペシャルディーラーで「試着シューズ取寄せサービス」を行っており、お目当てのシューズやサイズの在庫が店頭にない場合でも完全無料でお取寄せし、改めてフィティングを行うサービスを展開しています。高評価を得ているサービスですがその一方で、店頭に再度お越しいただく必要があったり、忙しい店頭でスタッフの方に声を掛けづらいといったネガティブなご意見をいただく事も。

もっと気軽にfi’zi:kシューズを試していただきたい。

そして、これまで使用されていたシューズを超えるフィット感のシューズに出会っていただきたいという思いから「fi’zi:k SHOES TRYON STORE（フィジーク・シューズ・トライオン・ストア）」をスタートいたしました。

その辺りもフィジークはよく理解をしていて、これまでも取り寄せサービスなど実施してくれていたわけですが、「まだまだご不満、ご不便ですよね？」という課題を感じてくれていたようで、今回新たに「TRYON STORE」というコンセプトを押し出して、更なるサービス改善を目指すことにしたようです。はは

2. TRYON STOREとは

平たく言うと「豊富なサイズを常設していますよ」という指定ショップが TRYON STORE だそうです。

分かりやすく試着専用のシューズがストックされたディスプレイを設置
常設モデルは「VENTO OMNA」と「VENTO OMNA WIDE」の２種類
ショップごとに「マンスリーモデル」と銘打っておすすめモデルを入れ替えて用意

VENTO OMNA はレース向けの主流モデルになりますので、おそらく日本国内での販売が最も多いモデルでしょうから、常設するならこのモデルでしょうね。

ただ、ちょっと気になったのが「マンスリーモデル」。

シューズで「今月のおすすめ」って、それアリ？

3. マンスリーモデル

ちなみに、８月のマンスリーモデルを見てみると、ショップによってかなりバラツキがあります。
ちょっと理解できないのが、常設モデルのVENTO OMNAとVENTO OMNA WIDE もショップによってはマンスリーモデルに入っていること。
（全国10ショップのうちの2店）
そのお店は、事実上マンスリーモデルがない、ということなのでしょうか。

ちなみにマンスリーモデルとしてピックアップされているのが、この辺り。