先週突然ガーミンコネクトアプリに通知が来て気づいたのですが、ガーミンから大型アップデートが来ました。
心電図アプリの追加となります。
ガーミンのスマートウォッチに心電図アプリが追加
心電図アプリの機能について
日本国内で管理医療機器として厚生労働省から医療機器認定を受けているスマートウォッチはApple WatchとHUAWEIの心電図アプリだけでした。
ガーミン公式リリースでは直接的に触れていないのですが、公式サイトの記述によると今回のアプリ追加によりガーミンのスマートウォッチも日本国内での管理医療機器認定を受けたようです。(医療機器承認番号も記載されています)
日本国内ではApple Watchに先を越されているからだとは思うのですが、もうちょい「管理医療機器なんだぜ! なんちゃって機能じゃないんだぞ」という点をアピールしても良いと思うんですけどね。
心電図の記録
まずは分かりやすいところですが、ガーミンの対応するスマートウォッチで心電図が記録できるようになります。
そして、これにより心房細動の早期検知が可能になります。
心房細動(AFib)の兆候検知
そもそも心房細動って何?という話なのですが。
心房と心室が同期して鼓動していないときに発生する不規則な心拍の兆候が心房細動と呼ばれるそうです。
直感的に「不規則な心拍」はいろいろとまずそうだよね、というのは理解できるかと思いますが、具体的には、脳卒中、心不全等の予兆となりうるものだそうです。
当然、腕に装着するスマートウォッチには計測精度に限界がありますから、その内容が100%の精度を誇るとは思っていませんが、あやしいかも?という兆候を早期に検知することができれば、すぐに医師に相談することができるわけで、それはそれでとっても有意の機能ですよね。
計測結果の医師との共有
計測された心電図の結果については、PDF形式で出力することが可能。医師と共有することで情報共有が図れるというのは、便利ですね。
心電図アプリのセットアップ
ある朝突然ガーミンコネクトに通知が来ていたことから心電図アプリ対応を知ったのですが、セットアップはさくさく実施できます。
セットアップを完了する、というところに「残タスク」の通知が来ていたので気づいたのですが、その下にも心電図アプリをセットアップ、という項目が追加されていました。
ということで、セットアップを開始します。
セットアップ前に情報提供ページ見てね、という記述があるくらいから、「おや? 今回のアップデートはちょっと大きいものかな?」と気づき始めました。
はい。
全ては割愛しますが、がっつりチュートリアルも入ります。気合い入ってます。
そして、事は深刻な内容となりますので、「直接的に検知できるわけじゃないからね」という断り書きががっつり入ります。
そりゃ、「検知できる」と言って正確に検知できなかった場合には訴訟起こされかねない内容ですからね。
実際に計測してみる
ということで、実際に計測してみました。
公式サイトによる手順は以下の通り。
- Garminスマートウォッチをセットアップ時に選択した手首の骨の上から肘の方にずらして装着します
- Garminスマートウォッチで心電図アプリを開き、画面の指示に従う
- ゆったりと座り、腕と手首をテーブルの上に置いて動かさない
- 親指と人差し指をウォッチフェイスの周りの金属リングに置き、記録を開始する
- 指を所定の位置に保持して30秒間じっとする
実際に計測中に金属リングから指を離すと計測に失敗します。
なんと、金属リングはただのお飾りではなかったんですね!
ちょっとびっくり。
はい。
ありがたいことに心房細動の兆候は見られず。安心です。
アプリを開くと、こんな感じで計測結果が表示されます。
ガーミンさん力入ってます
アプリのセットアップの頃から薄々気づいてはいたのですが、ガーミンさん、今回のアップデートにはかなり力入れています。
既存機種にも無料でアップデートする機能であるにも関わらず、専用のパンフレットまで用意しています。
力入ってますねー。
確かに、スマートウォッチ購入の際に、「医療機器認証されているスマートウォッチです」という点は、安物の中華製スマートウォッチとの差別化、スマートウォッチのお値段の正当性を主張するには分かりやすいセールスポイントになりますよね。
そんな機能を、既存ユーザーにも無料で追加してくれるとは、ガーミンさん太っ腹です。
時々計測して健康管理に役立てていきたいと思います。
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