ロードバイク乗りにオススメのスポーツドリンクの飲み方について考えてみた

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ハイポトニック飲料の存在に気づくまで

ロードバイクに乗り始めた頃は、ボトルには水を入れていました。
何の疑いもなく。

結果的には、乗り始めの頃はせいぜい40〜50km程度しか乗りませんでしたので、特に何かが問題になることもありませんでした。

乗り始めてしばらくすると、世の中に色々な自転車ブログがあることを知り。
最初に気づいたのが「プロテイン」の存在でした。

その辺りの長大な物語は過去に記事にしていますのでよろしければ・・・。

で、次に気づいたのが「アミノ酸」でした。

どうやらアミノ酸を飲むと翌日に疲労が残らないらしい、と。
そこで早速アミノバイタルを購入。

 

ライド前やライド途中の休憩の時に1スティック分をさらさらと、薬を飲む容量で水と一緒に飲んでいました。

飲むと確実に翌日の疲れが減ったのですが、そこはモノグサ人間。ライド前とかライド中に飲むのが面倒だなぁ、と。
そういえばスポーツドリンクに「アミノ×××」とかあったよな、と調べてみると、水に溶かして飲むスポーツドリンクがあれこれ見つかります。

アミノバリューとか聞いたことあるし、これで良いんじゃない?

と購入しようとしたわけですが、他にもアミノバイタルとかヴァームウォーターとか色々と種類があります。
そこで「ハイポトニック飲料」という耳馴染みのない単語が目に飛び込んてきました。

そこで初めてハイポトニック飲料の存在を知ることになりました。

ロードバイクといえばハイポトニック飲料

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スポーツドリンクには大きく分けて、アイソトニック飲料とハイポトニック飲料があります。
それまではポカリスエットやアクエリアスくらいしか飲んでいませんでしたが、それらはアイソトニック飲料に分類されます。(って、この時初めてアイソトニック飲料という言葉も知ったのですが)

アイソトニック飲料は人間が安静にしている時の血液濃度に近く作られている為、安静時には体に吸収し易くなっています。

これ位は、ポカリスエットのCMとか見て入れば皆さんご存知ですよね。
私も知ってました。

なので無条件にスポーツドリンク飲んでれば良いと思っていたのですが、ロードバイクのように長時間汗をかき続けるスポーツにおいては、徐々に体の水分が失われていく為、体液がどんどん「薄く」なっていきます。
この状態では、安静時の体液に浸透圧を合わせてあるアイソトニック飲料では、むしろ吸収が悪くなってしまいます。
夏場、ロードバイクに長時間乗った後でポカリスエットを飲んだ場合、ちっとも吸収されずにお腹の中がたぽんたぽんになるわけです。

ということで、体液が薄まった状態に合わせて作られたのがハイポトニック飲料なんですね。

ライド後半、喉が渇いて水をがぶがぶ飲むと、やたらと水っ腹が長く続くな、と思っていましたがそーゆーことだったんですね。

それからというもの、アミノバイタルやヴァームウォーターを買い込んで、ライドに出かける時には最初から最後までこればっかり飲んでいました。

単純な人間なんです。

 

ロードバイク乗りにおすすめのスポーツドリンクの飲み方

それでは四六時中ハイポトニック飲料飲んでおけば良いかというと・・・?
結論から言えば、これは「NO」ですよね。
今年のような猛暑ばかりだと、最初から最後までハイポトニック飲料で良いわけですが、春・秋の走り始めだったり、あまり汗をかかない冬場なんかだと、むしろアイソトニック飲料の方が合っていたりします。

しかも、ハイポトニック飲料も全て「濃さ」が同じわけではありませんので、神経質にいくなら、汗のかきっぷりに合わせて変える方が良かったりします。

体液の濃度に合わせて作られているアイソトニック飲料が、糖質濃度が4〜6%くらいになります。
ハイポトニック飲料はそれ以下です。

なのですが、これが結構幅があるんですね。
一例ですが。

  • ポカリスエット・・・6.2%
  • アクエリアス・・・4.7%
  • アミノバリュー・・・3.6%
  • アミノバイタル・・・2.8%
  • ヴァームウォーター・・・0.7%
  • イオンドリンク・・・0.4%

1. 季節別の飲み方

お腹に溜まりにくく、吸収良くいきたいのであれば、飲み方はこんな感じでしょうか。

  • 夏場はアミノバイタルから飲み始めてライド後半にはヴァームウォーター、イオンドリンクにシフト
  • 春・秋はアクエリアスやアミノバリューから始めて、汗をかいたらアミノバイタルへシフト比較的暑い日で汗を沢山かいているようなら、終盤はヴァームウォーターやイオンドリンクへ
  • 冬場はポカリスエットやアクエリアスから始めて、アミノバリューへシフト

基本、体液の濃度に近いほど吸収率が高くなりますのでこんな感じになるかと。

とまあ偉そうにあーだこーだ書いてますが、ここまで頭の整理を行ったのはつい最近になります。
そのため、今年の猛暑での私の飲み方はこんな感じでした。

  • お気に入りはヴァームウォーターとアミノバイタル。味はアミノバイタルの方が少しすっきりしているので、疲れた後半に飲もうと、ライド前半がヴァームウォーター、ライド後半がアミノバイタル。
  • ライド途中にオレンジジュースで水分とカロリー補給。オレンジジュースの濃度は20%超のようで、水分補給としてはとっても非効率。
  • ライド終盤に欠かせないコカコーラ。こちらも濃度は10%超だそうで以下同文

オレンジジュースやコカコーラはカロリー補給にはなっても、水分補給の観点からするとあまり効率的ではないんですね。
確かにライド後半に飲むとかなりお腹に溜まる感じがしていましたが。

2. ロングライドにおける飲み方

ロングライドだと、私の場合100kmで5時間近くはかかります。
1時間の間に500mlの水分摂取がオススメ、という話をよく聞きますので、5月〜10月くらいのハイシーズンの間はこんな感じでしょうか。

  • 1本目・・・アクエリアス or アミノバリュー
  • 2本目・・・アミノバイタル
  • 3本目・・・イオンドリンク
  • 4本目・・・ヴァームウォーター

今まではロングライドでも2〜3本くらいしか飲まず、補給のタイミングでオレンジジュースやコーラを追加していました。
ただそれだと、帰宅後に喉が渇いてがぶがぶ水飲んだりしていました。

そうなると、胃腸よわよわ人間ですので、腸で水分が吸収し切れず、夜になるとお腹がゆるくなることが多いんですね。

もっと腸で吸収し易くしてあげれば、夜のお腹ゴロゴロ現象が軽減されるかも!?

ということで、コスパの高いイオンドリンクを追加して、心置きなく水分補給を優先した方が良さそうな気がしてきました。

少なくともこれからはアミノバイタルとヴァームウォーターを飲む順番は変えようかと思います。
で、どこまでこの素人の半端知識が正しいのか検証してみたいところですね。

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