ピンク色のドリンクがパフォーマンスを向上させることが判明
こんなネタ大好きです。
また面白い記事を見つけてしまいました。
ピンク色のドリンクをライド前に飲むと、パフォーマンスが向上するそうで。
まじですか。
1. 調査研究方法とその効果
まずは調査方法がこちら。
- 調査研究への参加者は10名
- トレッドミルで30分間、各自自由に走らせる
- 走っている間、被験者はドリンクで定期的に口をゆすいでもらう
- 用意したドリンクは2種類。いずれも人工甘味料で甘く味付けしている点は共通だが、片方は透明、片方はピンク色。ピンク色は食用色素を数的加えて着色しており、それ以外は同成分
- セッションを2回実施。それぞれ透明なドリンクで口をゆすぐセッションと、ピンク色のドリンクで口をゆすぐセッション。その結果を比較した
被験者が10名ということでそこまで大きな研究ではありませんが、本当に色以外の要素は揃えて実験しているということで、とても興味深いですね。
で、得られた結果がこちら。
- 被験者は、ピンク色のドリンクで口をゆすいだセッションの方が、平均で212メートル長く、スピードも4.4%アップ
- ピンク色の飲み物で走った時の方が、努力したことに対する喜びが大きかった
結果がすごいですね・・・。
トレッドミルということで今回の実験はランニングとのことですが、スピードが4.4%アップしたというのは恐ろしいです。
30分走ったということですが、成人男性の5km走の平均タイムが28分36秒だそうです。
これでスピードが4.4%アップすると1分16秒短縮されることに。
5km走でタイムを1分縮めろや!と言われると結構しんどいのですが、ピンク色のドリンク飲むだけで良いってことですよね・・・?
あと心理的な側面も面白いです。
ピンク色の飲み物飲みながら走った方が楽しかった、ということだそうで。
なんか気持ちは分かる気がしますが。
今回の実験では、「飲む」のではなく、「口をゆすぐ」だけで効果があったということですから、本当に心理的な効果のようです。
2. 色がもたらす心理的効果
ではなぜピンク色の飲み物を飲むとパフォーマンスが向上するのか、という話ですが。
今回ピンク色を選んだ理由は、「ピンクという色が甘味を喚起させるから」なんだそうで。
そもそも運動前に甘い食べ物(ブドウ糖)を摂取すると筋肉が活性化されてパフォーマンスを向上させることができます。
色と味覚との関係を調査すると、まったく同じものであってもピンク色の方がより甘さを感じるという調査結果があるそうで。
これは完全にプラシーボ効果なんですが。
この効果は、認知的に作用するところが大きく、口の中の受容体が甘い感覚を感知することで、脳の報酬やモチベーションに関連する領域が活性化されるからです。
運動中にこれらの領域が活性化されると、運動がより楽しく、より簡単に感じられるようになり、この感覚に基づいてスピードや強度を上げることができるのです。
いやー、何か人間って単純な生き物ですよね・・・。
3. ピンク色の飲み物
身も蓋もないことを言ってしまうと、ライド前に甘いドリンク(ブドウ糖を含むドリンク)を飲めばパフォーマンスを向上させることができるよ、という話ではあるのですが、ピンク色だと「より楽しく」走れるようになる、という点は重要ですね。
ピンク色の飲み物って何があったっけ?と調べてみると、インスタ映えするオシャレな飲み物が色々とヒットしますが。
私のようなおじさんには馴染みの深い(?)ファイブミニとか。
アスリート向けの粉末飲料としては、ピンクイオンなんかもありますね。
レビューなどを見ると、ピンクイオンなんかは「甘くなくて酸味がある」ということなので、逆にプラシーボ効果が働かないかも? パフォーマンス的にはどうなるんだろ?と、興味が湧きますが。
今度買って試してみようかな。
ただ、ライドに持ち出すのであれば、透明なドリンクボトルを使わないとですね。
そこまで揃えるのも面倒ですが・・・。
コメント
ハッピードリンクでサンガリアのいちごミルクをよく飲みますが、理にかなった行為だったということですかね?
めっちゃ理にかなってると思います(^ ^)