GarminからVenu Sq が新発売!(Venuと何が違うのか確認してみた)

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Garmin Venuシリーズが拡張され、四角いVenu Sq が新登場

Appleからシリーズ6が発売されましたね。
対抗して、ガーミンからもそろそろVivoactiveシリーズやVenuシリーズがアップデートされないかな?と期待していたのですが、少し斜め上のアップデートが行われました。

昨年登場してサラリーマンローディーの心を鷲掴みにしたGarmin Venu。

そのVenuのラインナップが拡張され、四角いフェイスの Venu Sq が追加されました。

Venu Sq-02

この記事を書いている時点では国内公式サイトには製品情報がアップされていませんので、本国サイトから情報を引っ張ってきて、ラウンドフェイスの Venu から何が変わったのかを見ていきたいと思います。

※ 本国から遅れること2ヶ月、日本国内でも無事発売されましたので、若干追記しています。

1. Venu / Venu Sq のラインナップ

Venu Sq-01

まず Venu Sq について単独での音楽再生機能の有無によりラインナップが分かれているのですが、Venu を含めたラインナップの位置づけとして、以下のような整理が行われています。

プレミアムモデル ノンプレミアム
Music機能あり Venu Venu Sq Music Edtiton
Music機能なし Venu Sq

ここで「プレミアムモデル」とは何かについてですが、ガーミンはこのように表現しています。

 

プレミアム機能として、1.2インチの高解像度AMOLEDディスプレイ、伝統的なラウンドウォッチデザイン、ステンレススチール製ハードウェア、アニメーションによるオンスクリーン・ワークアウト、上昇階段数などがあります。

 

えっと・・・。
機能が違うのは分かるのですが、これらを「プレミアム機能」という表現でまとめるのは少し乱暴な気がしますが・・・。

ガーミンさんがそう言うなら、プレミアムなんでしょうね。

気を取り直して。
まず音楽再生機能がついていない Venu Sq は3種類。

  • Metallic Orchid Aluminum Bezel with Orchid Case (うす紫)
  • Slate Aluminum Bezel with Shadow Gray Case(灰色)
  • Light Gold Aluminum Bezel with White Case (ライトゴールド)

音楽再生機能がついた Venu Sq Music Editionは4種類。

  • Slate Aluminum Bezel with Black Case (黒)
  • Rose Gold Aluminum Bezel with Light Sand Case (ローズゴールド)
  • Light Gold Aluminum Bezel with Navy Case (ネイビー)
  • Slate Aluminum Bezel with Moss Case (モスグリーン)

Vivomoveシリーズでは、バンドが金属や革が標準装備されたモデルなどもありましたが、Venu Sq はコスト面も考慮してシリコンバンドで統一されているようです。

バンドは Venu やVivoactive3 シリーズで採用されていた20mm幅ですので、非純正含めて色々なバンドで遊ぶことができるのは良いですね。

2. Venu と Venu Sq の相違点(本体仕様)

Venu と Venu Sq の最大の相違点は見たまんま、非ラウンドフェイスになった点となります。

Fitbitも数年前までは頑なにバンドスタイルを固辞していましたが、アップルウォッチにマーケットシェアをごっそり奪われたところで、Versaで四角いフェイスを採用したモデルを市場に投入しました。

versa

Fitbit Versa に関してはウォッチフェイスの作りに多少の個性を出しており、アップルウォッチとの違いを意識しているように感じていますが、今回ガーミンから登場した Venu Sq は思いっきり アップルウォッチを意識していますよね・・・。

ま、素敵なデザインだと思うので良いと思いますが。

ウォッチフェイス以外の機能差異は何なのか、仕様表から調べてみました。

まずは本体仕様から。

本体仕様 Venu Sq Venu Sq Music Venu
ベゼル素材 アルマイト(アルミ) ステンレススチール
サイズ 40.6 x 37.0 x 11.5 mm 43.2 x 43.2 x 12.4 mm
ディスプレイ 直径1.3インチ(33.1 mm) 直径1.2インチ(30.4 mm)
解像度 240 x 240 ピクセル 390 x 390 ピクセル
ディスプレイタイプ 液晶 有機ELディスプレイ
重量 37.6g 46.3g
稼働時間 スマートウォッチモード:最大6日間

GPSモードのみ:最大14時間

スマートウォッチモード:最大6日間

GPSモード + 音楽:最大6時間

GPSモードのみ:最大14時間

スマートウォッチモード:最大5日間

GPSモード + 音楽:最大6時間

GPSモードのみ:最大18時間

価格 $199.99 $249.99 $349.99
国内予想価格 ¥28,000 ¥34,800
標準価格 ¥24,800 ¥28,800 ¥49,800

本体仕様としては、非ラウンドフェイスとなったのと合わせて、有機ELから液晶ディスプレイにグレードを下げている点が大きそうです。

それでも、Vivoactive4 のような半透過メモリインピクセル式のディスプレイと比べたら劇的に綺麗だと思いますので、有機ELディスプレイにこだわりがなければ十分かもしれません。

あとは、Venu でツッコミの入った「常時スクリーンオンのモードにしたら電池が保たない」という点が、液晶になったらどうなるかでしょうか。
常時オンの場合の稼働時間も仕様表に載せて欲しいところですが。

サイズ感もだいぶ小ぶりになり重さも9gほど軽量化。
普段使いという点では十分なスペックになりそうです。

なお、最後にある国内予想価格は、私の個人的な予想ですので外れてもご容赦ください。

※発売後追記※
当初予想していた以上に、価格は下げてきましたね。
米国サイトでは年末セールで Venu が$249になっていて、Venu Sq Musicと同額になっているんですよね・・・。
日本国内でのVenu の割高感がハンパないです。
次世代 Venu はもう少しリーズナブルになってくれることを期待しています。

3. Venu と Venu Sq の相違点(機能面)

では、細かな機能面での差異があるのかを確認していきたいと思います。

踏襲している基本機能

まず、違いがない点について。
以下の主要機能については Venu と Venu Sq では全く違いはありません。

  • 時計機能
  • セーフティー機能
  • トレーニング機能
  • ランニング機能
  • スイム機能

ライフロガーとしてこの辺りの機能を重視している方であれば、非ラウンドフェイスでも良い方は Venu Sq は「買い」かと思います。

Venu と Venu Sq の相違点

細かな点になりますが、Venu と Venu Sq の機能相違点はこんな感じになります。

  • センサー面では、ジャイロセンサーと気圧高度計が省略
  • 一部センサーが省略されたことにより、以下の機能が省略
    (a) 上昇階段数(ライフログ機能)
    (b) 上昇・下降合計(アウトドア機能)
  • ワークアウト動画を画面に表示する機能

ここまでは、Venu Sq 並びに Venu Sq Music Editionに共通的な相違点となります。
ワークアウト動画はVenu登場時に「どうだ、すごいだろう!」とめっちゃアピールしていた機能ですが、個人的にはまったく魅力を感じていません。

正しい動作を確認しながらワークアウトができる、というのは良いことだと思いますが、手首から外さないとよく見えないですし、外してしまうと心拍計測が止まったりと、若干微妙な気がするんですよね。

ジャイロセンサーが省略されたのは少し残念ではあります。
エレベーターやエスカレーターをなるべく使わないよう、階段を使う生活をしているのですが、上昇階段数が分かるのは一つの励みにはなるんですよね。

続いて以下は Venu と Venu Sq の相違点になります。
(Venu Sq Music Edtion に関しては、Venuと「違わない」点となります)

  • Wi-Fi機能を省略
  • 音楽再生機能を省略
  • 自動クラブ追跡機能に非対応(ゴルフ機能)
  • スピード・ケイデンスセンサーとの接続はANT+のみ(bluetoothは非対応)

はい。
二度見してしまいました。

何故か Venu Sq に関してはスピード・ケイデンスセンサーとの接続がANT+のみとなっています。

本体仕様 Venu Sq Venu Sq Music Venu
無線インターフェース Bluetooth®, ANT+® Bluetooth®, ANT+®, Wi-Fi® Bluetooth®, ANT+®, Wi-Fi®
スピードケイデンスセンサー yes (ANT+) yes (ANT+ and BLUETOOTH) yes

公式サイトからの転記となります。
無線インターフェースとしてBluetoothは組み込まれているのに、スピードケイデンスセンサーとの接続に関してはサポートされていません。

Venu Sq Music Edition に関しては明確に「ANT+ and Bluetooth」と記載されているので、誤記ではなさそうなんですよね・・・。

4. ローディーにとって Venu Sq は買いなのか?

Venu Sq はそのスタイルからターゲットとなる購買層ははっきりしている気がします。

そう。
アップルウォッチが欲しい、もしくは持っているけど、もっとスポーツに対応した機能が欲しい、という人ですね。

ローディー目線でいくと。
私のように、サイクルコンピューターをガーミン製のものにしている人であれば、ライフロガー/スマートウォッチはガーミンで揃えたいわけで。

それでいて、普段のビジネスシーンでも違和感なく使えるものが欲しい、という人には Venu はぴったり。
今回 Venu Sq がよりロープライスで登場したわけですが、Garmin Edge をお使いであれば Ant+にも対応してますし、サラリーマンローディー的には Venu Sq はアリではないでしょうか?
一部機能が省略されている点をどう見るかですが、個人的には十分許容範囲かな、と思っています。

Vivoactive3 Musicも購入から2年近くになりますので、そろそろ新しいガジェットに買い換えたいなー、という気持ちがあります。
特に、ボディバッテリー機能とSuica対応は魅力的なんですよね。

Venu Sq の実売価格次第では、飛びついてしまいそうな自分がいます。
うーん、悩ましい。

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