シマノサイクリングバッグ U-2 レビュー(サイズ編・外寸)

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初めての浮気(シマノU-2購入)

シマノU-2を購入しました。色はスカーレットフレイム。
私はこれまでドイター一筋人間でしたので、初の本格的な浮気になります。

ちょいちょいモンベルのフロントバッグを買ったり、サドルバッグは幾つか試してみたことはありますが、ことバックパックに関してはドイター一筋。

過去にツーリング旅行に行った時もメインのリアキャリアにつけるサイドバツグもドイターでした。
こんなやつです。

ドイターの公式サイトを見ても見つけられなかったのが衝撃ですが・・・。
海外での長旅で乱暴に扱ってもビクともせず、本当に重宝していましたが今や使う人もいないんですかね。

ドイターの製品は、自転車で使うこと、自転車に乗りながら使うこと、アウトドアで使うこと、を丁寧に考えたうえで作られた製品ばかりで、安心して使えるので今まで買って後悔した製品はありませんでした。
特にバックパックに関しては、使い潰しては買い換えて、を繰り返してこれまでに5個ほど使ってきましたがどれも満足行くものばかりでした。

そんなわけで、いままではバックパックといえばドイター以外にはあまり目が向いていなかったのですが、同じように「自転車専用ですぜ」というメーカーがあることに気づきました。

そう、世界に名だたるシマノです。

昔から自転車に乗っていた人間ですし、実は独身時代には釣り(フライフィッシング)をやっていたこともあり、シマノが世界に誇れる日本メーカーであることはよく理解していたのですが、ドイターへの信頼があまりにも強かった為、今まではあまり目を向けていなかったのです。

ですが、ある日のライド中。
やけに背中にぺったん、とへばりつくバックパックを見つけて「なんか良さそうだな」と思ったのがきっかけに。
その時は目を凝らしても(どんどん遠ざかっていく背中を追いかける脚がなく・・・)ブランド名までは見えなかったのですが帰宅後に調べてみると、どうやらシマノのバックパックらしいことに気づきました。

ドイターレースを使っていて、それはそれで満足していたのですが、「今日のライドはデジタル一眼までは持参しなくても良いかな」という日だと、少し大きいんですよね。
軽さは気にならなかったのですが、「厚み」がある為に、横風をモロに受けてしまうので風が強い日だと邪魔に感じることがよくありました。

とはいえ、以前の記事でも書きましたがコンデジを持参する際にはバックパック(のストラップ)が必要になる為、中身は大して入っていないのにドイターレースを担いで出かける日々。

もう少しコンパクトかつ軽量なバックパックが欲しいな、と。

ドイターにもロードワンとかウルトラライド6とかコンパクトな製品がありますが、シマノU-2はとにかく「厚み」が薄いので、横風の影響を最小化してくれそうです。
何より、今までドイター一筋で他社製品を知らないわけで、という浮気心が今回は働きました。

サイズ比較

今回一番困ったのは、シマノU-2のサイズが分からない、という点に尽きます。シマノさん、サイトにサイズ書きましょうよ・・・。
色々なショップの商品紹介読んでも書いてないし、自転車関連サイトのレビュー記事にもない。
店舗行くしかないっしょ、ということで ワイズロードに行くも、U-2が置いていない・・・。

もうね、個人ブログにかろうじて乗っているバックショットから最大限想像力を働かせましたよ・・・。

ということで、参考になればと今回はサイズの詳細をご紹介したいと思います。

size_comp_01

ドイターレースとシマノU-2を並べるとこんな感じです。
一回り小さいですね。
色味はドイターの方が「赤」という感じでシマノの方が少しオレンジ色寄りです。スカーレットは「黄味の赤」で伝統的に「炎の色」とされているそうです。だから商品名がスカーレット「フレイム」なんですね。

back_pack_01

バックショットはこんな感じ。ちなみに私の身長は170cmになります。日本サイズでMを変えば、165cm〜175cmのちょうどミドルレンジに入る、王道の中肉中背、でしょうか。
ジャージによってバックポケットの取り付け位置は違うので一概には言えませんが、私が来ているジャージだと、シマノU-2を背負ったままで左右のバックポケットは問題なくアクセスできます。
コンビニに寄った際に、サイクルメーターやスマホをハンドル回りから外した後にポケットにすぐ放り込んで移動できるのでこれはとても便利です。
ちなみに、ウェストベルトは着脱可能になっているので、私は取ってしまっています。

ちなみにドイターレースだとこんな感じ。

back_pack_04

普段ウェストベルトは使いませんが、もし使うとウェストベルトの中に手を潜り込ませる感じになるのであまり実用的ではありません。

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ウェストベルトを使っていないとアクセス可能ですが、少し手にバッグのお尻部分が当たる感じですので、横から回り込んで突っ込む感じになります。少し窮屈ですね。

back_pack_02

背負ってみると、そのぺったんこ加減がよく分かるかと思います。
横風なんて気にしなくて良さそうです。

back_pack_06

ドイターレースと比較するとその薄さがよく分かるかと思います。
2リットルという容量の少なさが成せる技ですが、ドイターのウルトラライド6も、そこそこ厚みがあったりします。
ドイターレースの厚み(奥行き)が公式だと16cm。ウルトラライド6が8cmですので、この半分になるわけですが、シマノU-2はそれ以上に薄いです。バックパックの厚みって計り辛いのですがメジャーを当ててみると、シマノU-2は大体3〜4cm程度になります。

で、背負ってみた時のサイズ比較を
作ってみました。

size_comp_02

写真を綺麗に同じ大きさに揃えるのが難しかったので、上部余白の5.5cmよりも下部余白の3.0cmが大きく見えますが、そこは気にしないで下さい・・・汗
サイズは実物をもとに計測していますので、上記数値を信じて頂ければと。

ドイターレースの高さは公式だと42cmなのですが、どうやら背中に当たる黒いメッシュ背当ての高さを計測している模様。そこだとぴったり42cmでした。
で、そこから赤いバッグ記事が張り出していて、その張り出し部分を計測すると43cmになりました。

シマノU-2は背当て部分も表面のバッグ記事も同様でおおよそ34.5cm。ウルトラライド6が40cm、ロードワンが44cmですので、ドイターの製品コンセプトとしては縦の高さは長めにとることで、背負った時に「肩・背中・腰」の3点に負荷を分散させているようです。対してシマノU-2は「肩・背中」だけであり、腰へはあまり当たりません。
正確に言うと、胸元で交差させるクロスハーネスでうまく胸にも負荷を分散させて、上体全体で包み込むようにしているようです。
もともとシマノU-2は容量2リットルということでそれ程重いものは入れられませんので、腰への分散を考えずに思い切って縦の長さを短く切り詰めることに成功したのでしょうね。

とはいえ比較写真を見ていただくと分かるように、下部余白だけを比較すると、ドイターレースよりも3cm短くなっただけだったりします。
たかが3cm、されど3cm、といったところでしょうか。

おそらく、バックパックに内容物が入って重量負荷がかかるとバッグはもっと下に落ちてくるので、実際のライド時には下部余白の差はもう少し大きくなりそうですが。

これにより、ジャージのバックポケットも有効活用できるようになりますので、実際の利用シーンを考えた際には全く異なる使用感となりますので、面白い商品コンセプトだなぁ、と関心しきりです。

(結論)ライドで使用したレポについては改めて。どうしても話が長くなりがちで一回では終わらないですね・・・。

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