■ ロードバイクでスナップ撮影をしたい

私はものぐさな人間です。
目的地に着いてからとか、補給の為の休憩中の撮影となればドイターレースの中にしまっているデジタル一眼を引っ張り出してくれば問題ありません。
自転車から降りている状態であれば、さすがにそれ位は面倒臭がらずにできます。



ただ、走行中に「おっ、ちょっと写真に撮りたいかも」と思ったくらいだと、自転車止めてビンディング外してドイターレースのチェストベルト外して肩から下ろしてファスナー開けてカメラ引っ張り出して、という一連の動作をイメージして「まぁ、いっか。。。」と諦めてしまいます。

それじゃあかん!!

最近そう思うようになったのです。
せっかくの(?)ぼっちライド。
誰に気兼ねするでもなく、ゆっくり写真撮影したって良いはずなんです。

いくら「おやつの時間までは帰ってきてねー」という娘のプレッシャーがあるとはいえ、ちょっと止まって撮影するくらい良いはずなんです。

そう分かっていても、毎回バックパックを下ろしてカメラを引っ張り出すのはなぁ。。。ということで、何か解決策を考えなければ。







1. ウェアラブルカメラ VS デジタルカメラ

気軽に撮影となると候補に上がるのはウェアラブルカメラ(アクションカメラ)。
ブログ書くなら楽ちんなのは、アクションカメラをハンドルマウントやヘルメットマウントで固定して、タイムラプス撮影でとにかく撮りまくる、というやつかと思います。

買って数回でオシャカにしてしまいましたが、実際にこちらは試してみました。

action_cam


以前のライド記事で一度しか使えていませんが(汗)、ブログ記事用としては十分な画質ではないかと思います。
1時間前後でバッテリーがなくなりますので、こまめにバッテリー交換するのはまだ我慢できるとして。
1秒おきに撮影、とかやると1時間で3600枚、5時間走ろうものならとんでもない枚数撮影されてしまいます。2秒おきでもその半分。
5秒おきとかにすると、「この写真とこの写真の間が欲しい」とかになります。ロードバイクだと秒速にして6〜8mくらいかと思いますが、5秒間隔だと30〜40mおきに撮影していることになりますので、そりゃ「既に通り過ぎましたよその風景」ということにもなりますよね。

1〜2秒間隔のタイムラプスだと数千枚にはなるわけで、そこからお目当ての写真を探し出すのは結構骨が折れるわけです。
おそらく所用時間を考えると、タイムラプスで撮りっぱなしにして帰宅後に時間をかけるよりは、撮りたい写真だけ現地で撮影したほうが効率的な気がします。

峠の上り坂とか、自転車を止めたくない場所では効果的なんですけどね。

ということで、ひとまずデジタルカメラでの運用を考えてみることにしました。
(一度破壊してしまったアクションカメラを、間を空けずに買い直すのも癪ですし。。。)


2. ステムバッグ? ドイターのサイドポケット? 

デジタルカメラとなると、それほど大きいわけでもないので、運搬方法の選択肢もいろいろあります。
お手軽な方法としては、ジャージのバックポケットに放り込むやり方かと思います。
ただし、汗でびしょびしょになりますので、ビニール袋的なもので包んでから入れる人が多いようです。
でもそうなると、折角の速写性が落ちません・・・?

実はこれまた個人的な好みなのですが、サイクルジャージのバックポケットに重いものを入れると「引っ張られる感」が出るのであまり好きになれません。
ただ、コンビニ休憩時とか停車時に、ハンドル周りにつけていたスマホやサイコンを一時的に収納する用途としては、バックポケットは大活躍するので重宝していますが、そのまま走り続けるのがダメなんですね。

私が現在唯一保有しているデジカメはOlympus TOUGH TG-820という古いカメラなのですが、防水カメラだったりするのでバックポケットに入れて汗で濡れるくらいなら問題なかったりします。
煩いことを言うと、この手の防水コンデジであっても年に一回くらいはゴムパッキン等を交換しないと完全な防水性は担保されなかったりするのですが、じっとり汗がつく、くらいなら問題ないかと。

そんなわけで一度バックポケットに入れて走ってみたこともあるのですが、やはり「引っ張られ感」が好きになれませんでした。

そうなると、ドイターのバックポケットはどうよ?となるのですが、残念ながら体が固い人間なもので、バックパックを背負ったままでは手が回りません。。。
バックパックを下ろさないと取り出せないとなると、速写性が著しく落ちるわけで。

そこで思い出したのが、以前デジタル一眼運用時に目をつけたステムバッグです。



これはおそらく大正解な気がします。
ただ、大きな段差で縦の衝撃が来た時に外に放り出されたりしないかな、という一抹の不安も。
ブログなど参考にさせて頂くと、大丈夫そうな気もしますが。

あとは、これ以上ハンドル周りがごちゃごちゃするのもなぁ、とうじうじと考えていたのですが、以下のカメラホルスターを見てピン、と湧いたイメージがありました。



30

自転車用途だと固定力に少し不安があるような気がしますが、この「胸の位置に固定される」というポジションは速写性の観点からはとても良さそうです。
で、色々と類似商品を見て回った結果、「カメラポーチがこの位置に固定されれば良いんじゃね?」と思い当たった次第です。

3. OUTDOOR カメラポーチを胸に固定!!

で、結局ぽちっとしたのがこちら。
色々見てきた他の商品よりも安く済みますしね。



この手のカメラポーチは世にたくさんありますが、ベルト通しがついている商品が多いです。
ただ「ベルト通し」ですので、ポーチ背面のベルトループは「縦」についている商品が多数を占めます。が、その中に少数ながらベルトループが「横」になっているものもある為、バックパックのショルダーストラップに通すことができるんですね。

case_01

こんな感じ。

case_02

case_03

裏から見るとわかりやすいですね。
ループに通しただけだと、そのまま重みで下にずり下がっていくのでは?と気になるかと思いますが、ちょうど横に張り出したチェストストラップの張り出しに引っかかって下がってくることはありません。

<で、装着した状態でドイターレースを背負うとこんな感じ。

case_04

これだと、停車時にさっと手を伸ばして簡単に取り出すことができます。
見た目の一体感とかは微妙かもですが。。。

ここ最近はこのポーチにデジカメ入れて走ってますが、まぁ便利です。
コンデジ運用では最強なのでは?と思うほど。

  • 停車時、ビンディングを外すことなく、右手をさっと胸元にもってくるだけでスムーズに取り出せる
  • 撮影後にしまうのも同じように楽ちん
  • 重さについては、前傾姿勢でかかる下向きの重量が、ショルダーストラップを介して背中側にも分散される為、ほとんと気にならない
  • 走っている時に邪魔になることもない。きっちり固定されているのでダンシングしようがほぼ気にならない
想像以上快適だったため、これなら高級コンデジとか買ってコンデジ一本で撮影に出るのもアリかもとか、そうなるとデジ一眼を入れる必要がないからバックパックはもっと小型軽量のものでも良いかもとか、更なる物欲と戦っているところだったりします。

(結論)ドイターさん、専用のオプション品としてデザイン性の良いもの作ってくれませんかねー。

 
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