ロードバイクとカメラ。
基本的に相性の良い趣味だと思います。
美しい景色に出会った時に、その場で即座に停車して撮影できる機動力の高さ。
ライドの記録を残す道具としても活躍してくれますし、ブログを書いていると、何かと写真は必要になるわけで。
かくいう私も、学生時代に自転車を始めた頃、ほぼ同時に写真趣味にも手を出しましたので、自転車趣味歴と写真趣味歴はほぼ同じだったりします。
以前はコンデジを愛用していた時期もありました。
ただ、スマホの進化とともに「コンデジならスマホでも良いかも」と思い始め、普段はスマホ、写真に力を入れたい時にはデジタル一眼を持ち出すようになりました。
今まで iPhone11 を使い続けてきたのですが、さすがにそろそろ古くなってきたこともあり、先日 iPhone15 Pro に乗り換えたのですが、ここまでカメラが進化すると、ブログならスマホだけで十分そうですね・・・。
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■ iPhone15 Pro のカメラ性能の進化に驚く
1. iPhone15 Pro のカメラ性能について
まずは iPhone15 Pro のカメラ性能について。
三眼カメラになっています。
超広角 | メイン | 望遠 | |
解像度 | 12MP | 48MP | 12MP |
焦点距離 | 13mm | 24mm | 77mm |
絞り値 | f/2.2 | f/1.78 | f/2.8 |
手ぶれ補正 | なし | センサーシフト式 | 光学式 |
動画目線では超広角もそれなりに使い所があるかと思いますが、カメラ(静止画)目線でいくと、焦点距離の13mmってすごいことですよね・・・。
なかなか使いこなすのが難しい焦点距離です。
個人的には、望遠の「77mm」という数値が、ペンタックスのリミテッドレンズを想起させて、ちょっと萌えてしまいます。
ペンタックスLXとセットで買いたくて、それでいて懐事情が厳しくて手を出せなかった憧れのレンズですね。
まさかこの歳になって77mmの焦点距離を使う日が来るとは思いませんでした。
2. 各焦点距離毎に撮影できる写真の違いについて
なんてうだうだ書いてきましたが、分かりやすく、各焦点距離でどういった写真が撮れるのかを試してきました。
ちなみに、以下はいずれも同じ位置から撮影しています。
24mmでも十分広角なんですよね。
13mmを活かそうとしたら、あと5〜6歩は前に出ないと無理そうです。
iPhoneでは「×1」としてメインカメラとされている24mmですが、一派的に「見た目に近い」と言われる標準と呼ばれるのは、「×2」の48mmですね。
ぱっと見たときの見た目の感覚に近いのはこちらです。
3. 望遠レンズのボケ味も自然に
こうやって実際に撮影してみると、77mmはなかなかに引き寄せ効果がありそうで、表現の幅が広がりそうですね。
デジタル一眼を持ち出す理由の一つに、望遠レンズの存在があるわけですが、ロードバイクを被写体とする限りにおいては、77mmで撮影できると、ほぼほぼ目的は達成できてしまいそうです。
ちなみに、77mmで撮影したものがこちら。
これだと 77mmが全く活きてこないのですが、デジタル技術の恐ろしい点として、ポートレート機能で撮影すると、背景を綺麗にぼかしてくれます。
スマホの背景ぼかし技術が出てきた黎明期には、正直鼻先で笑っていたものですが、今やかなり自然ですよね・・・。
ここまで出来てしまうと、デジタル一眼の出番がなくなってしまいそうです。
4. マクロ撮影も侮れない
続いてマクロ撮影機能について。
iPhone13 Pro 以降で可能になった機能ですが、これまたなかなかの性能で。
若干背景ボケが煩いのと、デジタル一眼のマクロレンズと比べてしまうと解像度がそこまで高くないという問題はありますが、なかなかの接写能力。
一年以上経過しているリアタイヤ。
そろそろ交換した方が良いかもですね・・・。
ロードバイクで出かけた出先でマクロ撮影をすることはあまり多くないのですが、ブログ写真用にマクロレンズを持ち出して撮影することは多いもので、それらがスマホで撮影できるようになってしまうと、本格的にデジタル一眼の出番がなくなってしまいますね。
綺麗な写真、こだわった撮影をしたいのであればデジタル一眼には敵わないな、というのが正直な印象ではありますが、ライドに出た際の記録がメインであれば、その手軽さ故にスマホで十分というよりは「スマホの方が良い」という時代になりました。
これはすごいです。
コメント
私も現在iPhone11ですが、そろそろ買い替えの時期でもあり15proを検討しています。
ロードバイクで走りに出る時にデジカメは嵩張るのでスマホに頼ってしまいますが、望遠域以外ならデジカメ要らないなと感じています。逆に気合を入れて撮る時は銀塩を持ち出しますからメリハリが付いて良いです。
個人的にはメインの焦点距離は35mm、望遠は85mm、超広角は21mmだったら嬉しいですね。もしくは24mm〜100mmのズームとか。
>shigeさん
35mm派なんですね!
私は50mm大好き人間なもので、28mmと50mmを持ち出すことが多かったのですが、一本勝負の場合には35mmが良いですよね。
iPhone15の良いところは(それ以前の機種でもそうだったかもですが)デフォルトの焦点距離を24mm / 28mm / 35mm から選べることですね。
あくまでもトリミングでしかないのですが、28mm / 35mm派の方は、最初から当該焦点域からスタートしてくれるのでとても便利な機能だと思います。
50mmは基本中の基本ですよね。私がカメラを始めた頃は最初に買うのが50mmでした。お金が無かったので暫くは50mm一本で撮りまくっていました。今のようにキットズームみたいなレンズは殆ど無かった時代です。
その後28mm、85mm、35mm、100mmマクロと言う具合にお金を貯めては少しずつ買い足して行きました。
スナップ写真は28mm派と35mm派がいて、私は28mmと50mmの中間の画角で撮れる35mmが好きでしたね。最初に買った35mmはDistagon 2.8/35で、暫くこのレンズだけで撮っていました。だいぶ後になってお金に余裕が出来た時に1.4/35を買い足したのですが、Planar 1.4/85よりデカくて重いのには閉口し、持ち出すのは相変わらず2.8の方が多かったですね。
すいません、年寄りのつまらぬ思い出話でした。
iPhone15Pro良いですね。今のスマホってカメラ競争にシノギを削ってるような所がありますが、それに比例して価格が高騰してるのは何だか違う気もします。20万超とかMacBookAirが買えるじゃねーか(笑)
>shigeさん
Distagonはコンパクトで写りも良いレンズですよね。
私は専ら小型軽量のZuikoを使うことが多かったのですが、どうしても憧れを断ち切れず、ヤシコンの159MMとPlanarの50mm / 85mmを中古で購入して子供の写真を撮っていました。
今は昔ほど個性的、魅力的なレンズが少なく寂しいですし、何よりデジタルで後から処理されてしまうのも便利ではあるのですが少し寂しいですね・・・。
159MM懐かしいですね。軽くてMMモードがあり、最高1/4000秒のシャッター速度が使えて、RTS2より安いと言う。当時はAEレンズしか持ってなかったのでMMモードを使う事は無かったですけど一時期RTS2より持ち出す機会が多かったです。ただファインダー情報が見辛いのが欠点で、Ariaが出た時に手放してしまいました。手元に残しておけば良かった。
Planar 50mm,85mmは定番中の定番で人気のあるレンズですね。85mmはピントが掴みにくく良くピントを外しましたが、それでもバッチリ決まった時の描写は何物にも代え難く、今でも時々持ち出しています。ただ中望遠レンズとしては同じPlanarの2/100の方が使い勝手は良かったですね。
ズイコーレンズは大学時代に友人がM-1(OM-1の初期ロット)を持っていて、時々貸して貰いました。G.ZUIKO AUTO-S 50mmF1.4は開放時のボケあしがPlanarより柔らかく独特の味わいがありましたね。オリンパスはマイクロフォーサーズに移行してしまいましたが、今でもカメラ事業を継続しているのは立派です(それに引き換え京セラは…)
>shigeさん
未だに現役ですか!
素晴らしいです。
私は以前整理する際に手放してしまったのですが、未だに中古価格は安定しているのがさすがヤシコンですね。
アダプターかましす前提で、またいつか手にしたいと思いつつ、自転車趣味でお財布は軽くなるばかりで悩ましい限りです。。。